数的優位生かした横浜FCが最下位脱出! 15連戦のG大阪はダービー前に痛い敗戦【明治安田J1第26節】
2021.08.25 21:15 Wed
明治安田生命J1リーグ第26節の1試合が25日にニッパツ三ツ沢球技場で催され、ホームの横浜FCがガンバ大阪を3-1で下した。
再開してから1勝1分けの負けなしで来た最下位の横浜FCだが、セレッソ大阪との前節は1-3の逆転負け。同じく大阪勢との対戦となる今節は出場停止の高橋が欠場となり、アルトゥール・シルバが先発入りしたほか、2戦連発が期待される渡邉が古巣戦でも最前線を務めた。
一方、着実に勝ち点を積み上げ、残留争いから抜け出しつつある13位のガンバ大阪は15連戦の超ハードスケジュールを考慮して、今節もターンオーバー。前節から7選手が入れ替わり、古巣戦の小野瀬が右ウィングバックを務め、小野と大卒ルーキーの佐藤も先発した。
次戦の大阪ダービーに弾みをつけたいG大阪だが、横浜FCが開始数十秒でビッグチャンス。マギーニョのスルーパスで相手の裏を完全に抜け出した渡邉が折り返すと、ボックス左の松尾が落ち着いて押し込む。だが、VARチェックで渡邉がオフサイドをとられ、認められない。
ことなきを得たG大阪だが、ボールを保持する時間を作っても全体的に動きが乏しいなか、30分にGK東口のキックから好機。相手最終ラインの背後に抜け出したチアゴ・アウベスがボックス左から豪快に左足シュートを蹴り込むが、この場面もオフサイドの判定で幻となる。
それでも、前半アディショナルタイム2分に右サイドから最終ラインの背後を突いたマギーニョがバイタルエリア右で佐藤のファウルを受けてFKのチャンス。佐藤を一発退場に追い込み、キッカーの瀬古が上げたクロスをファーのアルトゥール・シルバが頭で合わせ、先制した。
数的不利に陥った上、ハーフタイム目前に守りが崩れるという最悪の展開で試合を折り返したG大阪だが、交代なしで後半に入ると、48分に左CKのチャンスを獲得。ボックス中央で高く浮かび上がったボールを今季初先発の小野が頭で合わせ、G大阪が早い段階で追いつく。
リードを失った横浜FCは60分にガブリエウの負傷交代にも見舞われ、数的優位の状況を生かせずにいると、G大阪も勝ち越そうと66分に昌子、倉田、矢島の主力勢を一挙に投入。そのなかで、73分に渡邉の右足フィニッシュがゴール右を突くが、GK東口の牙城を崩せない。
だが、横浜FCが74分に前嶋とフェリペ・ヴィゼウを投入すると、この交代が的中する。フェリペ・ヴィゼウが80分にバイタルエリア中央に仕掛けると、井手口が対応。クリアされるが、ボールが自身の前にこぼれると、左足シュートをゴール左に叩き込み、勝ち越しに成功する。
再びリードした横浜FCは87分に小川と武田を入れ、終わらせにかかる。そのなかで、76分のレアンドロ・ペレイラを投入した効果が出る前に失点したG大阪も反撃。88分に敵陣左サイドで獲得したFKのチャンスから菅沼がクロスに頭で合わせるが、オフサイドで認められない。
その後、フェリペ・ヴィゼウが息の根を止める絶好機をモノにできず、最後の交代で藤春も送り出したG大阪にもツキが巡ってくるが、後半アディショナルタイム3分にゴール左隅を突いた三浦のヘディングシュートもGKスベンド・ブローダーセンがファインセーブ。横浜FCが粘る。
すると、後半アディショナルタイム8分に敵陣左サイド深くのスペースでパスを受けた安永がボールキープを選択せず、緩急をつけたドリブルでボックス左に侵攻。厳しい角度から右足シュートをファーサイドにねじ込み、勝負の行方を決した。
数的優位を生かして今季最多3得点の横浜FCは3試合ぶりの白星を掴み取り、大分トリニータを抜いて最下位脱出の19位に浮上。一時追いついたものの、疲労の色が濃くなる終盤に失点が続いたG大阪は3試合ぶりの黒星となり、ダービー前に手痛い敗戦を喫した。
横浜FC 3-1 ガンバ大阪
【横浜FC】
アルトゥール・シルバ(前45+5)
