シャフタールがモナコとの死闘制す! シェリフがモルドバ勢初の本戦進出《CL予選》
2021.08.26 06:46 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)の予選プレーオフ2ndレグの3試合が25日に行われた。
今プレーオフ屈指の好カードとなったシャフタールvsモナコは、1-2のスコアで90分間の戦いが終了。その後、2戦合計2-2で並んだ両者は延長戦で決着を図った中、シャフタールが2戦合計3-2で突破を決めた。
今シーズンからアウェイゴール・ルールは撤廃も、1stレグはシャフタールが敵地で1-0の先勝を収めていたこの一戦。試合は逆転を目指すモナコが立ち上がりから猛攻に打って出る。
幾つかの決定機を経た18分には鋭い仕掛けでボックス左に持ち込んだフォラントが強烈なシュートを放つと、これはGKのファインセーブに遭うが、こぼれ球に反応したベン・イェデルが冷静にゴール右隅へ流し込み、2戦合計スコアで追いついた。
早い時間帯の得点で完全に勢いづいたモナコは以降も相手を完全に押し込んで追加点に迫る。すると、39分にはGKニューベルからの長いボールに反応した左サイドのカイオ・エンリケが深い位置で折り返したボールを、再びベン・イェデルがゴール前で合わせた。
すると、後半は一転してシャフタールが押し込む展開に。前半は枠内シュート0に終わるなど、攻撃の精彩を欠いたホームチームだったが、後半はボールを保持して相手陣内でのプレーを増やす。だが、前半同様に最後の場面で精度を欠き、決定機まではあと一歩という状況が続く。
一方、モナコは前半に比べて攻撃の回数は減ったものの、前がかりな相手に対してカウンターが機能し、フォラントやベン・イェデルが良い形を作り出すが、こちらも決め切ることができない。
すると、74分にはシャフタールが追いつく。中央での鮮やかなパス交換から最後はボックス右でアラン・パトリックのワンタッチパスを受けたマルロスが左足のシュートを突き刺した。
これで2-2のイーブンに戻った試合は白熱の展開に。後半終了間際には徐々に盛り返したモナコがフォラントに続けて決定機が訪れるが、GKピアトフの驚異的なセーブに阻まれ、劇的ゴールとはならなかった。
結局、90分間で決着が付かず、試合は延長戦に突入。互いに消耗が色濃く、選手交代で攻撃の活性化を促す。だが、終始オープンな展開の中でアタッカー陣が最後の精度を欠き、なかなか決め切れない状況が続く。
しかし、白熱の死闘は114分に意外な形で動いた。シャフタールのロングカウンターからフェルナンドが中央を持ち上がって左サイドで自身を追い越すムドリクにラストパスを通す。そして、快足を飛ばしてボックス左に侵入したムドリクの折り返しをDFアギラールが何とか阻もうと出した足に当たったボールが絶妙なループシュートの形でゴールネットを揺らした。
不運な形のオウンゴールで窮地に追い込まれたモナコはここから決死のパワープレーでゴールをこじ開けにかかるが、シャフタールにうまく時間を使われて万事休す。この結果、モナコとの激闘を制したウクライナの名門が本戦出場を決めた。
モルドバ勢史上初のCLグループステージ出場を目指すシェリフは、敵地で行われたディナモ・ザグレブとの2ndレグを0-0のドローで終えた。この結果、3-0で勝利した初戦のアドバンテージを生かして史上初の本戦行きを決めた。
また、ブレンビーvsザルツブルクは、1stレグで劇的な決勝点を挙げていたアーロンソンの2試合連続ゴールなどで1-2の勝利を収めたザルツブルクが2戦合計2-4で本戦行きを決めた。
◆CLプレーオフ2ndレグ
▽8/25(水)
シャフタール 2-2(AGG:3-2) モナコ
ディナモ・ザグレブ 0-0(AGG:0-3) シェリフ
ブレンビー 1-2(AGG:2-4) ザルツブルク
▽8/24(火)
PSV 0-0(AGG:1-2) ベンフィカ
ルドゴレツ 2-1(AGG:2-3) マルメ
