グリーンウッドが開幕3戦連発! 内容低調もウルブス退けたユナイテッドがアウェイ28戦無敗のイングランド新記録樹立《プレミアリーグ》
2021.08.30 02:31 Mon
プレミアリーグ第3節、ウォルバーハンプトンvsマンチェスター・ユナイテッドが29日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが0-1で勝利した。
ユナイテッドは前節、サウサンプトン相手に1-1のドローに終わり、開幕連勝を逃した。しかし、27日にはユベントス退団希望を明言し、一時マンチェスター・シティ行きが有力視されたクリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりの電撃復帰。世界最高のフットボーラーの1人の帰還によって非常にポジティブな空気が漂っている。
ブルーノ・ラージ新体制で連敗スタートのウルブスのホームに乗り込んだ一戦で、プレミアリーグ通算100試合目の指揮となったスールシャール監督はセインツ戦から先発3人を変更。リンデロフ、マティッチ、マルシャルに替えてユナイテッドデビューのヴァラン、初先発のサンチョ、ダニエル・ジェームズが起用された。
試合は開始早々にウルブスの切り込み隊長が見せ場を作る。開始3分、自陣中央でボールを持ったアダマ・トラオレが驚異的なクイックネスで一気に相手DF2枚をかわして局面を打開。そのまま相手陣内中央をドリブルで持ち上がったトラオレは右を並走するラウール・ヒメネスへラストパス。だが、ヒメネスのゴール右隅を狙ったシュートはGKデ・ヘアの好守に遭う。
さらに、畳みかけるウルブスは直後の6分にもユナイテッドの左CKを撥ね返してのロングカウンターでゴールに迫る。ルベン・ネヴェスのミドルスルーパスはフレッジにカットされるが、そのこぼれを回収したトリンコンがフレッジを引きずったままボックス内へ侵入。GKを外して左足のシュートを枠に飛ばすが、これは必死の戻りでゴールカバーに入ったワン=ビサカのスーパークリアに阻まれた。
その後はユナイテッドがボールの主導権を握るも、ウルブスがスムーズなトランジションとトラオレの個人技によってより多くのシュート、決定機を創出していく。しかし、開幕から決定力が課題のウルブスはヒメネスやモウティーニョがなかなかチャンスをモノにできない。
一方、相手の強度の高いプレーに後手を踏むユナイテッドは、セットプレー以外に攻め手を見いだせない。37分にはポグバからのミドルスルーパスに抜け出したブルーノ・フェルナンデスがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。
さらに、前半終了間際には開幕3試合連発を狙うグリーンウッドがボックス左に持ち込んで左足を振るが、これは枠の左に外れる。結局、ユナイテッドは失点こそ免れたものの、枠内シュート0で前半を終えることになった。
迎えた後半、ユナイテッドは徐々に相手陣内でのプレータイムを増やすが、前半同様に攻め切れない。これを受け、スールシャール監督は53分にジェームズを下げて今季初出場のカバーニを投入。カバーニが最前線、グリーンウッドが右ウイングに配置を変えた。
この交代によって若干リズムを改善したアウェイチームは58分にフレッジのミドルシュートでようやくこの試合最初の枠内シュートを放つ。だが、その後が続かずに以降は再び守勢を強いられる。
63分にはカウンターからボックス左に持ち込んだトラオレのプレゼントパスを中央のトリンコンにシュートされるが、これはシュートミスに救われる。さらに、69分にはウルブスの右CKの場面でモウティーニョのクロスをゴール前のサイスにドンピシャのヘッドで合わされるが、ここはGKデ・ヘアがビッグセーブ。さらに、こぼれ球に反応したサイスのシュートも再びデ・ヘアが圧巻の反応ではじき出した。
相手の決定力のなさと守備陣の奮闘によって辛くもイーブンな状態を維持するユナイテッドは、72分にサンチョを諦めてマルシャルを投入。徐々に押し返し始めると、絶好調の若武者が大仕事を果たす。
80分、ネヴェスとポグバのイーブンボールの競り合いの場面でポグバのファウルとセルフジャッジして一瞬動きを止めたウルブスに対して、そのままプレーを継続したユナイテッドはヴァランから右サイドに張るグリーンウッドにパスが繋がる。ここで強引に切り込んだグリーンウッドが右足を振ると、GKジョゼ・サの手を弾いたボールがゴール左隅に決まる。その後、ネヴェスに対するポグバのファウルがVARで確認されるが、お咎めなしの判定によってゴールが認められた。
グリーンウッドの開幕3試合連続ゴールによってようやくウルブスのゴールをこじ開けたユナイテッドは、ここから逃げ切り態勢に入る。攻勢を仕掛けるウルブスの攻撃に対して、ファウルや時間稼ぎを辞さない勝負にこだわる泥臭い姿勢を見せる。
そして、終盤の相手のパワープレーもヴァランとマグワイアのセンターバックコンビを中心に凌いだユナイテッドが、スールシャール監督のメモリアルマッチを白星で飾った。また、2003-04シーズンのアーセナルと並んでいたリーグ戦のアウェイ連続無敗記録を「28」に更新し、イングランドのトップディビジョン新記録を樹立した。
