選手と観客の乱闘事件が起きた一戦は再試合が決定、ニースは勝ち点剝奪もマルセイユはパイエら2選手が出場停止

2021.09.10 21:50 Fri
Getty Images
LFP(フランス・プロリーグ機構)が、選手と観客を巻き込んだ乱闘事件が起きたニースvsマルセイユの一戦について新たな処分を下した。
PR
8月22日にニースの本拠地であるアリアンツ・リビエラで行われたリーグ・アン第3節のニースvsマルセイユの一戦では、スタンドから投げつけられたペットボトルがマルセイユのMFディミトリ・パイエの背中を直撃。パイエがこれを投げ返すと、ニースの観客たちが一斉にスタンドを飛び出し、数十人がなだれ込み、収拾のつかない事態となった。
中断を挟んだ後、ニースの選手たちはピッチに戻ったものの、マルセイユの選手たちが戻ることはなく、試合はそのまま打ち切りになっていた。

その後、LFPは今回の事件を受け、同28日にアリアンツ・リビエラで行われるニースvsボルドーの無観客試合と共に、ピッチに侵入した観客の1人を殴打したマルセイユのフィジカルトレーナーであるパブロ・フェルナンデス氏への職務停止を言い渡していた。

8日に懲戒委員会を実施したLFPはこの件について、新たな処分を発表している。
①当該試合の再試合
②ニースの3試合を無観客試合とする(マルセイユ戦含む)
③ニースの勝ち点2剥奪(うち1ポイントは執行猶予)
④パブロ・フェルナンデス氏の今シーズンいっぱいの職務停止
⑤アルバロ・ゴンザレスの2試合出場停止
ディミトリ・パイエの1試合出場停止

なお、本件の懲戒委員会は15日に再び実施される。



PR
1 2
関連ニュース

ディ・マリアがマルセイユ戦先勝に導く今季EL4ゴール目 「優勝は重要な夢」

ベンフィカのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアがヨーロッパリーグ(EL)4強入りに前進し、今大会にかける思いを口にした。『UEFA.com』が伝えている。 ベンフィカは11日の準々決勝1stレグでマルセイユとホームで対戦。67分にピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで1点差に迫られたが、ラファ・シウバとディ・マリアの得点によるリードを守り抜き、2-1で先勝した。 右ウィングでスタートから出場したディ・マリアは1-0の52分にボックス右からの折り返しをワンタッチで押し込み、今大会4ゴール目で貴重な追加点。1週間後の18日に敵地で行われるリターンレグに向けて弾みをつけた。 チャンピオンズリーグやワールドカップをはじめ、数々のタイトルを手にするディ・マリアだが、『Sportv』のインタビューでマルセイユとの1stレグを振り返りながら、まだ経験のないEL制覇を夢だと語った。 「(EL優勝は)僕にとって重要な夢なんだ。このクラブや、素晴らしい仕事をして目標達成のために戦う選手たちにとってもね」 「僕らは素晴らしい試合をした。マルセイユはベンチにも素晴らしい選手がいる。何人かはベンチ入りし、大きな違いを生み出した」 「大事なのは2-1のリードとゴールの差だ。マルセイユがこの準々決勝に勝ち進んでいるのは多くの意味を持つ」 2024.04.12 16:30 Fri

ラファ・シウバ&ディ・マリア弾で逃げ切ったベンフィカがマルセイユに先勝!【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのベンフィカvsマルセイユが11日に行われ、2-1でベンフィカ勝利した。 ラウンド16でレンジャーズを下したベンフィカが、ビジャレアルを下したマルセイユをホームに迎えた一戦。 試合は16分にスコアが動く。ベンフィカはネレスのパスをボックス右手前で収めたテングシュテットの折り返しをボックス中央に走り込んだラファ・シウバがワントラップからシュートを流し込んだ。 1-0で迎えた後半、再びスコアを動かしたのはリードするベンフィカだった。52分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったディ・マリアがパスをボックス右に駆け上がったネレスが縦に切り込み、中央へラストパス。これを再び受けたディ・マリアがワンタッチでゴールに流し込んだ。 2点を追う展開となったマルセイユは、54分にムンバグナを下げてウナイを投入。すると67分、ウナイのロングスルーパスから上手くDFの裏に抜け出したオーバメヤンがボックス左からゴール右隅にシュートを決めた。 1点を返したマルセイユは、73分にもウナイの右クロスからファーサイドでフリーのアリに決定機が訪れたが、ボレーシュートは枠の左に外れた。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。ホームできっちり先勝に成功したベンフィカが準決勝進出に王手をかけた。なお、2ndレグは18日にスタッド・ヴェロドロームで行われる。 2024.04.12 06:27 Fri

