「皆さんごめんなさい」EL本戦出場を決めた三好康児の指揮官が“裸”で記者会見に臨む

2021.08.28 16:05 Sat
Getty Images
U-24日本代表MF三好康児が所属するロイヤル・アントワープのブライアン・プリスケ監督が裸で記者会見に臨んだ。ギリシャメディアの情報をもとにイギリス『サン』が伝えている。
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アントワープはヨーロッパリーグ(EL)の予選プレーオフでオモニア(キプロス)と激突。アウェイでの1stレグを1-3で落としたものの、ホームの2ndレグでは90分を終えて2-0。2戦合計4-4とすると、PK戦の末に3-2で勝利を収めた。
劇的な形で本戦出場を決めたアントワープ。さらに驚きなのは、試合後の監督インタビューだ。その場にいた記者達は目を丸くしたに違いない。なぜなら、指揮官は会見場に裸で現れたからだ。

どうやらプリスケ監督は選手たちと賭けをしていた模様。もしEL本戦出場を決めたら、裸で記者会見に臨むと公約していたとのこと。半ば冗談ではあっただろうが律儀に、むしろ勝利への喜びからかもしれないが、最低限の節度を保つためにタオルをだけを巻いた姿で公の場へやってきた。

ブリスケ監督は会見で「皆さんごめんなさい。試合前に選手たちと賭けをしたんだ」と切り出し、その後試合内容に言及。90分間で決着をつけることはできなかったが、チームは勝利に値すると述べた。
「私は選手たちに言ったんだ。我々が勝利し、クリーンシートを保ち通過した場合、私は裸で記者会見をするぞってね」

「我々は成し遂げた。それがサッカーであり人生、情熱だ」

「素晴らしいゲームだった。我々は90分間で3-0で勝つためにできる限りのことをした。多くの品質とコミットメントがあり、最終的にはPK戦になったが勝利に値するよ」

日本ではなかなかお目に掛かれないユーモアにあふれるパフォーマンスを見せたプリスケ監督。本戦後にも再び裸体をさらす機会はあるのだろうか。

なお、27日に行われた抽選の結果、アントワープはグループDに入った。オリンピアコス、フェネルバフチェのほか、MF長谷部誠、MF鎌田大地が所属するフランクフルトと同居。日本人対決が実現する可能性もある。



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