清水に加入したコソボ代表MFコロリが欧州のオファーを断った理由、清水での衝撃を語る「全く期待していなかったけど…」
2021.08.13 17:42 Fri
清水エスパルスに加入したコソボ代表MFベンジャミン・コロリが、スイス『lematin』で移籍の経緯や日本のイメージを語った。
コロリは7月23日、スイスのチューリヒから完全移籍で清水エスパルスへと加入。報道では2024年1月までの2年半契約を結んだとされている。
コロリはスイスとコソボにルーツを持っており、スイスのシオンでキャリアをスタート。2015年7月にFCビール/ビエンヌへと完全移籍すると、2016年1月にはヤング・ボーイズへとレンタル移籍を経験。ローザンヌへの移籍を経て、2018年7月にチューリヒへと完全移籍で加入した。
左サイドハーフを主戦場とするコロリは、トップでもプレー。チューリヒでは公式戦92試合に出場し26ゴール19アシストを記録。スイス・スーパーリーグでは、150試合で42ゴール27アシストを記録。また、2016年11月からコソボ代表としてもプレー。UEFAネーションズリーグやユーロ予選、ワールドカップ欧州予選などここまで23試合に出場し4ゴール1アシストを記録していた。
清水加入にあたり、Jリーグが管理する14日間の隔離措置(Jリーグバブル)を経て、チームへと合流を果たしたコロリ。まだ日本でのデビューは果たしていないが、残留争いから抜け出したい清水の起爆剤として期待されている。
「僕はバブルに入った。Jリーグがルーキーのために用意したホテルだよ。刑務所に入る寸前のようで、簡単ではなかったね。最初の4日間は部屋の外に出ることも許されなかった」
「触ることができない半開きの窓があり、食べ物がドアの前に運ばれた。廊下で隣の人と話をすることすら許されなかった。そして5日目以降は、1日1時間の個人練習をすることが許可されたんだ」
急遽日本でのプレーが決まったコロリ。スイス国内でのプレー継続も噂に上がっていた中で、自身とは縁もない極東でのプレーを選択した。
その背景には、チームメイトの存在があったといい、ヨーロッパでは受けられないようなオファーが来たことが決め手だったとした。
「仲の良いジブコ・コスタディノビッチ(チューリヒGK)がJリーグに知り合いがいると言って、そこでやってみないかと誘ってくれたんだ。日本の代理人に連絡を取り、何かオファーがあるかもしれないと言ってくれた。それ以上は考えず、休みの間に清水からのオファーを受けた」
「僕はビックリしたよ。彼らは僕が断れないオファーをしてくれたんだ」
「ヨーロッパでは、これに相当するものはなかった。現実的に考えなければいけなかったよ。29歳で、24歳まで苦労してきたんだから、道を切り開くにはちょうど良い時期だったんだ。そして後悔はしていない。スイスでも僕は成功したからね」
また、オファーを受けた理由は金銭面だけではないとコメント。日本の文化にも魅了されていると語った。
「全体の流れだ。Jリーグはアジアで最も優れたリーグの1つで、個人的に日本には魅了されてきた。一度も行ったことはなかったけど、興味をそそられたんだ」
「アジアのスイスのようなもので、とてもしっかりしている。マンガのファンでもあり、アニメもオリジナルの声で観ていた。そして日本食にはとても惹かれるんだ」
さらに、実際にチームに合流しても驚きの連続だったという。何よりもスタッフの数に驚いたと言い、ベストピッチ賞を何度も受賞しているIAIスタジアム日本平の芝も驚いたという。
「清水エルパルスはソフトな感じを受けるけど、ここでのプロ意識のレベルはスイスのビッグクラブと比べてもとても高い」
「正直言って、全く期待していなかった。でも、クラブで働いている人たちの多さにも衝撃を受けた。選手よりもスタッフの方が多いんだ。そして、Jリーグで最高のピッチを持っているみたいだ。まるでゴルフ場のようだよ」
「数年前のセント・ジェームズ・パークに似ているね。気がつかれていないだけで、素晴らしいリーグだよ。イニエスタのようなスター選手もいるけど、その後ろにも多くの良い選手がいるんだ」