フェリペ・ヴィゼウ(後35)
安永玲央(後45+8)
【G大阪】
小野裕二(後3)
再開してから1勝1分けの負けなしで来た最下位の横浜FCだが、セレッソ大阪との前節は1-3の逆転負け。同じく大阪勢との対戦となる今節は出場停止の高橋が欠場となり、アルトゥール・シルバが先発入りしたほか、2戦連発が期待される渡邉が古巣戦でも最前線を務めた。
次戦の大阪ダービーに弾みをつけたいG大阪だが、横浜FCが開始数十秒でビッグチャンス。マギーニョのスルーパスで相手の裏を完全に抜け出した渡邉が折り返すと、ボックス左の松尾が落ち着いて押し込む。だが、VARチェックで渡邉がオフサイドをとられ、認められない。
ことなきを得たG大阪だが、ボールを保持する時間を作っても全体的に動きが乏しいなか、30分にGK東口のキックから好機。相手最終ラインの背後に抜け出したチアゴ・アウベスがボックス左から豪快に左足シュートを蹴り込むが、この場面もオフサイドの判定で幻となる。
33分にもGK東口のキックからチアゴ・アウベスの左足シュートでゴールに迫ったG大阪だが、枠に飛ばせず、不意に。すると、横浜FCも連続して好機を作り出すが、いずれもファイナルサードでのプレーが相手守備網に引っかかってしまい、なかなかゴールに繋げられない。
それでも、前半アディショナルタイム2分に右サイドから最終ラインの背後を突いたマギーニョがバイタルエリア右で佐藤のファウルを受けてFKのチャンス。佐藤を一発退場に追い込み、キッカーの瀬古が上げたクロスをファーのアルトゥール・シルバが頭で合わせ、先制した。
数的不利に陥った上、ハーフタイム目前に守りが崩れるという最悪の展開で試合を折り返したG大阪だが、交代なしで後半に入ると、48分に左CKのチャンスを獲得。ボックス中央で高く浮かび上がったボールを今季初先発の小野が頭で合わせ、G大阪が早い段階で追いつく。
リードを失った横浜FCは60分にガブリエウの負傷交代にも見舞われ、数的優位の状況を生かせずにいると、G大阪も勝ち越そうと66分に昌子、倉田、矢島の主力勢を一挙に投入。そのなかで、73分に渡邉の右足フィニッシュがゴール右を突くが、GK東口の牙城を崩せない。
だが、横浜FCが74分に前嶋とフェリペ・ヴィゼウを投入すると、この交代が的中する。フェリペ・ヴィゼウが80分にバイタルエリア中央に仕掛けると、井手口が対応。クリアされるが、ボールが自身の前にこぼれると、左足シュートをゴール左に叩き込み、勝ち越しに成功する。
再びリードした横浜FCは87分に小川と武田を入れ、終わらせにかかる。そのなかで、76分のレアンドロ・ペレイラを投入した効果が出る前に失点したG大阪も反撃。88分に敵陣左サイドで獲得したFKのチャンスから菅沼がクロスに頭で合わせるが、オフサイドで認められない。
その後、フェリペ・ヴィゼウが息の根を止める絶好機をモノにできず、最後の交代で藤春も送り出したG大阪にもツキが巡ってくるが、後半アディショナルタイム3分にゴール左隅を突いた三浦のヘディングシュートもGKスベンド・ブローダーセンがファインセーブ。横浜FCが粘る。
すると、後半アディショナルタイム8分に敵陣左サイド深くのスペースでパスを受けた安永がボールキープを選択せず、緩急をつけたドリブルでボックス左に侵攻。厳しい角度から右足シュートをファーサイドにねじ込み、勝負の行方を決した。
数的優位を生かして今季最多3得点の横浜FCは3試合ぶりの白星を掴み取り、大分トリニータを抜いて最下位脱出の19位に浮上。一時追いついたものの、疲労の色が濃くなる終盤に失点が続いたG大阪は3試合ぶりの黒星となり、ダービー前に手痛い敗戦を喫した。
横浜FC 3-1 ガンバ大阪
【横浜FC】
アルトゥール・シルバ(前45+5)
フェリペ・ヴィゼウ(後35)
安永玲央(後45+8)
【G大阪】
小野裕二(後3)
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