したたかさを見せた名古屋、稲垣のミドル弾などで鹿島を下し10年ぶりのベスト4《ルヴァンカップ》
2021.09.05 20:18 Sun
YBCルヴァンカップ準々決勝、鹿島アントラーズvs名古屋グランパスの第2戦が9月5日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、2-0で名古屋が勝利を収めた。この結果、合計スコア4-0となり、名古屋が準決勝進出を決めた。
豊田スタジアムでの初戦を0-2で落とし、ホームでの"逆転突破"を狙う鹿島は、リーグ戦で9ゴールを挙げている荒木を先発起用して点を取る姿勢を明確にする。対する名古屋は、第1戦のアドバンテージを生かし、カウンダ―で力を発揮する前田やマテウスをスタメンに起用した。
序盤から攻勢に出たのはホームの鹿島。15分、荒木がボックス手前右から右足を振り抜くが、クロスバーに嫌われた。以降もホームチームが押し気味に試合を進める。
だが、先手を取ったのはワンチャンスを生かした名古屋だった。22分、自陣からキム・ミンテが右サイドの敵陣深くのスペースにロングパスを供給しマテウスが走り込む。タメを作りながらボックスへ侵入してマイナス方向へパスを送ると、走り込んできた稲垣がエリア外からダイレクトシュート。強烈なミドルは相手に当たってコースが変わり、ネットを揺らした。
幸先良く先制した名古屋だったが、直後にアクシデント。得点前のセットプレーの守備でランゲラックと交錯して脇腹を痛めていた柿谷が再びうずくまり、25分にシュヴィルツォクとの交代を余儀なくされてしまう。
後半の立ち上がりも鹿島が攻勢を強めたが、またも名古屋が試合巧者ぶりを見せる。右サイドを抜け出した前田がフリーとなり、余裕を持って中を確認して丁寧なクロスをファーで待ち構えていたシュヴィルツォクへ。これをワントラップから冷静に沈め、リードを広げる。シュヴィルツォクは直後にも前田のアーリークロスから一対一を迎えてネットを揺らすが、こちらはオフサイドを取られた。
ホームで意地を見せたい鹿島は72分、上田がGKとの一対一を迎えるが、ここもクロスバーに嫌われる。さらに83分には途中出場のアルトゥール・カイキが強烈なミドル。ブレ球がゴールを襲うも、GKランゲラックがファインセーブで凌いだ。
終盤の鹿島の猛攻を最後まで抑えた名古屋。アドバンテージを生かしつつ、追加点を奪うしたたかさを見せ、10年ぶりの4強入りを決めた。
鹿島アントラーズ 0-2(AGG 0-4) 名古屋グランパス
【名古屋】
稲垣祥(前22)
シュヴィルツォク(後12)
豊田スタジアムでの初戦を0-2で落とし、ホームでの"逆転突破"を狙う鹿島は、リーグ戦で9ゴールを挙げている荒木を先発起用して点を取る姿勢を明確にする。対する名古屋は、第1戦のアドバンテージを生かし、カウンダ―で力を発揮する前田やマテウスをスタメンに起用した。
だが、先手を取ったのはワンチャンスを生かした名古屋だった。22分、自陣からキム・ミンテが右サイドの敵陣深くのスペースにロングパスを供給しマテウスが走り込む。タメを作りながらボックスへ侵入してマイナス方向へパスを送ると、走り込んできた稲垣がエリア外からダイレクトシュート。強烈なミドルは相手に当たってコースが変わり、ネットを揺らした。
幸先良く先制した名古屋だったが、直後にアクシデント。得点前のセットプレーの守備でランゲラックと交錯して脇腹を痛めていた柿谷が再びうずくまり、25分にシュヴィルツォクとの交代を余儀なくされてしまう。
まずは1点を返したい鹿島は後半の頭から和泉、林を下げてエヴェラウド、遠藤を送り出す。すると、54分にはエヴェラウドがボックス手前から強烈なシュート。しかし、これは枠の左にそれた。
後半の立ち上がりも鹿島が攻勢を強めたが、またも名古屋が試合巧者ぶりを見せる。右サイドを抜け出した前田がフリーとなり、余裕を持って中を確認して丁寧なクロスをファーで待ち構えていたシュヴィルツォクへ。これをワントラップから冷静に沈め、リードを広げる。シュヴィルツォクは直後にも前田のアーリークロスから一対一を迎えてネットを揺らすが、こちらはオフサイドを取られた。
ホームで意地を見せたい鹿島は72分、上田がGKとの一対一を迎えるが、ここもクロスバーに嫌われる。さらに83分には途中出場のアルトゥール・カイキが強烈なミドル。ブレ球がゴールを襲うも、GKランゲラックがファインセーブで凌いだ。
終盤の鹿島の猛攻を最後まで抑えた名古屋。アドバンテージを生かしつつ、追加点を奪うしたたかさを見せ、10年ぶりの4強入りを決めた。
鹿島アントラーズ 0-2(AGG 0-4) 名古屋グランパス
【名古屋】
稲垣祥(前22)
シュヴィルツォク(後12)
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