「最低限の結果は出せた」キャプテンの吉田麻也は代表選手としてのメンタリティを再確認「一瞬一瞬を大切に」

2021.09.08 06:48 Wed
©︎JFA
日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア)が、中国代表戦を振り返った。

7日、日本はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦で中国代表と対戦した。
初戦のオマーン代表戦をホームで0-1と落としている日本。必勝で臨んだ一戦は、序盤から日本が主導権を握り攻め込む展開となる。

[5-3]のブロックを作りなかなか崩させない中国だったが、40分に右サイドを伊東純也が突破。そこからクロスを上げると、大迫勇也が合わせてゴール。この1点を守り切り、0-1で勝利を収め、最終予選初白星を飾った。

試合後、メディアのオンライン取材に応じた吉田は、中国戦の勝利を受けた心境を語った。
「もちろん満足できる結果ではなかったですが、今日勝ち点3取れて、次に繋げられたなと思います」

「今日みたいな精神的な準備で試合に臨まなければいけないですし、これがスタンダードにならないといけないと思います」

「試合の内容は手放しで喜べるものではないですが、これが最終予選だと思いますし、とにかく勝ち点3を取れたことが良かったと思います」

前半から主導権を握って押し込む中で、なかなかゴールが奪えず。後半もゴールが奪えないまま推移していた。

守りの意識については「追加点を狙いに行っていました。後半の最初の10分はプレスをもう一回かけて、相手を圧倒したいと思っていました。追加点を取って楽になりたかったですが、そうならなかったです」と、チームとしては追加点を目指していたと語った。

「流れが相手に向かいそうになって、相手もブラジル人の選手を投入して勢いを持ってきたと。後ろは我慢することが大事で、それがオマーン戦でできなかったことなので、ゼロに抑えたことは評価できると思います」

「もちろん1-0の結果に満足はしないですが、最低限の結果は出せたと思います」

今回のオマーン戦敗戦の理由でもあるコンディションについては「9月のシリーズは毎回難しくて、日本からヨーロッパに向かって、割と早いタイミングで日本に帰ってきて、ヨーロッパは涼しくなっている国が多い中で日本で戦うことや、プレシーズンで自分たちのチームでのサッカーを落とし込んだ後に代表に帰って、代表に合わせることなど、簡単ではないです」と、9月の代表活動はいつも難しいとコメント。「それにしても1試合目は精神的な準備が足りていなかったというのは、正直思います。そこは不足していたかなと思いますし、大きな反省材料であることは間違いないです」と語り、それでもオマーン戦へのメンタリティは悪かったと語った。

今回の中国戦に向けて、チームとして精神面で打った手については「1試合目が終わった後に誰もが不十分だったことは認識していたと思いますが、なぜこの最終予選が大切なのかをもう一度再確認しなければいけないですし、本来であれば、1試合目の前にするべきだったのかもしれません」と語り、オマーン戦の前に話し合うべきだったとコメント。「そこは僕自身もミスがあったと認めざるを得ないです」と、キャプテンとして反省した。

ただ「もう1回カタールに来て、そこを再確認しました」とし、「カタールの初日の練習から明らかに変わっていたと思います。毎回そういう気持ちでこの代表に全員が挑まなければいけないですし、僕自身もそうですが、代表でのキャリアは短く、一瞬一瞬を大切に過ごしてプレーしなければいけないと思います」と、今後も同じ気持ちで臨む必要があると語った。

10月にはサウジアラビア代表、オーストラリア代表とグループのライバルとの直接対決が控えている。

残りの期間でやるべきことについては「自チームで試合に出ることですね」とキッパリ。「日本、カタールを経て帰ってきたら疲れているとみられますし、移動だったりを言い訳にされて、ベンチに追いやられることはあると思います」と自身の経験から、苦しい立場になる可能性があるとコメント。「それでも練習から高いパフォーマンスを示して、チャンスを掴んで、1人1人が良いコンディションで10月を迎えるということが大事だと思います」と、しっかりとアピールを続けて、パフォーマンスを高くたモス必要があるとした。

また「今日もケガ人が何人か出て、ケガで離脱した選手もいるし、色々な選手が代わりに出ると思います」と語り、「今日もスタメンが何人か変わりましたが、そういう選手たちが結果を出すことが何よりも大事になると思います。激しい競争で選手は成長できますし、クラブでも代表でも同じかなと思います」と、今回出場機会がなかった選手も、出番が来ると考えて準備を万全にすべきだとした。