また、日本人の性格にも触れ「日本人はとても親切だよ。たくさんのプレゼントをくれて、スタンドで32という数字の入ったシャツをたくさん見かけたり。成功したときの気持ちは想像できない」とコメント。ファンの前で、活躍する日が待ち切れないようだ。
コロリは7月23日、スイスのチューリヒから完全移籍で清水エスパルスへと加入。報道では2024年1月までの2年半契約を結んだとされている。
左サイドハーフを主戦場とするコロリは、トップでもプレー。チューリヒでは公式戦92試合に出場し26ゴール19アシストを記録。スイス・スーパーリーグでは、150試合で42ゴール27アシストを記録。また、2016年11月からコソボ代表としてもプレー。UEFAネーションズリーグやユーロ予選、ワールドカップ欧州予選などここまで23試合に出場し4ゴール1アシストを記録していた。
清水加入にあたり、Jリーグが管理する14日間の隔離措置(Jリーグバブル)を経て、チームへと合流を果たしたコロリ。まだ日本でのデビューは果たしていないが、残留争いから抜け出したい清水の起爆剤として期待されている。
そのコロリは、来日後に味わった隔離生活について語り、厳格な管理体制で生活していたと明かした。
「僕はバブルに入った。Jリーグがルーキーのために用意したホテルだよ。刑務所に入る寸前のようで、簡単ではなかったね。最初の4日間は部屋の外に出ることも許されなかった」
「触ることができない半開きの窓があり、食べ物がドアの前に運ばれた。廊下で隣の人と話をすることすら許されなかった。そして5日目以降は、1日1時間の個人練習をすることが許可されたんだ」
急遽日本でのプレーが決まったコロリ。スイス国内でのプレー継続も噂に上がっていた中で、自身とは縁もない極東でのプレーを選択した。
その背景には、チームメイトの存在があったといい、ヨーロッパでは受けられないようなオファーが来たことが決め手だったとした。
「仲の良いジブコ・コスタディノビッチ(チューリヒGK)がJリーグに知り合いがいると言って、そこでやってみないかと誘ってくれたんだ。日本の代理人に連絡を取り、何かオファーがあるかもしれないと言ってくれた。それ以上は考えず、休みの間に清水からのオファーを受けた」
「僕はビックリしたよ。彼らは僕が断れないオファーをしてくれたんだ」
「ヨーロッパでは、これに相当するものはなかった。現実的に考えなければいけなかったよ。29歳で、24歳まで苦労してきたんだから、道を切り開くにはちょうど良い時期だったんだ。そして後悔はしていない。スイスでも僕は成功したからね」
また、オファーを受けた理由は金銭面だけではないとコメント。日本の文化にも魅了されていると語った。
「全体の流れだ。Jリーグはアジアで最も優れたリーグの1つで、個人的に日本には魅了されてきた。一度も行ったことはなかったけど、興味をそそられたんだ」
「アジアのスイスのようなもので、とてもしっかりしている。マンガのファンでもあり、アニメもオリジナルの声で観ていた。そして日本食にはとても惹かれるんだ」
さらに、実際にチームに合流しても驚きの連続だったという。何よりもスタッフの数に驚いたと言い、ベストピッチ賞を何度も受賞しているIAIスタジアム日本平の芝も驚いたという。
「清水エルパルスはソフトな感じを受けるけど、ここでのプロ意識のレベルはスイスのビッグクラブと比べてもとても高い」
「正直言って、全く期待していなかった。でも、クラブで働いている人たちの多さにも衝撃を受けた。選手よりもスタッフの方が多いんだ。そして、Jリーグで最高のピッチを持っているみたいだ。まるでゴルフ場のようだよ」
「数年前のセント・ジェームズ・パークに似ているね。気がつかれていないだけで、素晴らしいリーグだよ。イニエスタのようなスター選手もいるけど、その後ろにも多くの良い選手がいるんだ」
また、日本人の性格にも触れ「日本人はとても親切だよ。たくさんのプレゼントをくれて、スタンドで32という数字の入ったシャツをたくさん見かけたり。成功したときの気持ちは想像できない」とコメント。ファンの前で、活躍する日が待ち切れないようだ。
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