大久保のダメ押しゴールでC大阪が札幌に快勝! 3日後に再戦へ【明治安田J1第19節】
2021.09.08 21:30 Wed
8日、明治安田生命J1リーグ第19節の北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪が札幌厚別公園競技場で行われ、0-3でC大阪が勝利した。
C大阪のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウトステージ進出に伴い、開催が延期されていた一戦。順位表で並んでいる両クラブによるこの一戦は、11位の札幌が勝利すると12位のC大阪を勝ち点差6に突き放し、反対にC大阪が勝利すると得失点差により札幌を追い越すことができる重要なもの。
この試合にYBCルヴァンカップから中2日で挑む両クラブ。ホームの札幌は前回のリーグ戦からスタメンを2名変更。1日のルヴァンカップ準々決勝第1戦のFC東京戦のキックオフを前に急遽ベンチ外となったチャナティップに加え、5日の第2戦で前半途中交代となった福森がメンバー外。準々決勝の両試合で先発起用されたジェイがベンチスタートとなっており、ワントップを小柏が務める。
一方のC大阪は、大阪ダービー3連戦を2勝1敗で勝ち越し。5日のルヴァンカップ準々決勝第2戦では4-0でガンバ大阪に快勝し、準決勝へ駒を進めた。11日にはJ1第28節で札幌との連戦を控え、15日にはACLのラウンド16も予定されている中、前回のリーグ戦からスタメンを3名変更。丸橋の負傷により先発起用となった左サイドバックの小池に加え、2トップの一角に大阪ダービーでもゴールを挙げた山田を起用した。
試合は、両ウイングバックを使って幅広い攻撃を仕掛ける札幌、2トップを起点にアタックエリアを広げていくC大阪という構図で進行。互いにアタッキングサードまでボールを運ぶことはできているものの、強度の高いプレスをかわせず、決定的なチャンスを作り出すことができない。
徐々にチャンスを作り始めた両チーム。飲水タイム後に攻防が激しくなってくると、38分に札幌の金子が混戦の中でボールをキープしてチャンスメイク。しかし、これはゴールまでは進めない。一方、徐々に流れを奪われつつあったC大阪は、41分に右CKから生じた混戦から西尾がシュートを放つが、GK菅野のゴールライン上でのスーパーセーブによりノーゴール。その後、こぼれ球を再び瀬古が押し込もうとするも、ゴールポストに阻まれゴールとはならない。
ゴールレスで折り返すかと思われた前半アディショナルタイム1分、C大阪がついに均衡を破る。札幌の大きなクリアボールを松田陸がダイレクトでセンターサークル付近から左ワイドの原川へ送ると、フリーで受けた原川が左足でセンタリング。このボールをゴール前の藤田が打点の高いヘディングでゴール右へ押し込み、アウェイチームが待望の先制点を挙げた。
C大阪のリードで折り返した試合は、後半開始から両チームのベンチが動く展開となる。ビハインドの札幌は、後半開始から菅に代えてこの日がJリーグデビューとなるミラン・トゥチッチを投入。一方のC大阪も、乾と松田力を投入して追加点を狙う。
すると、早速C大阪の采配が的中することとなる。51分、原川の巻いて入ってくる左CKを投入直後の松田力がニアで合わせヘディングシュート。ゴールへ向かって行くボールをGK菅野が触りはしたものの、弾き切ることができずにゴールイン。松田力の公式戦2戦連発で、C大阪が札幌を突き放す。
まずは1点を返したい札幌は、小柏に代えて長身のジェイを投入。するとジェイをターゲットとする攻撃が増加。63分に駒井の右サイドからのクロスにヘディング、72分には左サイドの高嶺のクロスにまたもヘディングで合わせるもポスト直撃と、得点の匂いを窺わせる。
しかしながらゴールへ繋がらない札幌に対し、C大阪は後半途中投入の大ベテランが試合を決定づけた。88分にスローインから左サイドでボールを受けた西川が、ドリブルで駆け上がりグラウンダーのクロスを上げる。これは札幌DFにカットされたものの、乾がボックス内で拾い後ろにいた大久保へボールを下げると、大ベテランが相手のスライディングをかわしてボックス内中央からシュートを放つ。狙い済まされたシュートがゴール右に決まり、C大阪が試合を決定づけた。
その後、C大阪が最後までゴールを割らせることなく試合終了。悪い流れを断ち切ることができなかった札幌は、リーグ戦4戦未勝利で公式戦連敗。一方、重要な一戦を制したC大阪は、得失点差により札幌を抑えて11位に浮上した。