今回の中国戦はメンタル面での準備はしっかりできたが、戦術的な面ではまだ改善点があるという。

「特に前半ですが、典型的なアジアの戦いの試合の中で、相手がブロック敷いて、低い位置で守備固めをしてくると。それを崩すのは、このチームだけじゃなく、前回もそうですし、ザックジャパンの時もそうですが、簡単じゃないです」

「オリンピックのスペイン戦もそうですが、僕らがブロックを作って、彼らが崩す。非常に四苦八苦していました」

「どのチームにとってもそれを打破することは簡単ではないですが、取るべき選手がしっかり結果を残してくれたことは非常に心強いと思いましたし、試合を決定づける仕事ができる選手が前にいてくれたら非常に助かるなと、大迫選手を見ていて感じます」

「引き続きこういった試合で複数得点を奪えないと、イレギュラーで失点することもあるだろうし、後半は最後押し込まれる時間帯もあったので、1点目をとることも大事ですが、追加点を取って相手の勢いを止めなければいけないというのは課題だと思います」

ただ、積極性はオマーン戦よりもあったのは明白。吉田も「短いボールをサイドチェンジを織り交ぜながら、長いボールを入れつつ、色々なパターンの攻めを前半はトライしました」と語り、「僕自身も仮に通らなくても長いボールを裏に出すことによって、相手の守備組織を崩す。クリアボールが中途半端になって、それを拾えば、相手が崩れている状況で攻められるので、繋がらないロングボールと思われるかもしれないですが、相手を下げさせる意味では非常に大事です」と、有効打を打てていたと手応えを語った。

また「そうなれば楔がきいてきて、ワンタッチで入ると変化が起きると思っていました」としながらも、「ただ、なかなかそれがゴールに結びつかなかったのは残念ですが、攻め方は悪くないと思います。セットプレーでなかなか点を取れていないので、そのあたりの改善も必要になると思います」と、やはりゴールを効果的に奪えなかったことを悔やんだ。

