最終予選初勝利の森保一監督「反発力を持って良いエネルギーを作り出してくれた」、サウジ&豪州の連戦は「より厳しい試合に」

2021.09.08 05:41 Wed
©︎JFA
日本代表の森保一監督が、中国代表戦を振り返った。

7日、日本はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦で中国代表と対戦した。
初戦のオマーン代表戦をホームで0-1と落としている日本。必勝で臨んだ一戦は、序盤から日本が主導権を握り攻め込む展開となる。

[5-3]のブロックを作りなかなか崩させない中国だったが、40分に右サイドを伊東純也が突破。そこからクロスを上げると、大迫勇也が合わせてゴール。この1点を守り切り、0-1で勝利を収め、最終予選初白星を飾った。

試合後、メディアのオンライン取材に応じた森保監督は、敗戦に終わったオマーン戦からのこの中国戦までの選手への働きかけについて語った。
「オマーン戦を戦って、今日の中国戦ということでしたけど、コンディションがやはりオマーン戦はなかなか選手がベストな状態とは言いがたい状況の中で、どうやって戦ったら良いかということは私自身の反省としてありました」

「オマーン戦から中国戦に向けて、まずは選手たちのメンタル面、フィジカル面のコンディションの部分で、少しでも体力的なところを回復してもらうことと、メンタル的にはオマーン戦の成果と課題というところをまず整理して、今日の中国戦に向かうということを働きかけました」

「チームとしても選手たちだけでもミーティングを開いてくれて、オマーン戦も最終予選への覚悟がなかったわけではないですが、相手が上回っていたというところで、さらに覚悟を強く持って、W杯への思いを持って戦おうと働きかけました」

「選手たちは自分たちでミーティングを開いて中国戦に勝つ、反発力を持って良いエネルギーを作り出してくれました」

「トレーニングの中で行ったことは、オマーン戦の反省の修正もしつつ、基本的なコンセプトをもう一度確認して、トレーニングを行って中国戦に向かいました」

一方で、試合の入りから主導権を握った日本。中国は5バックで戦い、引いたままボールを奪いに来るということが少ない前半だった。

これは戦前の予想の4バックとは異なり、プランの変更が必要だった日本だが、選手たちはよく対応したと語った。

「中国の直近までの試合を分析した上では、5バックはないかなと思っていました。そこで試合の直前にスタッフが情報を色々と拾ってくれて、相手の選手のスターティングメンバーを見たときに3バックでくるのではないかということで、急遽準備しました」

「4バックで来るだろうなという相手で準備した中、選手たちは非常に柔軟に対応力を持って、試合の入りから5バックの相手に対して、ボールを握りながら、試合を進めてくれました」

「初戦で敗戦していて、中国も初戦で敗戦していたので、もっとスタートからアグレッシブに戦ってくるかなと思いましたが、中国のゲームプランはできるだけ長い時間0-0で進めて、後半に勝負に出てくることだったのかなと。交代カードを見たときに改めて感じました」

「前半は我々が優勢に試合を進めている中で、先制点を取れたことは試合の結果、流れに大きく影響したと思います」

「後半は入りが緩かったという風に見られるかもしれないですが、ゴールに向かう意識というのはしっかり持てていたかなと思います」

その中で選手交代はケガでのものにもなったが、それでも投入した選手たちで流れを変えようと考えていたという。

「古橋と原口の交代については、古橋がケガをしたので、原口を投入したということです。交代した後に原口には攻守に関わってほしいということを言っていましたが、原口自身は背後に飛び出す動きはしていましたので、特徴は違う選手ですが、勝っている中でバランスをとりながら、ゴールを目指すということを示してくれたと思います」

「できればもう1点とって、無失点で抑えられれば良かったかもしれませんが、最終予選の難しい戦いの中で、1-0で勝ち切るということ、接戦をものにして勝って行くことを今日は実践してくれたと思います」

その中でなんとか勝利した日本。しかし、10月には連勝スタートのサウジアラビア代表、オーストラリア代表との連戦が待っている。

大事な10月の戦いに向けて、森保監督はコンディションを整え、結果を残すと語った。

「重要な試合は全て重要ですが、サウジアラビアとオーストラリアが勝ち点6を取っていて、非常に力のあるチームだなというのは見られていると思いますし、より厳しい試合になるだろうと皆さんも予想されていると思います」