ユナイテッドは前節、サウサンプトン相手に1-1のドローに終わり、開幕連勝を逃した。しかし、27日にはユベントス退団希望を明言し、一時マンチェスター・シティ行きが有力視されたクリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりの電撃復帰。世界最高のフットボーラーの1人の帰還によって非常にポジティブな空気が漂っている。
試合は開始早々にウルブスの切り込み隊長が見せ場を作る。開始3分、自陣中央でボールを持ったアダマ・トラオレが驚異的なクイックネスで一気に相手DF2枚をかわして局面を打開。そのまま相手陣内中央をドリブルで持ち上がったトラオレは右を並走するラウール・ヒメネスへラストパス。だが、ヒメネスのゴール右隅を狙ったシュートはGKデ・ヘアの好守に遭う。
さらに、畳みかけるウルブスは直後の6分にもユナイテッドの左CKを撥ね返してのロングカウンターでゴールに迫る。ルベン・ネヴェスのミドルスルーパスはフレッジにカットされるが、そのこぼれを回収したトリンコンがフレッジを引きずったままボックス内へ侵入。GKを外して左足のシュートを枠に飛ばすが、これは必死の戻りでゴールカバーに入ったワン=ビサカのスーパークリアに阻まれた。
重戦車トラオレに手を焼きディフェンスラインが背後に脅威を感じ始める中、ユナイテッドも10分過ぎに最初の決定機。FKの二次攻撃からボックス右でルーズボールに反応したジェームズが豪快に右足を振ると、これをゴール前のグリーンウッドがワンタッチでコースを変えるが、わずかに枠の左へ外れる。
その後はユナイテッドがボールの主導権を握るも、ウルブスがスムーズなトランジションとトラオレの個人技によってより多くのシュート、決定機を創出していく。しかし、開幕から決定力が課題のウルブスはヒメネスやモウティーニョがなかなかチャンスをモノにできない。
一方、相手の強度の高いプレーに後手を踏むユナイテッドは、セットプレー以外に攻め手を見いだせない。37分にはポグバからのミドルスルーパスに抜け出したブルーノ・フェルナンデスがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。
さらに、前半終了間際には開幕3試合連発を狙うグリーンウッドがボックス左に持ち込んで左足を振るが、これは枠の左に外れる。結局、ユナイテッドは失点こそ免れたものの、枠内シュート0で前半を終えることになった。
迎えた後半、ユナイテッドは徐々に相手陣内でのプレータイムを増やすが、前半同様に攻め切れない。これを受け、スールシャール監督は53分にジェームズを下げて今季初出場のカバーニを投入。カバーニが最前線、グリーンウッドが右ウイングに配置を変えた。
この交代によって若干リズムを改善したアウェイチームは58分にフレッジのミドルシュートでようやくこの試合最初の枠内シュートを放つ。だが、その後が続かずに以降は再び守勢を強いられる。
63分にはカウンターからボックス左に持ち込んだトラオレのプレゼントパスを中央のトリンコンにシュートされるが、これはシュートミスに救われる。さらに、69分にはウルブスの右CKの場面でモウティーニョのクロスをゴール前のサイスにドンピシャのヘッドで合わされるが、ここはGKデ・ヘアがビッグセーブ。さらに、こぼれ球に反応したサイスのシュートも再びデ・ヘアが圧巻の反応ではじき出した。
相手の決定力のなさと守備陣の奮闘によって辛くもイーブンな状態を維持するユナイテッドは、72分にサンチョを諦めてマルシャルを投入。徐々に押し返し始めると、絶好調の若武者が大仕事を果たす。
80分、ネヴェスとポグバのイーブンボールの競り合いの場面でポグバのファウルとセルフジャッジして一瞬動きを止めたウルブスに対して、そのままプレーを継続したユナイテッドはヴァランから右サイドに張るグリーンウッドにパスが繋がる。ここで強引に切り込んだグリーンウッドが右足を振ると、GKジョゼ・サの手を弾いたボールがゴール左隅に決まる。その後、ネヴェスに対するポグバのファウルがVARで確認されるが、お咎めなしの判定によってゴールが認められた。
グリーンウッドの開幕3試合連続ゴールによってようやくウルブスのゴールをこじ開けたユナイテッドは、ここから逃げ切り態勢に入る。攻勢を仕掛けるウルブスの攻撃に対して、ファウルや時間稼ぎを辞さない勝負にこだわる泥臭い姿勢を見せる。
そして、終盤の相手のパワープレーもヴァランとマグワイアのセンターバックコンビを中心に凌いだユナイテッドが、スールシャール監督のメモリアルマッチを白星で飾った。また、2003-04シーズンのアーセナルと並んでいたリーグ戦のアウェイ連続無敗記録を「28」に更新し、イングランドのトップディビジョン新記録を樹立した。
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