予選3回戦が終了! 守田英正のサンタ・クララ、香川真司のPAOKは予選プレーオフ進出《ECL》

2021.08.13 12:13 Fri
Getty Images
12日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の予選3回戦2ndレグが行われた。

2021-22シーズンから新たに設立されたECLは、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐ欧州サッカー連盟(UEFA)の第3階層レベルの大会。レギュレーション的には従来のELを分割する形式となっている。
その予選3回戦が12日に終了。予選プレーオフに進む32チームが決まった。

日本人選手が所属するクラブも予選3回戦に参加している。

MF齊藤未月が所属するルビン・カザン(ロシア)は、ポーランドのラクフ・チェンストホヴァと対戦。外国人枠の問題で去就が騒がれている齊藤はベンチ入り。試合は延長戦にまでもつれ込むと、106分に齊藤が途中出場した。
直前に味方が退場し、数的不利だったルビン・カザンだったが、齊藤は投入直後にファウルでイエローカードを受ける。さらにチームは111分に失点。そのまま0-1で敗れ、2戦合計0-1で予選3回戦敗退となった。

香川真司が所属するPAOKテッサロニキ(ギリシャ)はアイルランドのボヘミアンズと対戦。香川はベンチ入りも出番は訪れず。それでもチームは2-0で勝利し、2戦合計3-2で予選プレーオフ進出を決めた。

守田英正が所属するサンタ・クララ(ポルトガル)はスロベニアのオリンピア・リュブリャナと対戦。守田は先発フル出場を果たした。1stレグで0-2で勝利していたサンタ・クララは2ndレグもしっかりと0-1で勝利し、2戦合計0-3で予選プレーオフに勝ち進んだ。

また、ガンバ大阪から先日加入が発表されたFW中村敬斗が所属するLSKリンツ(オーストリア)は、セルビアのヴォイボディナと対戦。1stレグは1-0で勝利していたが、2ndレグは6-1と圧勝。2戦合計7-1で予選プレーオフに勝ち進んだ。

この結果、PAOKはプレーオフでクロアチアのリエカと、サンタ・クララはセルビアのパルチザン・ベオグラードと対戦。LASKはスコットランドのセント・ジョンストンと対戦する。

また、プレーオフには原口元気遠藤渓太が所属するウニオン・ベルリン(ドイツ)が参加し、フィンランドのクオピオン・パロセウラと対戦。そのほか、トッテナムはポルトガルのパソス・デ・フェレイラ、ローマはトルコのトラブゾンスポルと対戦する。

なお、ECLプレーオフの1sレグは8月19日、2ndレグは8月26日に開催される。

【予選3回戦結果】
▽8/9(月)
シャフチョール(カザフスタン) 0-0 コロス・コヴァリフカ(ウクライナ)
※AGG:0-0(3 PK 1)でシャフチョールが勝利

▽8/10(火)
ドムジャレ(スロベニア) 1-2 ローゼンボリ(ノルウェー)
※AGG:2-8 でローゼンボリが勝利

▽8/11(水)
アスタナ(カザフスタン) 3-4 クオピオン・パロセウラ(フィンランド)
※AGG:4-5 でクオピオン・パロセウラが勝利

▽8/12(木)
カラバフ(アゼルバイジャン) 1-0 AELリマソール(キプロス)
※AGG:2-1 でカラバフが勝利

ルビン・カザン(ロシア) 0-1 ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド)
※AGG:0-1 でラクフ・チェンストホヴァが勝利

