運動量で上回った湘南が今季最多の5得点で圧勝! C大阪はホームで連勝ならず【明治安田J1第26節】
2021.08.25 21:33 Wed
明治安田生命J1リーグ第26節、セレッソ大阪vs湘南ベルマーレが26日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-5でアウェイの湘南が勝利を収めた。
前節の横浜FCは先制を許しながらも、セットプレーのチアゴの2発を含む3得点で逆転し、4カ月ぶりの白星をつかんだ。負傷明け後に出場時間を増やしていた豊川を10試合ぶりに先発で起用し、ヨドコウでの連勝を狙う。
対する湘南は、前節の清水エスパルス戦をドローで終え、連敗こそ「5」で止めたものの、現在6試合勝利から遠ざかっている。今節はチームトップスコアラーのウェリントンがベンチにも入らず、タリクが5試合ぶりのスタメンに抜擢された。
ゲームは思わぬ形で早々に動く。右の深い位置でスローインを受けた大橋がキープして戻すと、古林がダイレクトで放り込む。GKキム・ジンヒョンがキャッチしたが、体勢を崩してボールを抱えたままゴール内へ。VARでの確認の結果、ボールはラインを割っていると判定され、5分に湘南が先制に成功した。
C大阪は13分に奥埜がミドルシュートで牽制し、23分にも再び奥埜に決定機。右サイドでFKを得ると、藤田の柔らかいクロスにチアゴの裏から頭で合わせるが、ヘディングはクロスバーの上へ外れた。
トランジションで上回る湘南はC大阪のボールホルダーを素早く複数人で囲み、即座にボールを奪還。保持した際にはリードを生かし、相手の出方を見ながら機を伺う。前半の終了間際には、左サイドでの混戦から湘南にボールが出ると、タリクの折り返しを大橋がフリックし、ボックス手前から茨田が鮮やかなミドルシュートでネットを揺らして3点差に。これまでの不調が嘘のような大量リードで前半を折り返した。
ハーフタイムにはこの日ゴールを挙げた古林、茨田を下げる大胆な采配を見せる湘南ベンチ。52分にはカウンターから畑が左サイドを突破し、ボックス左から小さく横へ出す。大橋は逆サイドへのパスを選択してブロックされるも、自ら拾って右足でシュート。これも防がれるが、今度は左足を振り抜き、3度目の正直で右隅に突き刺す。
勢いの止まらない湘南は77分、池田の右CKをニアで石原直樹が相手と競り合い、流れたボールを大岩がプッシュしてリードを5点に広げた。
ホームで意地を見せたいC大阪は、攻め上がった瀬古がボックス左で山田に倒されてPKを獲得。清武が右隅に決めて1点を返すと、以降も加藤や中島らがたびたびフィニッシュを迎えたが、多くがボックス外からのミドルシュートとなり、ゴール前を固める湘南のブロックをかいくぐれぬまま時間が経過する。
結局、大量リードを生かした湘南が守備で大きな破綻を見せずにタイムアップを迎え、7試合ぶりの白星。J1でのC大阪戦としては1999年3月以来の勝利となった。
セレッソ大阪 1-5 湘南ベルマーレ
【C大阪】
清武弘嗣(後39)
【湘南】
古林将太(前4)
タリク(前27)
茨田陽生(前42)
大橋祐紀(後7)
大岩一貴(後22)
前節の横浜FCは先制を許しながらも、セットプレーのチアゴの2発を含む3得点で逆転し、4カ月ぶりの白星をつかんだ。負傷明け後に出場時間を増やしていた豊川を10試合ぶりに先発で起用し、ヨドコウでの連勝を狙う。
ゲームは思わぬ形で早々に動く。右の深い位置でスローインを受けた大橋がキープして戻すと、古林がダイレクトで放り込む。GKキム・ジンヒョンがキャッチしたが、体勢を崩してボールを抱えたままゴール内へ。VARでの確認の結果、ボールはラインを割っていると判定され、5分に湘南が先制に成功した。
C大阪は13分に奥埜がミドルシュートで牽制し、23分にも再び奥埜に決定機。右サイドでFKを得ると、藤田の柔らかいクロスにチアゴの裏から頭で合わせるが、ヘディングはクロスバーの上へ外れた。
すると、直後の27分に湘南がセットプレーから追加点を奪う。こちらも右サイドの同じような位置でFKを獲得すると、茨田のキックに合わせたのはタリク。瀬古とチアゴの間に入り込み、見事なヘディングを右隅に沈めた。
トランジションで上回る湘南はC大阪のボールホルダーを素早く複数人で囲み、即座にボールを奪還。保持した際にはリードを生かし、相手の出方を見ながら機を伺う。前半の終了間際には、左サイドでの混戦から湘南にボールが出ると、タリクの折り返しを大橋がフリックし、ボックス手前から茨田が鮮やかなミドルシュートでネットを揺らして3点差に。これまでの不調が嘘のような大量リードで前半を折り返した。
ハーフタイムにはこの日ゴールを挙げた古林、茨田を下げる大胆な采配を見せる湘南ベンチ。52分にはカウンターから畑が左サイドを突破し、ボックス左から小さく横へ出す。大橋は逆サイドへのパスを選択してブロックされるも、自ら拾って右足でシュート。これも防がれるが、今度は左足を振り抜き、3度目の正直で右隅に突き刺す。
勢いの止まらない湘南は77分、池田の右CKをニアで石原直樹が相手と競り合い、流れたボールを大岩がプッシュしてリードを5点に広げた。
ホームで意地を見せたいC大阪は、攻め上がった瀬古がボックス左で山田に倒されてPKを獲得。清武が右隅に決めて1点を返すと、以降も加藤や中島らがたびたびフィニッシュを迎えたが、多くがボックス外からのミドルシュートとなり、ゴール前を固める湘南のブロックをかいくぐれぬまま時間が経過する。
結局、大量リードを生かした湘南が守備で大きな破綻を見せずにタイムアップを迎え、7試合ぶりの白星。J1でのC大阪戦としては1999年3月以来の勝利となった。
セレッソ大阪 1-5 湘南ベルマーレ
【C大阪】
清武弘嗣(後39)
【湘南】
古林将太(前4)
タリク(前27)
茨田陽生(前42)
大橋祐紀(後7)
大岩一貴(後22)
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