広島は2試合連続でリード守り切れず、川崎Fも2試合続けてドロー【明治安田J1第25節】
2021.08.21 20:58 Sat
明治安田生命J1リーグ第25節、サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレが21日にエディオンスタジアム広島で行われ、1-1で引き分けた。
前節のヴィッセル神戸戦が悪天候で延期となったため、中11日での試合となる広島(勝ち点31)。9日に行われた第23節のアビスパ福岡戦では97分に失点し、2ポイントを失う結果となってしまった。これで直近のリーグ戦は6試合で1勝のみ。じわじわと順位が下がってしまっている現状だ。
一方の川崎F(勝ち点62)は未だ無敗で首位を堅守。ただ、前節は柏レイソル相手に公式戦40試合ぶりの無得点でゴールレスドロー。2位の横浜F・マリノスに6ポイント差に詰め寄られている。18日の天皇杯ラウンド16では清水エスパルスを2-1で退けたが、中2日のタイトスケジュールは王者にとって一番の難敵か。
そんな川崎Fだが、スタメン変更は1人のみ。序盤は相手の出方を見ながら、攻め急ぐことなく隙を探っていく。6分のCKの場面では、脇坂のクロスを車屋が頭で合わせたがここは枠の外へ。
王者が中々チャンスを作れないでいる中、広島はカウンターから何度か攻勢に転じる。すると27分、右サイドの深い位置でのスローインから、太ももの負傷による1カ月半の長期離脱から明けた柴崎がグラウンダーのクロス。これをボックス中央に走り込んだ柏がダイレクトで流し込み、ホームチームが先制に成功した。
1点ビハインドで後半を迎える川崎Fは、長谷川に代えて宮城を投入。立ち上がりから相手を押し込んでいく中、50分過ぎにゴール前まで侵攻し、宮城がボックス左から折り返したクロスのこぼれ球を登里がシュート。ここを相手の体を張った守備に防がれると、さらにシミッチがボックス手前からミドルシュートで波状攻撃。しかし、ここもスライディングブロックに阻まれ、得点には至らなかった。
後半はここまで防戦一方の広島は、58分にエゼキエウを下げて浅野を投入し、攻撃面の活性化を図る。だが、守勢の構図は変わらず、アウェイチームは飲水タイムを挟んで脇坂とシミッチを遠野と橘田に代えて、中盤をリフレッシュさせる。
直後の69分に、川崎Fは家長の浮き玉のパスから相手の背後をついた宮城がボックス左に侵入。マイナスの折り返しを遠野が合わせる決定機を作ったが、遠野のダイレクトシュートは大きくクロスバーを越えてしまう。
それでも、徐々にゴールに近づく川崎Fは73分、橘田がのロングボールに反応した旗手がボックス右に抜け出し、時間を作ってゴール前にラストパス。これを受けたレアンドロ・ダミアンがトラップからシュートを突き刺して、ついに同点に追いついた。
前節に続いてリードを守り切れなかった広島は、80分手前にハイネルと柴崎を下げて松本と東を投入。一方の川崎Fも、L・ダミアンに代えて小林をピッチへ送り込んだ。
川崎Fが攻勢を続けたまま、試合はアディショナルタイムに突入。92分に川崎Fは右サイドでFKを獲得しゴールチャンスを迎える。遠野が右足で送ったクロスをニアで旗手が頭で合わせたが、GK大迫の正面に飛んでしまい逆転ならず。
そして、5分の追加時間も経過し試合終了。1-1の引き分けに終わった。
サンフレッチェ広島 1-1 川崎フロンターレ
【広島】
柏好文(前27)
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後28)
前節のヴィッセル神戸戦が悪天候で延期となったため、中11日での試合となる広島(勝ち点31)。9日に行われた第23節のアビスパ福岡戦では97分に失点し、2ポイントを失う結果となってしまった。これで直近のリーグ戦は6試合で1勝のみ。じわじわと順位が下がってしまっている現状だ。
そんな川崎Fだが、スタメン変更は1人のみ。序盤は相手の出方を見ながら、攻め急ぐことなく隙を探っていく。6分のCKの場面では、脇坂のクロスを車屋が頭で合わせたがここは枠の外へ。
王者が中々チャンスを作れないでいる中、広島はカウンターから何度か攻勢に転じる。すると27分、右サイドの深い位置でのスローインから、太ももの負傷による1カ月半の長期離脱から明けた柴崎がグラウンダーのクロス。これをボックス中央に走り込んだ柏がダイレクトで流し込み、ホームチームが先制に成功した。
その後は広島の攻勢が続き、39分にはジュニオール・サントスのスルーパスに抜け出したエゼキエウがゴールに迫るが、DFをかわして放ったシュートはGKチョン・ソンリョンに防がれた。
1点ビハインドで後半を迎える川崎Fは、長谷川に代えて宮城を投入。立ち上がりから相手を押し込んでいく中、50分過ぎにゴール前まで侵攻し、宮城がボックス左から折り返したクロスのこぼれ球を登里がシュート。ここを相手の体を張った守備に防がれると、さらにシミッチがボックス手前からミドルシュートで波状攻撃。しかし、ここもスライディングブロックに阻まれ、得点には至らなかった。
後半はここまで防戦一方の広島は、58分にエゼキエウを下げて浅野を投入し、攻撃面の活性化を図る。だが、守勢の構図は変わらず、アウェイチームは飲水タイムを挟んで脇坂とシミッチを遠野と橘田に代えて、中盤をリフレッシュさせる。
直後の69分に、川崎Fは家長の浮き玉のパスから相手の背後をついた宮城がボックス左に侵入。マイナスの折り返しを遠野が合わせる決定機を作ったが、遠野のダイレクトシュートは大きくクロスバーを越えてしまう。
それでも、徐々にゴールに近づく川崎Fは73分、橘田がのロングボールに反応した旗手がボックス右に抜け出し、時間を作ってゴール前にラストパス。これを受けたレアンドロ・ダミアンがトラップからシュートを突き刺して、ついに同点に追いついた。
前節に続いてリードを守り切れなかった広島は、80分手前にハイネルと柴崎を下げて松本と東を投入。一方の川崎Fも、L・ダミアンに代えて小林をピッチへ送り込んだ。
川崎Fが攻勢を続けたまま、試合はアディショナルタイムに突入。92分に川崎Fは右サイドでFKを獲得しゴールチャンスを迎える。遠野が右足で送ったクロスをニアで旗手が頭で合わせたが、GK大迫の正面に飛んでしまい逆転ならず。
そして、5分の追加時間も経過し試合終了。1-1の引き分けに終わった。
サンフレッチェ広島 1-1 川崎フロンターレ
【広島】
柏好文(前27)
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後28)
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