4本のPKにエン=ネシリ退場…セビージャvsザルツブルクは白熱ドロー!《CL》
2021.09.15 03:44 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループG第1節、セビージャvsレッドブル・ザルツブルクが14日にサンチェス・ピスフアンで行われ、1-1のドローに終わった。
ラ・リーガでは開幕から2勝1分けの無敗スタートを飾ったロペテギ率いるチームは、カタールW杯南米予選の影響で先週末のバルセロナ戦が延期となったことで、万全のコンディション。ラメラやデラネイ、ラファ・ミルと新戦力はベンチスタートとなり、昨季の主力が揃ってスタメン入り。3トップは右からスソ、エン=ネシリ、パプ・ゴメスが並んだ。
立ち上がりから相手のプレスをうまくいなしていくセビージャ。開始6分には右サイド深くでヘスス・ナバスが上げたクロスをゴール前のエン=ネシリが頭で合わすが、これはわずかに枠の右に外れる。
一方、時間の経過と共に相手のボール回しに対応し始めたザルツブルクは、奪ったボールをアデイェミとシェシュコの2トップのランニングに合せてシンプルに背後のスペースへ送り届ける形で相手を引っくり返していく。
相手のPK失敗に救われたものの、以降もバタつくセビージャは20分に自陣ボックス内でヘスス・ナバスが不用意にアデイェミを手を使って押し倒してしまい、この試合2つ目のPK献上。これをスチッチに左隅へ決められてしまう。
さらに、ラフプレーが目立って自らリズムを崩すホームチームは、36分に再びロングボールで背後を取られてボックス右へ抜け出したアデイェミをGKブヌが遅れて倒してしまい、CL史上初となる1試合で3つ目のPK献上。だが、スチッチが右隅を狙って蹴ったシュートをGKブヌが読み切ると、この動きが気になったかスチッチのシュートは右ポストを叩いた。
ザルツブルクの2つのPK失敗に救われたセビージャは、今度はPKでスコアをタイに戻す。40分、ボックス内で足元に斜めのパスを受けたエン=ネシリが古巣対戦のDFウーバーのアフターチャージを受ける。一度プレーは流されたが、オンフィールドレビューの結果、PKが与えられた。これをキッカーのラキティッチが冷静に左下隅へ突き刺した。
その後、ザルツブルクはアデイェミ、セビージャはエン=ネシリとハーフタイム直前に決定機を作り合うも、前半45分だけでCL史上最多4つのPKが与えられた乱戦は1-1のイーブンでの折り返しとなった。
迎えた後半、セビージャはジョルダンとスソを下げてデラネイとオカンポスを同時投入。布陣を[3-4-2-1]の形に変更した。だが、キックオフ直後にはアデイェミにサイドを突破されてボックス左から際どいクロスを入れられ、これをシェシュコに右足でニア下に蹴り込まれる。だが、このピンチはGKブヌのビッグセーブで凌いだ。
守護神のビッグセーブで流れを引き寄せたいところだったが、この直後の50分には前半に1枚カードをもらっていたエン=ネシリが相手ボックス内でのシミュレーションによって2枚目のカードをもらい、痛恨の退場となった。
数的不利を背負ったことで、押し込まれる時間が長くなったホームチームは、並びを[4-4-1]の形に変更し、58分にパプ・ゴメスを下げてラメラ、66分にはラキティッチを下げてラファ・ミルを投入。守りを固めつつキープ力の高いラメラ、前線で身体を張れるラファ・ミルの特長を生かし、あわよくばカウンターからゴールを狙う姿勢も見せる。
74分にはそのラメラが粘って得た相手陣内右サイドでのFKから、キッカーのラメラが入れたクロスを中央で競り勝ったラファ・ミルがドンピシャのヘディングシュートを放つが、これはGKケーンの正面を突いた。
一方、切り札のアダムを投入するなど、数的優位を生かして勝ち点3を持ち帰ることを目指すザルツブルクだが、引いたセビージャの堅守を前に攻めあぐねる状況が続く。
その後もセビージャが数的不利を感じさせない気迫のこもった戦いぶりで互角以上の戦いを見せた白熱の一戦は、1-1のまま6分が加えられたアディショナルタイムに突入。よりリスクを冒したザルツブルクは、アーロンソンのミドルシュート、ショートカウンターからアダムのシュートと際どいシュートを放ったが、ここはGKブヌの連続セーブに阻まれた。
そして、CL史上最多4本のPKにカード10枚以上が乱れ飛んだ乱戦は、1-1のドローに終わった