10人のPSGがヴィティーニャ&ゴンサロ・ラモス弾で“ル・クラスィク”を制す!【リーグ・アン】

リーグ・アン第27節のマルセイユvsパリ・サンジェルマン(PSG)の“ル・クラスィク”が3月31日にスタッド・ヴェロドロームで行われ、0-2でPSGが勝利した。 代表戦前のモンペリエ戦でリーグ戦4試合ぶりの白星を飾った首位PSG(勝ち点59)が、公式戦2試合勝利のない7位マルセイユ(勝ち点39)のホームに乗り込んだ一戦。 共に[4-3-3]の布陣を採用し、ミラーゲームの形となった試合。キックオフから主導権争いが続くなか、PSGは5分にチャンス。デンベレのパスでボックス右深くまで駆け上がったコロ・ムアニがダイレクトで折り返すと、GKパウ・ロペスが弾いたボールをファビアン・ルイスが詰めたが、シュートは枠を外れた。 対するマルセイユは17分、敵陣中盤で得たFKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、バイタエルエリア中央でボールを拾ったヴェレトゥがミドルシュートでゴールを脅かしたが、左ポストを掠めたボールは左に外れた。 徐々にポゼッションで上回るPSGは、29分にデンベレンのスルーパスでボックス右から侵入したコロ・ムアニに決定機が訪れたが、シュートは飛び出したGKがブロック。さらに30分には、中盤からドリブルでボックス内まで切り込んだデンベレがシュートを放ったが、これはゴール左に外れた。 ハーフタイムにかけても拮抗した展開が続く中、PSGは40分に自陣からのクリアボールに反応したオーバメヤンをベラウドが横から押し倒すと、オンフィールドレビューの末に悪質なタックルと判定され、一発退場となった。 ゴールレスで迎えた後半、10人のPSGはコロ・ムアニを下げてイ・ガンインを投入。すると53分、ドリブルで中央を切り裂いたヴィティーニャのパスをボックス右に侵入したデンベレがダイレクトで折り返すと、ボックス中央で再びボールを受けたヴィティーニャがワントラップからゴール左へシュートを流し込んだ。 先制を許したマルセイユだったが、すぐに反撃。すると58分、ボックス左横でパスを受けたアリがカットインからシュート。これはGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球をヴェレトゥが右足ボレーでゴールに叩き込んだ。だが、同点かに思われたこのプレーはオフサイドポジションでGKのプレーに関与したルイス・エンヒキのオフサイドを取られてゴール取り消しとなった。 その後は両チームが選手を入れ替えながらゴールを目指すと、再びスコアを動かしたのはPSGだった。相手CKのクリアボールからカウンターを仕掛けると、アセンシオのラストパスを受けたゴンサロ・ラモスがボックス内まで切り込み、ゴールネットを揺らした。 2点を追うマルセイユは87分、ウナイのロングフィードからゴール前に抜け出したムンバグナがチャンスを迎えるが、これは飛び出したGKがパンチング。さらにこぼれ球をアリが詰めたが、これもGKドンナルンマの体を張ったセーブに防がれた。 結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。数的不利ながら後半の2得点で“ル・クラスィク”を制したPSGが2年連続のシーズンダブルを達成した。 2024.04.01 05:45 Mon

マルセイユが宿敵PSG戦でホームゲーム歴代最多観客動員を記録へ! 灼熱のダービー“ル・クラスィク”

マルセイユがパリ・サンジェルマン(PSG)とのル・クラスィクで記録的観客動員へ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 フランス随一の名門マルセイユ。近年後塵を拝すPSGとは20世紀から激しいライバル関係にあり、フランス・ダービーとも代用されるル・クラスィクの一戦は、常に尋常ではない緊張感が漂う。 今季2度目のル・クラスィク(リーグ・アン第27節)が31日に控えるなか、今回はマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームでの激突。すでにチケットが完売しているという。 前回のマルセイユホームでのPSG戦は2023年2月。6万5984人が詰めかけた一戦は、敵地に乗り込んだPSGがFWキリアン・ムバッペの2得点1アシストで0-3と完勝を収めている。 今回はPSGサポーターの渡航が禁止されていながら、マルセイユは公式Xを通じ「全てのスポーツ競技を合わせ、スタッド・ヴェロドロームでの歴代最多観客動員となる見込み。絶え間ないサポートに感謝する」と声明。PSGは120%アウェイの状況でル・クラスィクを迎えることになる。 2024.03.29 16:30 Fri

「新しい文化を知るために…」世界を股にかけてプレーするゴミスがその理由を語る

川崎フロンターレに所属する元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが、日本での生活や世界各国でプレーする理由を語った。 サンテチェンヌでキャリアをスタートさせたゴミスは、フィジカルの強さを武器にリヨンやスウォンジー、マルセイユ、ガラタサライ、アル・ヒラルと数多くのクラブでプレー。 2023年夏から川崎Fに加入すると、2023シーズンは明治安田生命J1リーグで8試合に出場し3アシスト。天皇杯で1試合に出場。今シーズンはJ1で1試合、FUJIFILM SUPER CUPで1試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で5試合に出場していた。 ケガのためフランスに一時帰国しているゴミスは、フランス『RMCスポーツ』のインタビューで、世界各国でプレーする理由を語った。 「日本での生活をとても気に入っているよ。僕の家族も気に入ってくれている。僕はフランスで長い時間を過ごしたから、新しい文化を知るために、少し前に家族と一緒に世界を巡ることを選んだんだ。そうして僕は世界中を飛び回り、いくつものクラブに所属して、すでに数カ国でプレーした」 「トルコとサウジアラビアでは個人とチームの両方でいくつものタイトルを獲得したが、最後に新たな国で家族とともに最高の結果を残したいと思ったんだ」 「この歳になると、家族の協力が不可欠で、僕は彼らのサポートがあったからこそ、日本への移籍を選ぶことができた。僕たちは皆、日本のような美しい国を訪れたいと思っていたから、それが実現できたんだ」 2024.03.28 23:55 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly