ブラジルが延長戦でスペインを下し2連覇達成!《東京オリンピック》
2021.08.07 23:09 Sat
東京オリンピック男子サッカー決勝戦、U-24ブラジル代表vsU-24スペイン代表が7日に横浜国際総合競技場で行われ、2-1でブラジルが勝利し、2連覇を果たした。
準決勝ではそれぞれメキシコと日本を下して決勝へ駒を進めたブラジルとスペイン。ブラジルは連覇、かたやスペインは29年ぶりの金メダル獲得を懸け、兵たちが相見えることになった。
スタメンに関して、ブラジルはメキシコ戦をケガで欠場したマテウス・クーニャが復帰。スペインは日本戦で決勝ゴールを決めたアセンシオが2試合ぶりに先発に名を連ね、両チームともフルスカッドで激突する。
序盤から互いに強度の高い入りとなった中、中盤での激しい陣取り合戦が続き、なかなかシュートシーンが訪れない展開となる。最初のシュートは17分のスペイン。やや距離のある位置からのFKをアセンシオが狙っていった。
対するブラジルも19分、左CKをドウグラス・ルイスが頭で合わせ初シュート。25分には味方のパスをリシャルリソンが左足ダイレクトシュートにつなげたが、惜しくも外のサイドネットを叩いた。
キッカーは今大会5ゴールのリシャルリソン。助走で一旦ストップしてフェイントをかけたが、肝心のシュートはクロスバーを越えてしまい、絶好の先制チャンスを逃してしまった。
だが、落ち込むことなく攻勢を続けるブラジルは前半アディショナルタイムに先制する。左サイドからクラウジーニョが右足で入れたクロスを、ボックス右まで侵入していたダニエウ・アウベスが難しい体勢で折り返す。これをDF2人に挟まれながらも上手く収めたクーニャがボックス中央からシュートを突き刺した。
1点ビハインドで後半を迎えるスペインは、ハーフタイムでメリノとアセンシオを下げてソレールとブライアン・ヒルを投入する。それでも、52分にリシャルリソンのシュートがクロスバーを弾くなど、依然ブラジルのペースが続く。
しかし、このレベルになると試合の流れは関係ない。61分、味方の縦パスで右サイドを侵攻したソレールがクロスを上げると、ボックス左に走り込んだオヤルサバルが滑り込みながらボレーシュートを突き刺し、振り出しに戻した。
その後はしばらく膠着状態が続いたが、徐々にスペインが攻守において優勢に出る。オスカル・ヒルが右サイドから上げたクロスがやや流れてクロスバーを直撃すると、続く88分には、ブライアン・ヒルがボックス手前から左足で放った強烈なミドルシュートもクロスバーを揺らす。
後半アディショナルタイムにかけてはブラジルも何度か攻撃に転じたが、90分では決着がつかず延長戦へ突入。スペインはオスカル・ヒルとククレジャの両サイドバックをミランダとバジェホに入れ替え、対するブラジルはここで初の交代カードを切り、先制点を挙げたクーニャを下げてマウコムを投入した。
ブラジルはそのマウコムの入った左サイドからのチャンスが増える。延長前半10分にマウコムのパスからアラーナ がシュート。だが、ここはGKウナイ・シモンの好セーブが光った。
延長戦はここまで守勢のスペイン。オヤルサバルを下げてラファ・ミルをピッチへ送り、攻撃面のテコ入れを図る。延長後半立ち上がりには左CKを獲得するが、これを跳ね返され一転してピンチに。
ブラジルはアントニーが右サイドに開き、素早く逆サイドを走るマウコムに展開。マウコムはトラップでチェックを剥がすとともにボックス左に侵入し、迷わずシュートを選択すると、GKウナイ・シモンに当たりながらもゴールに吸い込まれ、ついに均衡が破れた。
その後、ブラジルは残る交代カードを使いながら時計の針を進ませて試合をクローズ。東京オリンピック男子サッカーは、サッカー王国ブラジルの2連覇で幕を閉じた。
U-24スペイン 1-2 U-24ブラジル
【スペイン】