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フランス王者リール、昨季ブンデスリーガ4位のヴォルフスブルクと同居も、グループ本命のセビージャは、プレーオフを制したオーストリア王者のザルツブルクとの初戦に臨んだ。立ち上がりから相手のプレスをうまくいなしていくセビージャ。開始6分には右サイド深くでヘスス・ナバスが上げたクロスをゴール前のエン=ネシリが頭で合わすが、これはわずかに枠の右に外れる。
一方、時間の経過と共に相手のボール回しに対応し始めたザルツブルクは、奪ったボールをアデイェミとシェシュコの2トップのランニングに合せてシンプルに背後のスペースへ送り届ける形で相手を引っくり返していく。
すると、12分にはペナルティアーク付近で仕掛けたアデイェミがDFジエゴ・カルロスのファウルを誘う。微妙な位置ではあったものの、VARのレビューの結果、エリア内でのハンドと判断されてPKが与えられる。だが、自らキッカーを務めたアデイェミの右下を狙ったシュートはGKブヌにコースを読まれた影響もあり、枠の右に外れた。
相手のPK失敗に救われたものの、以降もバタつくセビージャは20分に自陣ボックス内でヘスス・ナバスが不用意にアデイェミを手を使って押し倒してしまい、この試合2つ目のPK献上。これをスチッチに左隅へ決められてしまう。
さらに、ラフプレーが目立って自らリズムを崩すホームチームは、36分に再びロングボールで背後を取られてボックス右へ抜け出したアデイェミをGKブヌが遅れて倒してしまい、CL史上初となる1試合で3つ目のPK献上。だが、スチッチが右隅を狙って蹴ったシュートをGKブヌが読み切ると、この動きが気になったかスチッチのシュートは右ポストを叩いた。
ザルツブルクの2つのPK失敗に救われたセビージャは、今度はPKでスコアをタイに戻す。40分、ボックス内で足元に斜めのパスを受けたエン=ネシリが古巣対戦のDFウーバーのアフターチャージを受ける。一度プレーは流されたが、オンフィールドレビューの結果、PKが与えられた。これをキッカーのラキティッチが冷静に左下隅へ突き刺した。
その後、ザルツブルクはアデイェミ、セビージャはエン=ネシリとハーフタイム直前に決定機を作り合うも、前半45分だけでCL史上最多4つのPKが与えられた乱戦は1-1のイーブンでの折り返しとなった。
迎えた後半、セビージャはジョルダンとスソを下げてデラネイとオカンポスを同時投入。布陣を[3-4-2-1]の形に変更した。だが、キックオフ直後にはアデイェミにサイドを突破されてボックス左から際どいクロスを入れられ、これをシェシュコに右足でニア下に蹴り込まれる。だが、このピンチはGKブヌのビッグセーブで凌いだ。
守護神のビッグセーブで流れを引き寄せたいところだったが、この直後の50分には前半に1枚カードをもらっていたエン=ネシリが相手ボックス内でのシミュレーションによって2枚目のカードをもらい、痛恨の退場となった。
数的不利を背負ったことで、押し込まれる時間が長くなったホームチームは、並びを[4-4-1]の形に変更し、58分にパプ・ゴメスを下げてラメラ、66分にはラキティッチを下げてラファ・ミルを投入。守りを固めつつキープ力の高いラメラ、前線で身体を張れるラファ・ミルの特長を生かし、あわよくばカウンターからゴールを狙う姿勢も見せる。
74分にはそのラメラが粘って得た相手陣内右サイドでのFKから、キッカーのラメラが入れたクロスを中央で競り勝ったラファ・ミルがドンピシャのヘディングシュートを放つが、これはGKケーンの正面を突いた。
一方、切り札のアダムを投入するなど、数的優位を生かして勝ち点3を持ち帰ることを目指すザルツブルクだが、引いたセビージャの堅守を前に攻めあぐねる状況が続く。
その後もセビージャが数的不利を感じさせない気迫のこもった戦いぶりで互角以上の戦いを見せた白熱の一戦は、1-1のまま6分が加えられたアディショナルタイムに突入。よりリスクを冒したザルツブルクは、アーロンソンのミドルシュート、ショートカウンターからアダムのシュートと際どいシュートを放ったが、ここはGKブヌの連続セーブに阻まれた。
そして、CL史上最多4本のPKにカード10枚以上が乱れ飛んだ乱戦は、1-1のドローに終わった
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