ラ・リーガ2試合延期に連盟が反対声明「危険な前例になりかねない」
2021.09.08 14:14 Wed
スペインサッカー連盟(RFEF)は7日、ラ・リーガ第4節のセビージャvsバルセロナおよびビジャレアルvsアラベスの延期について反対声明を発表した。
そこでラ・リーガや延期を強く要望していたセビージャはRFEFに対して日程変更を要請。連盟はそれを受け入れない姿勢をとっていたが、スポーツ上級協議会(CSD)が承認したことで、一時的に延期が決定した状態にある。
だが、RFEFは改めて延期反対の意見を強調。延期決定は今後のフットボール界において危険な前例になりかねないとし、アフリカネイションズカップや他大陸の大会が開催された時、多くのクラブが延期を要求できる隙を与えてしまうという旨の主張を発した。
また、今回の決定を下したCSDに対して、参加チーム間の公平性や大会の健全性を危険にさらしたと非難。同一大会、同一カテゴリーのチーム間で完全な不平等を許すわけにはいかないと、強い否定感をあらわにした。
なお、FIFA(国際サッカー連盟)、UEFA(欧州サッカー連盟)もRFEFに同調している。
PR
ラ・リーガでは、今月のカタール・ワールドカップ南米予選の日程に関して不服とする声が挙がっていた。今回の南米予選は新型コロナウイルスの影響もあり、第10節にあたる各試合が9日に組み込まれる過密スケジュールとなっており、クラブによっては週末のリーグ戦で大きな打撃を被ることが懸念されていた。だが、RFEFは改めて延期反対の意見を強調。延期決定は今後のフットボール界において危険な前例になりかねないとし、アフリカネイションズカップや他大陸の大会が開催された時、多くのクラブが延期を要求できる隙を与えてしまうという旨の主張を発した。
また、今回の決定を下したCSDに対して、参加チーム間の公平性や大会の健全性を危険にさらしたと非難。同一大会、同一カテゴリーのチーム間で完全な不平等を許すわけにはいかないと、強い否定感をあらわにした。
最後に、「この措置により、CSDはこれまでにない法的な一線を越えてしまい、スペインのスポーツやCSD自体に悲惨な結果をもたらす可能性があります」と、完全対立の姿勢を強めている。
なお、FIFA(国際サッカー連盟)、UEFA(欧州サッカー連盟)もRFEFに同調している。
PR
|
関連ニュース