オヤルサバル(後16)
【ブラジル】
マテウス・クーニャ(前47)
マウコム(延後3)
準決勝ではそれぞれメキシコと日本を下して決勝へ駒を進めたブラジルとスペイン。ブラジルは連覇、かたやスペインは29年ぶりの金メダル獲得を懸け、兵たちが相見えることになった。
序盤から互いに強度の高い入りとなった中、中盤での激しい陣取り合戦が続き、なかなかシュートシーンが訪れない展開となる。最初のシュートは17分のスペイン。やや距離のある位置からのFKをアセンシオが狙っていった。
対するブラジルも19分、左CKをドウグラス・ルイスが頭で合わせ初シュート。25分には味方のパスをリシャルリソンが左足ダイレクトシュートにつなげたが、惜しくも外のサイドネットを叩いた。
徐々に熱量を帯びていく中、35分過ぎのブラジルのFKのシーンで、クーニャに対するGKウナイ・シモンのファウルがあったとしてVARが介入。結果、ブラジルにPKが与えられることになった。
キッカーは今大会5ゴールのリシャルリソン。助走で一旦ストップしてフェイントをかけたが、肝心のシュートはクロスバーを越えてしまい、絶好の先制チャンスを逃してしまった。
だが、落ち込むことなく攻勢を続けるブラジルは前半アディショナルタイムに先制する。左サイドからクラウジーニョが右足で入れたクロスを、ボックス右まで侵入していたダニエウ・アウベスが難しい体勢で折り返す。これをDF2人に挟まれながらも上手く収めたクーニャがボックス中央からシュートを突き刺した。
1点ビハインドで後半を迎えるスペインは、ハーフタイムでメリノとアセンシオを下げてソレールとブライアン・ヒルを投入する。それでも、52分にリシャルリソンのシュートがクロスバーを弾くなど、依然ブラジルのペースが続く。
しかし、このレベルになると試合の流れは関係ない。61分、味方の縦パスで右サイドを侵攻したソレールがクロスを上げると、ボックス左に走り込んだオヤルサバルが滑り込みながらボレーシュートを突き刺し、振り出しに戻した。
その後はしばらく膠着状態が続いたが、徐々にスペインが攻守において優勢に出る。オスカル・ヒルが右サイドから上げたクロスがやや流れてクロスバーを直撃すると、続く88分には、ブライアン・ヒルがボックス手前から左足で放った強烈なミドルシュートもクロスバーを揺らす。
後半アディショナルタイムにかけてはブラジルも何度か攻撃に転じたが、90分では決着がつかず延長戦へ突入。スペインはオスカル・ヒルとククレジャの両サイドバックをミランダとバジェホに入れ替え、対するブラジルはここで初の交代カードを切り、先制点を挙げたクーニャを下げてマウコムを投入した。
ブラジルはそのマウコムの入った左サイドからのチャンスが増える。延長前半10分にマウコムのパスからアラーナ がシュート。だが、ここはGKウナイ・シモンの好セーブが光った。
延長戦はここまで守勢のスペイン。オヤルサバルを下げてラファ・ミルをピッチへ送り、攻撃面のテコ入れを図る。延長後半立ち上がりには左CKを獲得するが、これを跳ね返され一転してピンチに。
ブラジルはアントニーが右サイドに開き、素早く逆サイドを走るマウコムに展開。マウコムはトラップでチェックを剥がすとともにボックス左に侵入し、迷わずシュートを選択すると、GKウナイ・シモンに当たりながらもゴールに吸い込まれ、ついに均衡が破れた。
その後、ブラジルは残る交代カードを使いながら時計の針を進ませて試合をクローズ。東京オリンピック男子サッカーは、サッカー王国ブラジルの2連覇で幕を閉じた。
U-24スペイン 1-2 U-24ブラジル
【スペイン】
オヤルサバル(後16)
【ブラジル】
マテウス・クーニャ(前47)
マウコム(延後3)
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