リーグ戦低迷のユベントス、指揮官はCLでの奮起期待 「常に勝ちたいという気持ちがある」

2021.09.14 17:46 Tue
Getty Images
ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)初戦へ向けた意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

ユベントスは2014-15シーズンと2016-17シーズンにCL決勝へ進出しており、1995-96シーズン以来の優勝に王手をかけていたが、いずれもファイナルの舞台で敗れビッグイヤー獲得を逃す結果となった。
その後はマッシミリアーノ・アッレグリ監督が退任したことで、チームの競争力は低下。ここ2シーズンはCLでベスト16止まりとなっている。今季からアッレグリ監督が再任し悲願のCL優勝を目指しているが、チームはセリエA開幕からの3試合でいまだ勝利がなく調子は上がっていない。

こうした状況のなか、チームは14日に行われるCLグループH第1節でマルメと対戦する予定になっているが、試合前の公式会見に出席したアッレグリ監督は勝利のため努力を尽くす必要があるとコメント。同時に、リーグ戦での成績はいったん忘れる必要があると語った。

「今の状況は、前回の2014-15シーズンに私がここで戦ったときとは比較にならない。正しい基礎を築き最高の形で立ち向かうためにも、勝つ必要がある。何が起こるか予測することは難しいが、正しいことが起こるよう努力する必要があるだろうね。リーグ戦では適切なプレーをしているにもかかわらず結果が出ていないが、明日のCLでは気にせず集中しなければならない」
「明日はテクニカルな試合をすることが重要だ。相手は非常にフィジカルなチームであり、セットプレーをあまり許さないようにする必要がある。穏やかな気持ちで試合に臨み、結果にかかわらず何を改善すべきかを理解しなければならないだろう」

「我々皆に責任があり、このような時はより一層の責任感が求められる。我々は多くを改善しなければならない。試合の管理だけでなく、違いを生みそうな小さなことにも注意を払う必要があるだろう。ユベントスは少なくともCLの準々決勝進出を果たすという目標を掲げ、そこからは常に全力でプレーすべきだ。もちろん、我々は常に勝ちたいという気持ちを持っている」

また、アッレグリ監督はここ最近低調なパフォーマンスで批判を集めているGKヴォイチェフ・シュチェスニーの起用を明言。一方で、FWフェデリコ・キエーザとFWフェデリコ・ベルナルデスキを招集外とした理由などについても語った。

「シュチェスニーはハイレベルなGKであり、明日もプレーするだろう。キエーザは100%の状態ではなく、長期離脱のリスクを避けたかった。ベルナルデスキは土曜日に打撲を負い、深刻ではないがやはり危険にさらしたくはない。(デヤン・)クルゼフスキは重要なクオリティを持っているが、ゲームマネジメントの面を改善しないとね。彼が試合に出るかどうかは、明日の朝に私が決める」
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