「相手あってのことでしっかり分析はしなければいけないですが、オマーン戦と中国戦を踏まえて、自分たちのコンディションを整える、覚悟を持って相手を上回って戦うという準備が必要かなと思います」

「相手あっての結果ですけど、我々自身が選手個々の力を100%発揮すること、チームとして連係・連動して、サッカーには絶対はないということをオマーン戦で知りましたが、より高い確率で勝っていけると思います」

「試合に向けて我々が考え抜いて、招集させてもらった選手であるならば、普段の力を発揮してくれれば勝てると自信を持って戦っていきたいと思います」

「今回は、涼しい中で試合ができたので、メンタル的にもフィジカル的にも走れる感があったと思います。サウジアラビア戦は暑い中での試合となるので、オマーン戦のようにやろうとすることと、実際のプレーで表現することのギャップが出ないように、しっかり意思統一して、良い距離感で連係・連動しなければいけないと思います」

「結果が全てだと思いますので、結果にこだわってというところです。結果を出す上ではプロセスにこだわって、やるべきことをやる。しっかりと準備していきたいと思います」

最後に、選手のリバウンドメンタリティについて語っていた森保監督。自身の中での敗戦の捉え方についても語った。

「理想は全て勝ちたいです。勝った中で、反省もしながら、できた部分をさらにできるようにしていきたいのが理想です」

「オマーン戦も悔しい限りの敗戦で、頑張ってくれている選手やスタッフ、応戦してくれる方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした」

「大事に一戦一戦戦うことで、成果と課題は勝っても負けても必ずあると。それを次の試合に生かすことは、勝っても負けても変わらないと思います」

「負けて気づかされることはたくさんあると思いますし、過去の試合が勝ってても負けたとしても、特に負けた場合はそれを過去に起きたことをポジティブ変換して次の試合に臨めるかを考えています」

「オマーン戦の反省は本当にすごく色々なことを考えさせてもらいました」

「選手たちが帰国して、3日間ぐらいでメンタル的にもフィジカル的にもあげて、意思統一しなければいけない等というところで、9月の海外組は移籍問題やチームでの戦術をプレシーズンで色々学んでいたり、国内組の選手もシーズンを戦う中で、夏場の厳しいシーズンを乗り越えるというか、ちょうど疲労が出てくるようなところで試合をしなければいけないという部分の難しさを感じました」