北海道コンサドーレ札幌 0-3 セレッソ大阪
【C大阪】
藤田直之(前46)
松田力(後6)
大久保嘉人(後43)
C大阪のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウトステージ進出に伴い、開催が延期されていた一戦。順位表で並んでいる両クラブによるこの一戦は、11位の札幌が勝利すると12位のC大阪を勝ち点差6に突き放し、反対にC大阪が勝利すると得失点差により札幌を追い越すことができる重要なもの。
一方のC大阪は、大阪ダービー3連戦を2勝1敗で勝ち越し。5日のルヴァンカップ準々決勝第2戦では4-0でガンバ大阪に快勝し、準決勝へ駒を進めた。11日にはJ1第28節で札幌との連戦を控え、15日にはACLのラウンド16も予定されている中、前回のリーグ戦からスタメンを3名変更。丸橋の負傷により先発起用となった左サイドバックの小池に加え、2トップの一角に大阪ダービーでもゴールを挙げた山田を起用した。
試合は、両ウイングバックを使って幅広い攻撃を仕掛ける札幌、2トップを起点にアタックエリアを広げていくC大阪という構図で進行。互いにアタッキングサードまでボールを運ぶことはできているものの、強度の高いプレスをかわせず、決定的なチャンスを作り出すことができない。
そんな中、C大阪が積極的なプレスから決定機を作る。21分、右サイドの高い位置で坂本がボールを奪うと、そのこぼれ球を加藤がボックス内で拾いそのままシュート。ここはGK菅野がビッグセーブでしのいだ札幌も、直後の22分に右サイドの高い位置でルーカス・フェルナンデスがボールを奪いチャンス到来。ボックス内でパスを受けた小柏がワントラップしてシュートを放つも、GKキム・ジンヒョンにセーブされた。
徐々にチャンスを作り始めた両チーム。飲水タイム後に攻防が激しくなってくると、38分に札幌の金子が混戦の中でボールをキープしてチャンスメイク。しかし、これはゴールまでは進めない。一方、徐々に流れを奪われつつあったC大阪は、41分に右CKから生じた混戦から西尾がシュートを放つが、GK菅野のゴールライン上でのスーパーセーブによりノーゴール。その後、こぼれ球を再び瀬古が押し込もうとするも、ゴールポストに阻まれゴールとはならない。
ゴールレスで折り返すかと思われた前半アディショナルタイム1分、C大阪がついに均衡を破る。札幌の大きなクリアボールを松田陸がダイレクトでセンターサークル付近から左ワイドの原川へ送ると、フリーで受けた原川が左足でセンタリング。このボールをゴール前の藤田が打点の高いヘディングでゴール右へ押し込み、アウェイチームが待望の先制点を挙げた。
C大阪のリードで折り返した試合は、後半開始から両チームのベンチが動く展開となる。ビハインドの札幌は、後半開始から菅に代えてこの日がJリーグデビューとなるミラン・トゥチッチを投入。一方のC大阪も、乾と松田力を投入して追加点を狙う。
すると、早速C大阪の采配が的中することとなる。51分、原川の巻いて入ってくる左CKを投入直後の松田力がニアで合わせヘディングシュート。ゴールへ向かって行くボールをGK菅野が触りはしたものの、弾き切ることができずにゴールイン。松田力の公式戦2戦連発で、C大阪が札幌を突き放す。
まずは1点を返したい札幌は、小柏に代えて長身のジェイを投入。するとジェイをターゲットとする攻撃が増加。63分に駒井の右サイドからのクロスにヘディング、72分には左サイドの高嶺のクロスにまたもヘディングで合わせるもポスト直撃と、得点の匂いを窺わせる。
しかしながらゴールへ繋がらない札幌に対し、C大阪は後半途中投入の大ベテランが試合を決定づけた。88分にスローインから左サイドでボールを受けた西川が、ドリブルで駆け上がりグラウンダーのクロスを上げる。これは札幌DFにカットされたものの、乾がボックス内で拾い後ろにいた大久保へボールを下げると、大ベテランが相手のスライディングをかわしてボックス内中央からシュートを放つ。狙い済まされたシュートがゴール右に決まり、C大阪が試合を決定づけた。
その後、C大阪が最後までゴールを割らせることなく試合終了。悪い流れを断ち切ることができなかった札幌は、リーグ戦4戦未勝利で公式戦連敗。一方、重要な一戦を制したC大阪は、得失点差により札幌を抑えて11位に浮上した。
北海道コンサドーレ札幌 0-3 セレッソ大阪
【C大阪】
藤田直之(前46)
松田力(後6)
大久保嘉人(後43)
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