フェレンツヴァーロシュ 2-3(AGG:4-6) ヤング・ボーイズ
今プレーオフ屈指の好カードとなったシャフタールvsモナコは、1-2のスコアで90分間の戦いが終了。その後、2戦合計2-2で並んだ両者は延長戦で決着を図った中、シャフタールが2戦合計3-2で突破を決めた。
幾つかの決定機を経た18分には鋭い仕掛けでボックス左に持ち込んだフォラントが強烈なシュートを放つと、これはGKのファインセーブに遭うが、こぼれ球に反応したベン・イェデルが冷静にゴール右隅へ流し込み、2戦合計スコアで追いついた。
早い時間帯の得点で完全に勢いづいたモナコは以降も相手を完全に押し込んで追加点に迫る。すると、39分にはGKニューベルからの長いボールに反応した左サイドのカイオ・エンリケが深い位置で折り返したボールを、再びベン・イェデルがゴール前で合わせた。
2戦合計スコアで逆転したモナコは、前半終了間際にも相手の背後に完璧なタイミングで抜け出したベン・イェデルにハットトリックのチャンスが訪れるが、右足のミドルループシュートは枠の左に外れてしまった。
すると、後半は一転してシャフタールが押し込む展開に。前半は枠内シュート0に終わるなど、攻撃の精彩を欠いたホームチームだったが、後半はボールを保持して相手陣内でのプレーを増やす。だが、前半同様に最後の場面で精度を欠き、決定機まではあと一歩という状況が続く。
一方、モナコは前半に比べて攻撃の回数は減ったものの、前がかりな相手に対してカウンターが機能し、フォラントやベン・イェデルが良い形を作り出すが、こちらも決め切ることができない。
すると、74分にはシャフタールが追いつく。中央での鮮やかなパス交換から最後はボックス右でアラン・パトリックのワンタッチパスを受けたマルロスが左足のシュートを突き刺した。
これで2-2のイーブンに戻った試合は白熱の展開に。後半終了間際には徐々に盛り返したモナコがフォラントに続けて決定機が訪れるが、GKピアトフの驚異的なセーブに阻まれ、劇的ゴールとはならなかった。
結局、90分間で決着が付かず、試合は延長戦に突入。互いに消耗が色濃く、選手交代で攻撃の活性化を促す。だが、終始オープンな展開の中でアタッカー陣が最後の精度を欠き、なかなか決め切れない状況が続く。
しかし、白熱の死闘は114分に意外な形で動いた。シャフタールのロングカウンターからフェルナンドが中央を持ち上がって左サイドで自身を追い越すムドリクにラストパスを通す。そして、快足を飛ばしてボックス左に侵入したムドリクの折り返しをDFアギラールが何とか阻もうと出した足に当たったボールが絶妙なループシュートの形でゴールネットを揺らした。
不運な形のオウンゴールで窮地に追い込まれたモナコはここから決死のパワープレーでゴールをこじ開けにかかるが、シャフタールにうまく時間を使われて万事休す。この結果、モナコとの激闘を制したウクライナの名門が本戦出場を決めた。
モルドバ勢史上初のCLグループステージ出場を目指すシェリフは、敵地で行われたディナモ・ザグレブとの2ndレグを0-0のドローで終えた。この結果、3-0で勝利した初戦のアドバンテージを生かして史上初の本戦行きを決めた。
また、ブレンビーvsザルツブルクは、1stレグで劇的な決勝点を挙げていたアーロンソンの2試合連続ゴールなどで1-2の勝利を収めたザルツブルクが2戦合計2-4で本戦行きを決めた。
◆CLプレーオフ2ndレグ
▽8/25(水)
シャフタール 2-2(AGG:3-2) モナコ
ディナモ・ザグレブ 0-0(AGG:0-3) シェリフ
ブレンビー 1-2(AGG:2-4) ザルツブルク
▽8/24(火)
PSV 0-0(AGG:1-2) ベンフィカ
ルドゴレツ 2-1(AGG:2-3) マルメ
フェレンツヴァーロシュ 2-3(AGG:4-6) ヤング・ボーイズ
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