「勝っても反省して学ぶところはあると思いますが、負けたからこそ深く追求して次に生かせればと思います」
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U-23日本代表は25日、AFC U-23アジアカップ準々決勝でU-23カタール代表と対戦し、前半を1-1のスコアで終えた。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。上位3チームがストレートイン、4位チームがアフリカ予選4位のU-23ギニア代表との大陸間プレーオフに臨む。 グループステージ最終節でU-23韓国代表に0-1と競り負けてグループB2位通過となった日本は、この準々決勝でグループA首位通過で開催国のカタールと対峙した。 大岩剛監督は引き続き[4-3-3]の布陣を採用した中、韓国戦から高井幸大を除く先発10人を変更。GKに小久保玲央ブライアン、4バックは右から関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢。中盤は藤田譲瑠チマをアンカーに配し、インサイドハーフに山本理仁、松木玖生。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、佐藤恵允が並んだ。 試合は開始早々に日本が動かす。開始2分、自陣右サイドで関根が縦に蹴り込んだロングフィードは相手に渡るが、バックパスを狙っていた山田楓がボックス手前右でカット。そのまま内側に切り込んで得意の左足を振り抜くと、ほぼ回転のない鋭いシュートがゴール右に突き刺さった。 今大会好調のレフティーの鮮烈な一撃によって電光石火の先制点を挙げた日本。以降はカタールの反応を窺いつつ、前から圧力をかけて主導権掌握を目指す。10分にはボックス付近で藤田が果敢にドリブルで仕掛け、ボックス右のライン際から浮き球クロス。これをゴール前の細谷が頭で合わすが、DFの寄せもあって枠を捉え切れない。 立ち上がりの攻防でペースを掴んだ日本は、早い時間帯の追加点を奪うべく松木のミドルシュートや山田楓の直接FKで相手ゴールを脅かしていく。だが、前半半ばには一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれる。 24分、左から中央を経由したボールが意図せずに流れると、アル・ヤジディが早いタイミングで正確なクロスを供給。これをボックス中央でDF関根を振り切ったアル・ラウィに打点の高いヘディングで合わされると、GK小久保が一歩も動けずにゴール右上隅に突き刺さった。 ここまで良い戦いを見せながらも一発の怖さを改めて実感させられた日本。この失点によって相手に流れを持っていかれる形となったが、時間の経過と共に押し返していく。37分には左サイドでのスローインからボックス左で収めた松木がゴールライン際から鋭いクロス。これにファーの細谷が反応したが、懸命に伸ばした右足のワンタッチシュートは枠の右に外れる。 だが、この直後の38分には松木が背後に入れた縦パスに反応した細谷がボックスギリギリの位置でGKユセフと交錯。ユセフは先にヘディングでボールをクリアしたが、その際に右足裏で細谷の腹部を蹴っており、レッドカードに値する危険なプレーの可能性があるとしてオンフィールド・レビューの対象に。結果的に主審は意図的な悪質なプレーと判断し、ユセフにレッドカードを掲示した。 これで数的優位を手にした日本は相手が10人で守り慣れる前に、10分が加えられたアディショナルタイムで攻勢を仕掛けたが、割り切って後ろを固めたカタールの守備をこじ開けるまでには至らず。1-1のイーブンで試合を折り返した。 U-23カタール代表 1-1 U-23日本代表 【カタール】 アル・ラウィ(前24) 【日本】 山田楓喜(前2) ◆U-23日本代表出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 関根大輝(柏レイソル) 高井幸大(川崎フロンターレ) 木村誠二(サガン鳥栖) 大畑歩夢(浦和レッズ) MF 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 松木玖生(FC東京) FW 山田楓喜(東京ヴェルディ) 細谷真大(柏レイソル) 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 2024.04.25 23:58 Thu

U-23日本代表、パリ五輪へ勝利必須のカタール戦のスタメン発表! 韓国戦から10名変更で、ベストメンバーで臨む

25日、AFC U23アジアカップの準々決勝のU-23カタール代表vsU-23日本代表が行われる。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権をかけるアジア最終予選となる大会。ここが最も大きな山場のステージとなる。 ここで敗れた国はパリ行きの切符を手放すことが確定。逆に勝利すれば、大陸間プレーオフを含めて切符獲得の可能性が残る。 初戦のU-23中国代表戦で退場となったDF西尾隆矢(セレッソ大阪)は3試合の出場停止の3試合目。ここまで起用ができないという状況となっている。 大岩剛監督は韓国戦から10名を変更。DF高井幸大(川崎フロンターレ)のみが継続して先発出場。GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)が戻り、右サイドバックに関根大輝(柏レイソル)、左サイドバックに大畑歩夢(浦和レッズ)、センターバックの一角に木村誠二(サガン鳥栖)がはいる。 中盤は藤田譲瑠チマ、山本理仁(シント=トロイデン)に松木玖生(FC東京)と盤石の3人に。3トップも左に佐藤恵允(ブレーメン)、右に山田楓喜(東京ヴェルディ)、トップに細谷真大(柏レイソル)となった。 U-23カタール代表戦は25日の23時00分キックオフ。NHKとDAZNで中継される。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 4.関根大輝(柏レイソル) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 21.大畑歩夢(浦和レッズ) 22.高井幸大(川崎フロンターレ) MF 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 17.松木玖生(FC東京) FW 10.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 11.山田楓喜(東京ヴェルディ) 19.細谷真大(柏レイソル) ◆サブ GK 12.野澤大志ブランドン(FC東京) 23.山田大樹(鹿島アントラーズ) DF 2.半田陸(ガンバ大阪) 15.鈴木海音(ジュビロ磐田) 16.内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) MF 6.川崎颯太(京都サンガF.C.) 13.荒木遼太郎(FC東京) 14.田中聡(湘南ベルマーレ) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 18.内野航太郎(筑波大学) 20.平河悠(FC町田ゼルビア) ◆出場停止 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) 2024.04.25 21:48 Thu
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