モルデ(ノルウェー) 1-1 トラブゾンスポル(トルコ)
※AGG:4-4(3 PK 4)でトラブゾンスポルが勝利

ボデ/グリムト(ノルウェー) 2-0 プリシュティナ(コソボ)
※AGG:3-2 でボデ/グリムトが勝利

ジリナ(スロバキア) 5-0 トボル(カザフスタン)
※AGG:6-0 でジリナが勝利

ハンマルビー(スウェーデン) 5-1 チュカリチュキ(セルビア)
※AGG:6-4 でハンマルビーが勝利

ビクトリア・プルゼニ(チェコ) 3-1 TNSor(ウェールズ)
※AGG:5-5(4 PK 1)でビクトリア・プルゼニが勝利

PAOKテッサロニキ(ギリシャ) 2-0 ボヘミアンズ(アイルランド)
※AGG:3-2 でPAOKが勝利

RFS(ラトビア) 0-1 ヘント(ベルギー)
※AGG:2-3 でヘントが勝利

ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) 4-0 シロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)
※AGG:5-2 でハポエル・ベエルシェバが勝利

マッカビ・テルアビブ(イスラエル) 1-0 スパルタク・トルナヴァ(スロバキア)
※AGG:1-0 でマッカビ・テルアビブが勝利

バーゼル(スイス) 4-0 ウーイペシュト(ハンガリー)
※AGG:6-1 でバーゼルが勝利

フォラ・エシュ(ルクセンブルク) 2-1 リンフィールド(北アイルランド)
※AGG:4-2 でフォラ・エシュが勝利

アンデルレヒト(ベルギー) 2-1 ラチ(アルバニア)
※AGG:5-1 でアンデルレヒトが勝利

コペンハーゲン(デンマーク) 4-2 ロコモティフ・プロヴディフ(ブルガリア)
※AGG:5-3 でコペンハーゲンが勝利

リエカ(クロアチア) 4-1 ハイバーニアン(スコットランド)
※AGG:5-2 でリエカが勝利

フェイエノールト(オランダ) 3-0 ルツェルン(スイス)
※AGG:6-0 でフェイエノールトが勝利

ヴェレジュ(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 1-4 エルフスボリ(スウェーデン)
※AGG:2-5 でエルフスボリが勝利

オリンピア・リュブリャナ(スロベニア) 0-1 サンタ・クララ(ポルトガル)
※AGG:0-3 でサンタ・クララが勝利

スィヴァススポル(トルコ) 1-1 ディナモ・バトゥミ(ジョージア)
※AGG:延長戦の末3-2 でスィヴァススポルが勝利

ハイバーニアンズ(マルタ) 1-4 リガ(ラトビア)
※AGG:3-4 でリガが勝利

テウタ(アルバニア) 0-2 シャムロック・ローヴァーズ(アイルランド)
※AGG:0-3 でシャムロック・ローヴァーズが勝利

ラーン(北アイルランド) 1-0 パソス・デ・フェレイラ(ポルトガル)
※AGG:1-4 でパソス・デ・フェレイラが勝利

アバディーン(スコットランド) 2-1 ブレイザブリク(アイスランド)
※AGG:5-3 でアバディーンが勝利

HBトースハウン(フェロー諸島) 1-0 マッカビ・ハイファ(イスラエル)
※AGG:3-7 でマッカビ・ハイファが勝利

ダンドーク(アイルランド) 1-2 フィテッセ(オランダ)
※AGG:3-4 でフィテッセが勝利

LASKリンツ(オーストリア) 6-1 ヴォイボディナ(セルビア)
※AGG:7-1 でLASKが勝利

パルチザン・ベオグラード(セルビア) 2-2 ソチ(ロシア)
※AGG:3-3(4 PK 2)でパルチザンが勝利

オシエク(クロアチア) 1-1 CSKAソフィア(ブルガリア)
※AGG:3-5 でCSKAソフィアが勝利

【予選プレーオフ】
◆チャンピオンズパス
ジャルギリス(リトアニア) vs ボデ/グリムト(ノルウェー)
ネフチ・バクー(アゼルバイジャン) vs マッカビ・ハイファ(イスラエル)
フローラ(エストニア) vs シャムロック・ローヴァーズ(アイルランド)
リガ(ラトビア) vs リンカーン(ジブラルタル)
フォラ・エシュ(ルクセンブルク) vs カイラト(カザフスタン)

