新生C大阪が清武負傷交代もダービー3連戦の初戦制す G大阪は4バック採用&パトリック復帰も実らず【明治安田J1第27節】
2021.08.28 21:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第27節の1試合が28日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、アウェイのセレッソ大阪が1-0でガンバ大阪を下した。
今回で通算42回目の大阪ダービー。昨季の2位と4位チームの対戦だが、今季のここまで13位のG大阪に対して、C大阪も12位と苦しみ、勝ち点30でも並ぶなかでのダービーマッチとなる。
最下位に沈む横浜FCに1-3の完敗を喫してのダービーマッチを迎えるG大阪は15連戦の超タイトスケジュールが考慮され、今節もターンオーバー。前節から9選手が入れ替わるなか、ここ4試合を欠場のパトリックがベンチに入り、布陣を3バックから4バックにしてスタートした。
一方のC大阪も状態が芳しくなく、先のホームで行われた湘南ベルマーレ戦を5失点大敗後、クルピ監督が退任となり、小菊コーチが新指揮官に昇格。ぶっつけ本番での新体制初陣となる今節はチアゴが欠場した一方で、大久保と西川らがベンチスタートという形でメンバーに入った。
代表ウィーク中のルヴァンカップ準々決勝でも相対する両雄にとって、3連戦の初戦となる一戦はG大阪が[4-4-2]のシステムを用いたことでミラーゲームに。その序盤から最前線のタガートにボールを入れ、敵陣深くに攻め入ったC大阪がボールの主導権を握り、うまく立ち上がる。
G大阪もFKのチャンスを含め、チアゴ・アウベスの個人技でゴールに迫るが、C大阪は24分に高い位置でのボール奪取からタガートが左ポストを叩く右シュート。さらに、29分にもスクランブル出場の山田も左サイドからカットインしての右足ミドルで相手ゴールに襲いかかる。
結局、ゴールレスで試合を折り返したC大阪だが、51分に先制する。ボックス左でボールをキープしたタガートがDFとの競り合いで失うが、丸橋がこぼれ球を回収。バイタルエリア中央でパスを受けた松田の右足フィニッシュが右ポストの内側を叩き、ゴールラインを割った。
ついに守りが崩れたG大阪は追いつこうと、60分に特別指定選手の山見を投入。64分に山田のスルーパスから加藤に最終ラインの背後を突かれ、ネットを揺らされたシーンこそオフサイドの判定で取り消されたが、65分に西川を送り込み、追加点を目指すC大阪のペースが続く。
そんなG大阪は突破口を見いだそうと、72分に井手口、宇佐美、パトリックを一挙に投入。久々出場のパトリックを的にした攻めで敵陣深くに攻め入るシーンが増え始めると、最後の交代で小野瀬を送り込むが、C大阪も84分に大久保、高木、喜田を投入して、終わらせにかかる。
負けるわけにいかないG大阪はパワープレー気味の攻撃で押し込みにかかるが、巧みに時間を進めたC大阪が新体制の初陣を見事に勝利で飾り、代表ウィーク中のルヴァンカップでも続くダービーマッチに弾み。リーグ戦2試合ぶりの勝利にもなり、勝ち点を「33」に伸ばした。
一方のG大阪は昨年に続いてホームでのC大阪戦黒星となり、屈辱のダービー5試合未勝利。リーグ戦でも2連敗の3試合勝ちなしという状況に陥り、残留を争う下からの突き上げを許すことになった。
ガンバ大阪 0-1 セレッソ大阪
【C大阪】
松田陸(後6)
今回で通算42回目の大阪ダービー。昨季の2位と4位チームの対戦だが、今季のここまで13位のG大阪に対して、C大阪も12位と苦しみ、勝ち点30でも並ぶなかでのダービーマッチとなる。
一方のC大阪も状態が芳しくなく、先のホームで行われた湘南ベルマーレ戦を5失点大敗後、クルピ監督が退任となり、小菊コーチが新指揮官に昇格。ぶっつけ本番での新体制初陣となる今節はチアゴが欠場した一方で、大久保と西川らがベンチスタートという形でメンバーに入った。
代表ウィーク中のルヴァンカップ準々決勝でも相対する両雄にとって、3連戦の初戦となる一戦はG大阪が[4-4-2]のシステムを用いたことでミラーゲームに。その序盤から最前線のタガートにボールを入れ、敵陣深くに攻め入ったC大阪がボールの主導権を握り、うまく立ち上がる。
その後、2トップの一角に入るチアゴ・アウベスの突破力を生かしたG大阪の縦にシンプルな攻めを凌ぎながら優勢に進めるC大阪だが、清武が右足を痛めてしまい、17分に無念の途中交代。それでも、総じてボールを動かす展開は変わらず、攻めに転じるシーンでも上回る。
G大阪もFKのチャンスを含め、チアゴ・アウベスの個人技でゴールに迫るが、C大阪は24分に高い位置でのボール奪取からタガートが左ポストを叩く右シュート。さらに、29分にもスクランブル出場の山田も左サイドからカットインしての右足ミドルで相手ゴールに襲いかかる。
結局、ゴールレスで試合を折り返したC大阪だが、51分に先制する。ボックス左でボールをキープしたタガートがDFとの競り合いで失うが、丸橋がこぼれ球を回収。バイタルエリア中央でパスを受けた松田の右足フィニッシュが右ポストの内側を叩き、ゴールラインを割った。
ついに守りが崩れたG大阪は追いつこうと、60分に特別指定選手の山見を投入。64分に山田のスルーパスから加藤に最終ラインの背後を突かれ、ネットを揺らされたシーンこそオフサイドの判定で取り消されたが、65分に西川を送り込み、追加点を目指すC大阪のペースが続く。
そんなG大阪は突破口を見いだそうと、72分に井手口、宇佐美、パトリックを一挙に投入。久々出場のパトリックを的にした攻めで敵陣深くに攻め入るシーンが増え始めると、最後の交代で小野瀬を送り込むが、C大阪も84分に大久保、高木、喜田を投入して、終わらせにかかる。
負けるわけにいかないG大阪はパワープレー気味の攻撃で押し込みにかかるが、巧みに時間を進めたC大阪が新体制の初陣を見事に勝利で飾り、代表ウィーク中のルヴァンカップでも続くダービーマッチに弾み。リーグ戦2試合ぶりの勝利にもなり、勝ち点を「33」に伸ばした。
一方のG大阪は昨年に続いてホームでのC大阪戦黒星となり、屈辱のダービー5試合未勝利。リーグ戦でも2連敗の3試合勝ちなしという状況に陥り、残留を争う下からの突き上げを許すことになった。
ガンバ大阪 0-1 セレッソ大阪
【C大阪】
松田陸(後6)
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