コンディション面では10月のサウジアラビアとの対戦は、アウェイの地で行われるために、時差ボケや移動疲れは海外組にとって大きなプラス材料となる。

「サウジが暑いかどうか把握できていないですが、時差が1時間で移動の距離が短いのは大きいです」

「もう1つは9月のシリーズから10月のシリーズへの間隔が短いので、擦り合わせに時間がかからないことは大きいです」

「ただ、サウジも良い準備ができていると思いますが、次の10月のシリーズが前半戦のカギになると思います」

「サウジとオーストラリアがどちらも勝ち点6で、僕らが3なので、この2つを叩ければ勝ち点9で同率で首位に並べる可能性が出てくると。こんなにも早く取り戻せるチャンスが目の前にくるということで、モチベーション高くやらなければと思っています。ここの試合がカギになると思います」
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U-23日本代表は25日、AFC U-23アジアカップ準々決勝でU-23カタール代表と対戦し、前半を1-1のスコアで終えた。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。上位3チームがストレートイン、4位チームがアフリカ予選4位のU-23ギニア代表との大陸間プレーオフに臨む。 グループステージ最終節でU-23韓国代表に0-1と競り負けてグループB2位通過となった日本は、この準々決勝でグループA首位通過で開催国のカタールと対峙した。 大岩剛監督は引き続き[4-3-3]の布陣を採用した中、韓国戦から高井幸大を除く先発10人を変更。GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢。中盤は藤田譲瑠チマをアンカーに配し、インサイドハーフに山本理仁、松木玖生。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、佐藤恵允が並んだ。 試合は開始早々に日本が動かす。開始2分、自陣右サイドで関根が縦に蹴り込んだロングフィードは相手に渡るが、バックパスを狙っていた山田楓がボックス手前右でカット。そのまま内側に切り込んで得意の左足を振り抜くと、ほぼ回転のない鋭いシュートがゴール右に突き刺さった。 今大会好調のレフティーの鮮烈な一撃によって電光石火の先制点を挙げた日本。以降はカタールの反応を窺いつつ、前から圧力をかけて主導権掌握を目指す。10分にはボックス付近で藤田が果敢にドリブルで仕掛け、ボックス右のライン際から浮き球クロス。これをゴール前の細谷が頭で合わすが、DFの寄せもあって枠を捉え切れない。 立ち上がりの攻防でペースを掴んだ日本は、早い時間帯の追加点を奪うべく松木のミドルシュートや山田楓の直接FKで相手ゴールを脅かしていく。だが、前半半ばには一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれる。 24分、左から中央を経由したボールが意図せずに流れると、アル・ヤジディが早いタイミングで正確なクロスを供給。これをボックス中央でDF関根を振り切ったアル・ラウィに打点の高いヘディングで合わされると、GK小久保が一歩も動けずにゴール右上隅に突き刺さった。 ここまで良い戦いを見せながらも一発の怖さを改めて実感させられた日本。この失点によって相手に流れを持っていかれる形となったが、時間の経過と共に押し返していく。37分には左サイドでのスローインからボックス左で収めた松木がゴールライン際から鋭いクロス。これにファーの細谷が反応したが、懸命に伸ばした右足のワンタッチシュートは枠の右に外れる。 だが、この直後の38分には松木が背後に入れた縦パスに反応した細谷がボックスギリギリの位置でGKユセフと交錯。ユセフは先にヘディングでボールをクリアしたが、その際に右足裏で細谷の腹部を蹴っており、レッドカードに値する危険なプレーの可能性があるとしてオンフィールド・レビューの対象に。結果的に主審は意図的な悪質なプレーと判断し、ユセフにレッドカードを掲示した。 これで数的優位を手にした日本は相手が10人で守り慣れる前に、10分が加えられたアディショナルタイムで攻勢を仕掛けたが、割り切って後ろを固めたカタールの守備をこじ開けるまでには至らず。1-1のイーブンで試合を折り返した。 U-23カタール代表 1-1 U-23日本代表 【カタール】 アル・ラウィ(前24) 【日本】 山田楓喜(前2) ◆U-23日本代表出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 関根大輝(柏レイソル) 高井幸大(川崎フロンターレ) 木村誠二(サガン鳥栖) 大畑歩夢(浦和レッズ) MF 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 松木玖生(FC東京) FW 山田楓喜(東京ヴェルディ) 細谷真大(柏レイソル) 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 2024.04.25 23:58 Thu

U-23日本代表、パリ五輪へ勝利必須のカタール戦のスタメン発表! 韓国戦から10名変更で、ベストメンバーで臨む

25日、AFC U23アジアカップの準々決勝のU-23カタール代表vsU-23日本代表が行われる。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権をかけるアジア最終予選となる大会。ここが最も大きな山場のステージとなる。 ここで敗れた国はパリ行きの切符を手放すことが確定。逆に勝利すれば、大陸間プレーオフを含めて切符獲得の可能性が残る。 初戦のU-23中国代表戦で退場となったDF西尾隆矢(セレッソ大阪)は3試合の出場停止の3試合目。ここまで起用ができないという状況となっている。 大岩剛監督は韓国戦から10名を変更。DF高井幸大(川崎フロンターレ)のみが継続して先発出場。GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)が戻り、右サイドバックに関根大輝(柏レイソル)、左サイドバックに大畑歩夢(浦和レッズ)、センターバックの一角に木村誠二(サガン鳥栖)がはいる。 中盤は藤田譲瑠チマ、山本理仁(シント=トロイデン)に松木玖生(FC東京)と盤石の3人に。3トップも左に佐藤恵允(ブレーメン)、右に山田楓喜(東京ヴェルディ)、トップに細谷真大(柏レイソル)となった。 U-23カタール代表戦は25日の23時00分キックオフ。NHKとDAZNで中継される。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 4.関根大輝(柏レイソル) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 21.大畑歩夢(浦和レッズ) 22.高井幸大(川崎フロンターレ) MF 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 17.松木玖生(FC東京) FW 10.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 11.山田楓喜(東京ヴェルディ) 19.細谷真大(柏レイソル) ◆サブ GK 12.野澤大志ブランドン(FC東京) 23.山田大樹(鹿島アントラーズ) DF 2.半田陸(ガンバ大阪) 15.鈴木海音(ジュビロ磐田) 16.内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) MF 6.川崎颯太(京都サンガF.C.) 13.荒木遼太郎(FC東京) 14.田中聡(湘南ベルマーレ) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 18.内野航太郎(筑波大学) 20.平河悠(FC町田ゼルビア) ◆出場停止 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) 2024.04.25 21:48 Thu
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