◆メインパス
カラバフ(アゼルバイジャン) vs アバディーン(スコットランド)
バーゼル(スイス) vs ハンマルビー(スウェーデン)
ビクトリア・プルゼニ(チェコ) vs CSKAソフィア(ブルガリア)
パソス・デ・フェレイラ(ポルトガル) vs トッテナム(イングランド)

スタッド・レンヌ(フランス) vs ローゼンボリ(ノルウェー)
アンデルレヒト(ベルギー) vs フィテッセ(オランダ)
LASKリンツ(オーストリア) vs セント・ジョンストン(スコットランド)
シャフチョール(カザフスタン) vs マッカビ・テルアビブ(イスラエル)

PAOKテッサロニキ(ギリシャ) vs リエカ(クロアチア)
クオピオン・パロセウラ(フィンランド) vs ウニオン・ベルリン(ドイツ)
フェイエノールト(オランダ) vs エルフスボリ(スウェーデン)
ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) vs ヘント(ベルギー)

スィヴァススポル(トルコ) vs コペンハーゲン(デンマーク)
サンタ・クララ(ポルトガル) vs パルチザン・ベオグラード(セルビア)
トラブゾンスポル(トルコ) vs ローマ(イタリア)
ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) vs アノルトシス(キプロス)
ヤブロネツ(チェコ) vs ジリナ(スロバキア)
関連ニュース

三笘不在のブライトンに4発快勝のシティが2位に浮上!【プレミアリーグ】

マンチェスター・シティは25日、プレミアリーグ第29節延期分でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦し4-0で勝利した。ブライトンの三笘薫はケガのため欠場している。 FAカップ準々決勝の影響で延期となっていた11位ブライトン(勝ち点44)とのアウェイゲームでリーグ5連勝を狙う3位シティ(勝ち点73)。 20日に行われたFAカップ準決勝のチェルシー戦をベルナルド・シウバの決勝点で勝利したシティは、その試合からスタメンを3人変更。グリーリッシュやストーンズ、GKオルテガに代えてコバチッチやグヴァルディオル、GKエデルソンをスタメンで起用した。 立ち上がりこそブライトンのマンマークに手を焼いたシティだったが、徐々にボールを保持する時間を増やすと17分に先制する。フォーデンのパスで右サイド深くまで駆け上がったウォーカーのダイレクトクロスをデ・ブライネがダイビングヘッドで叩き込んだ。 幸先良く先制したシティは、26分にもボックス右手前で獲得したFKをフォーデンが直接狙うと、グロスにディフレクトしたボールがゴールに吸い込まれ、追加点。さらに34分には、ハイプレスから相手ボックス内でボールを引っかけると、こぼれ球をボックス右のフォーデンがゴール左隅にシュートを流し込んだ。 ハーフタイムで2選手を交代したブライトンに対し、シティは62分にGKエデルソンのロングフィードで右サイドを抜け出したウォーカーがボックス右から侵入。切り返しで相手DFをかわし、飛び出したGKを引きつけてから中央へラストパスを送ると、最後はアルバレスが無人のゴールに流し込んだ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。シティは試合終了間際の94分、アルバレスのラストパスから途中出場のドクが決定機を迎えたが、シュートはGKスティールのセーブに阻まれ、試合はそのまま4-0でタイムアップ。 危なげない試合運びでリーグ戦5連勝を飾ったシティは、リバプールをかわし2位に浮上している。 2024.04.26 06:05 Fri

「笑顔で楽しんでプレー」パリ五輪への決戦、藤田譲瑠チマが優勝を見据えながらカタール戦へ意気込み「厳しい試合になる」

パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、U-23カタール代表戦へ意気込みを語った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝で、日本は開催国のカタールと対戦する。 8大会連続8度目(1992年以降)の出場を目指す日本。2度目の出場を目指すカタールとの戦いで負ければ、パリ・オリンピック行きは潰えることとなる。 グループステージ最終戦の韓国代表戦では敗れていた日本。キャプテンとしてチームを率いる藤田は、今大会の3試合を振り返り、チームメイトは非常によくプレーしていると語った。 「僕のパフォーマンスはそれほど良かったとは思いません。でも、チームメイトに関して言えば、とてもよく頑張ってくれたと思います」 「チームメイトには、これまで通りのプレーができればトロフィーを獲得できるチャンスがあると期待しています。引き続き、今大会でベストを尽くしていきたいです」 「チームメイト全員の関係は良好で、先発メンバーを変更しても、チームのクオリティは保たれます。なので、スタートから誰がプレーするかというのは問題ではありません」 チームの総合力に自信を見せた藤田。負ければ終わるカタールとの戦いは、完全アウェイでの試合が予想されるが、難しいとしながらも、楽しみたいと語った。 「厳しい試合になると思います。なぜなら、僕たちは彼らのスタジアムでプレーしなければなりませんし、おそらく満員となるでしょう。僕たちは笑顔でサッカーを楽しんでプレーすることを意識します」 「中盤に関しては、ほとんどの選手がフル代表でのプレー経験があり、クオリティが高いと思っています」 「僕たちの中盤もクオリティは高いですし、僕たちにとっても彼らにとっても難しいと思います。攻撃も守備も、アグレッシブにやっていく必要があります」 両国にとって負けれた終わりの準々決勝。U-23カタール代表vsU-23日本代表は25日の23時キックオフ。 NHKとDAZNで生中継される。 2024.04.25 15:20 Thu

フル出場の南野拓実が攻守に躍動! 上位対決制した2位モナコが4連勝【リーグ・アン】

リーグ・アン第29節延期分、モナコvsリールが24日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが1-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。 前節、南野の今季8点目などでスタッド・ブレストとの上位対決を制した2位に浮上したモナコ。4連勝を狙ったミッドウィーク開催の延期分の一戦では4位のリールをホームで迎え撃った。この試合で南野は[4-4-2]の左サイドハーフで起用された。 立ち上がりから一進一退の攻防が続いていく。序盤はやや押し込まれたモナコは、ハラルドソンのボックス内での折り返しがDFにディフレクトしてあわやオウンゴールというピンチを招いたが、ここはGKマイェッキの好守で凌ぐ。 15分を過ぎた辺りから攻勢を強めるホームチームは20分、南野に最初の決定機。ボックス手前でベンタレブのトラップ際を狙って奪い切ると、鋭い右足のミドルシュートを放つ。無回転気味のシュートが枠を捉えたかに思われたが、わずかにクロスバーの上を越えた。 以降はセットプレーからフォファナの際どいヘディングシュートなどでチャンスを窺うモナコ。38分には再び日本代表FWに見せ場が訪れる。バイタルエリア中央でのアクリウシュとのパス交換でボックス内に侵入した南野はアンドレに後ろから当られながらも強引に左足シュートに持ち込んだが、これはわずかに枠の左に。また、この接触でPKを要求したものの、認められず。 結局、ゴールレスで折り返した試合。後半はよりオープンな展開で進んでいく。開始直後にグズムンドソンの左ポスト直撃のヘディングシュートで冷や汗をかいたホームチームだが、直後には南野やアクリウシュがボックス内で続けてフィニッシュに持ち込んでいく。 すると、この展開の中でモナコがゴールをこじ開ける。61分、相手陣内中央でのボール奪取からそのままペナルティアーク付近まで運んだフォファナが左足を一閃。DFヨロの股間を抜けた鋭いシュートがゴール右下隅の完璧なコースに突き刺さった。 良い時間帯に先制に成功したモナコは、さらに追加点にも迫る。69分、自陣での南野のパスカットからカウンターを発動。エンボロのスルーパスに反応したベン・イェデルがボックス内でGKシュヴァリエを右にかわしてシュートを放つが、これはシュヴァリエの見事なリカバリーに阻まれる。 その後もベン・イェデルに2度目の決定機が訪れるも、決め切ることができずに試合を殺せないモナコ。徐々に逃げ切りに態勢に入りつつ、前がかる相手を引っくり返す形で追加点を狙う形にシフトする。 その中で攻守両面に集中したプレーを見せる南野は、試合終盤にチアゴ・サントスにボックス内へのドリブル突破を許しかけるが、うまく身体を入れて交錯しながらもボールにアタックする好守も見せた。 そして、日本人エースの奮闘もあってフォファナのリードを守り抜いたモナコが難敵リールとの接戦を制して2位死守に成功した。 2024.04.25 06:20 Thu

マージーサイドダービーで完敗リバプールが逆転優勝遠のく痛恨黒星に…会心勝利エバートンは残留に大きく前進【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第29節延期分、エバートンvsリバプールが24日にグディソン・パークで行われ、ホームのエバートンが2-0で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は63分からプレーした。 前節、フルアムに3-1の快勝を収めてリーグ戦3試合ぶりの白星を手にした2位のリバプール。ミッドウィーク開催となった延期分では16位のエバートンとのマージーサイド・ダービーで連勝を狙った。 クロップ監督は自身最後のダービーに向けて前節から先発6人を変更。遠藤やグラフェンベルフ、負傷のジョタらに代わってマク・アリスター、ソボスライ、サラー、ヌニェスが復帰した。 互いにテンション高く試合に入ると、開始6分にはエバートンにビッグチャンス。ハリソンの右サイドからの斜めのパスに抜け出したキャルバート=ルーウィンがボックス内でGKアリソンと交錯。これでホームチームにPKが与えられたが、VARのレビューの結果、オフサイドでの取り消しとなった。 開始早々のピンチを回避したリバプールは、ボールの主導権を握って徐々に押し込む。序盤は左サイドのロバートソン、ルイス・ディアスのコンビを起点にチャンスを窺う。 一方、エバートンも真骨頂である堅守速攻を軸に相手のハイラインの背後を狙った仕掛け、セットプレーで際どいシーンを創出。13分と17分にはゴッドフリー、キャルバート=ルーウィンのボックス内でのヘディングシュートでゴールに迫るが、ここはGKアリソンの好守などに阻まれた。 拮抗した展開ながらもホームチームがより思い通りにゲームを進めると、序盤から可能性を示していたトフィーズのセットプレーから試合が動く。27分、FKの二次攻撃からゴール前で混戦が生まれると、DFコナテの意図しないクリアボールがゴール左でフリーのブランスウェイトにこぼれる。すかさず左足で蹴り込んだシュートがGKアリソンの脇を抜けて左ポストを叩いてゴールラインを割った。 逆転優勝へ勝ち点3が必須の状況でビハインドを背負ったリバプールは、ここから反撃を開始。完全にボールを持たされる展開が続く中、焦れずに外回りの攻撃でチャンスを窺う。 35分にはサラーとのパス交換でボックス左に抜け出したヌニェス、44分にはサラー、ヌニェスとボックス付近でヘディングでのパスを繋いでディアスと続けて決定的なシュートを放つが、いずれも守護神ピックフォードのビッグセーブに遭う。その後、前半アディショナルタイムにも厚みのある攻撃を仕掛けたが、相手の身体を張った守備を前にゴールが遠かった。 ホームチームの1点リードで折り返したダービーは後半も拮抗。メンバー交代を行わずに前半同様に押し込む形のリバプールだが、相手の集中した守備を前に決定機には持ち込めず。 一方、回数は少ないものの、攻撃に出た際には着実にフィニッシュまで持ち込むエバートン。すると、前半同様にセットプレーからゴールを奪い切る。58分、右CKの場面でキッカーのマクニールが左足インスウィングで上げたクロスをファーで完全にフリーとなったキャルバート=ルーウィンがピッチへ叩きつける打点の高いヘディングシュートを突き刺した。 これで厳しくなったリバプールは失点直後の63分に3枚替えを敢行。カーティス・ジョーンズ、コナテ、ソボスライを下げてエリオット、クアンサー、遠藤を投入。だが、この交代直後には遠藤の自陣でのボールロストからマクニールにあわや3点目という決定機を与えてしまう。 このピンチを何とか凌ぐと、ここから攻勢を強めていく。69分にはボックス左でロバートソンから足元にパスを受けたディアスが得意の角度から右足を振るが、これは惜しくも右ポストを叩いた。 この決定機以降は完全に攻めあぐねる状況に陥ると、クロップ監督は80分を過ぎてアレクサンダー=アーノルド、ロバートソンを下げてジョー・ゴメス、ツィミカスを同時投入。ここからリスクを冒して前に出る。 後半最終盤にはエリオット、サラーと決定的なシュートを放ったが、いずれもGKピックフォードのビッグセーブに阻まれて一矢報いることもかなわなかった。 この結果、2010年以来13試合ぶりにグディソン・パークでのダービーで敗戦を喫したリバプールは、逆転優勝が大きく遠のく痛恨の黒星となった。 一方、ホームで会心の勝利を収めたエバートンはこの勝利によってプレミアリーグ残留に大きく前進した。 2024.04.25 06:10 Thu

「酷いチャレンジ」「なぜまだピッチに?」 冨安健洋への悪質なチャージ、足首踏みつけもお咎めなしのチェルシーFWにレジェンドたちも疑問「信じられない」「レッドカードだ」

アーセナルのファンは日本代表DF冨安健洋へのファウルに怒り心頭だ。 23日、プレミアリーグ第29節延期分のアーセナルvsチェルシーが行われ、優勝を争うアーセナルが5-0で圧勝。チェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”を制していた。 冨安はこの試合に先発出場。先週末のウォルバーハンプトン戦を欠場しただけに心配されたが、大一番で攻守にわたって活躍を見せた。 しかし、試合の序盤に心配なシーンが。8分、冨安がデクラン・ライスからのパスを受けると、ややトラップが大きくなりルーズボールに。これを冨安が拾いに行った中、チェルシーのFWニコラス・ジャクソンも奪いにくる。 ボールにいち早く触った冨安に対し、ジャクソンは思い切り足首を踏みつける形に。スロー映像では、完全に足首を踏み、冨安は捻っているようにも見える。 しかし、このシーンに対してVARチェックが入ったにも関わらず、ジャクソンには何もなし。レッドカードはおろか、イエローカードすら出ないこととなった。 危険な行為は、故意かどうかに関係なく厳しく取り締られている中で、ただのファウルで終わることに。これにはイギリス『talkSPORT』の解説を務めた元イングランド代表DFダニー・ミルズ氏は「あれはレッドカードだ。ぜひVARを見てみたい」とコメントしていた。 また、『TNTスポーツ』で解説した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も「あのチャレンジがVARさえ考慮されないことは信じられない」とコメント。アーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏も「驚くべきこと」と同意していた。 当然この判定にはアーセナルのファンが怒り浸透。X(旧ツイッター)では「ジャクソンの酷いタックル。辞めるべきだ」、「ニコラス・ジャクソンはレッドカードだろう。冨安健洋への酷いチャレンジだ」、「ニコラス・ジャクソンがどうしてまだピッチに立っているのかわからない」、「見れば見るほどレッドカード。衝撃的」というコメントが集まっている。 冨安は72分で途中交代。その後問題なくプレーしていたため、大きなケガにはなっていないと思われるが、最悪の結末が待っていた可能性もあっただけに、今後判定について何かが起こるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】一歩間違えれば重傷の危機…冨安健洋が足首を踏みつけられる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 65;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 14:52 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly