U-24日本、53年ぶりのメダル獲得ならず…メキシコにリベンジ許し4位フィニッシュ《東京オリンピック》
2021.08.06 19:55 Fri
U-24日本代表は6日、東京オリンピック3位決定戦でメキシコと対戦し、1-3で敗れた。
3日に行われた準決勝では、延長後半の失点でスペインに敗れ、史上初の決勝進出は叶わなかった日本。目標としていた金メダルへの道は絶たれてしまったが、53年ぶりのメダル獲得の可能性は残されている。
銅メダルをかけて争うメキシコは、グループステージでも対戦した相手。その際には久保と堂安のゴールで勝利を挙げているが、遡れば53年前の3位決定戦も同しカードという運命的な対戦だ。
スタメンに関しては、お馴染みとなった久保と堂安の黄金コンビのほか、守備ラインには冨安が復帰し、盤石の状態でのラストマッチとなる。しかし、序盤はメキシコの攻勢を許す展開に。サイドを使われ揺さぶりをかけられる中、10分過ぎにボックス左に侵入したベガを遠藤が倒し、PKを献上してしまう。
メキシコはこれをコルドバが決めて13分に先制。出鼻を挫かれた日本は、まずは1点を目指して攻めにいくと18分、ワントップに入った林のヒールを使ったポストプレーで遠藤にビッグチャンス。絶妙な抜け出してGKと一対一の場面を迎えたが、ここはメキシコ守護神オチョアに軍配。距離を詰められてシュートを打たせてもらえなかった。
こうなると攻めに出るしかないが、なかなか自由を与えてもらえない。そんな中、25分に久保のパスを受けた相馬がボックス左のカットインからシュートを放つが、巻ききれず右に外れた。27分には久保のFK、30分には林のシュートが枠を捉えるも、ネットは揺らせないまま試合を折り返した。
相馬に代わり旗手がピッチへ入った後半は、序盤は日本が攻勢に。52分には遠藤のクロスを堂安が頭で合わせるが、惜しくも枠に収められず。対するメキシコは少ない手数で54分、55分とシュートを放っていく。
すると58分に迎えたメキシコの左CKのシーン、直前にメキシコが選手交代を行った中、コルドバのアウトスイングのクロスをベガに頭で叩き込まれ、痛恨の3失点目を喫してしまった。
その後も立て続けに2度の決定機を許した日本は、63分に林と中山を下げて上田と三笘を投入し、攻撃の色を強めていく。すると68分に、敵陣中央をドリブル突破した三笘から上田へラストパスが繋がり、絶好の得点機を作り出したが、上田のフィニッシュはGKオチョアに止められた。
さらに田中を板倉に入れ替えた日本は、堂安や久保がなりふりかまわずシュートを狙っていく。徐々に前線からの守備も効き始め、相手を押し込む時間が増えていく中、75分に敵陣でのパスカットから三笘にチャンス。DFに挟まれながらも放ったシュートは、再三の好セーブを見せるGKオチョアに止められる。
しかし78分、ボックス左て前でボールを持った三笘は、キックフェイントから深い切り返しでボックス左に侵入。一気に2人のDFを抜き去り、最後は左足でオチョアの牙城を崩した。
ようやく1点を返した日本。中盤では板倉をアンカーに残す攻撃的な布陣で追加点を狙いにいく。88分の右CKでは、サインプレーでフリーになった旗手がペナルティアーク付近から丁寧にコースを狙ったシュートを放つが惜しくも枠の左。さらに90分には三笘がドリブル突破からシュートに持ち込んだが、こちらも狙い過ぎたか左に外れてしまった。
終盤は吉田も前線へ駆り出すパワープレーを仕掛けるが、試合はそのまま終了。日本は1-3で敗れ、メダル獲得とはならなかった。
U-24メキシコ 3-1 U-24日本
【メキシコ】
コルドバ(前13)【PK】
バスケス(前22)
ベガ(後13)
【日本】
三笘薫(後33)
3日に行われた準決勝では、延長後半の失点でスペインに敗れ、史上初の決勝進出は叶わなかった日本。目標としていた金メダルへの道は絶たれてしまったが、53年ぶりのメダル獲得の可能性は残されている。
スタメンに関しては、お馴染みとなった久保と堂安の黄金コンビのほか、守備ラインには冨安が復帰し、盤石の状態でのラストマッチとなる。しかし、序盤はメキシコの攻勢を許す展開に。サイドを使われ揺さぶりをかけられる中、10分過ぎにボックス左に侵入したベガを遠藤が倒し、PKを献上してしまう。
メキシコはこれをコルドバが決めて13分に先制。出鼻を挫かれた日本は、まずは1点を目指して攻めにいくと18分、ワントップに入った林のヒールを使ったポストプレーで遠藤にビッグチャンス。絶妙な抜け出してGKと一対一の場面を迎えたが、ここはメキシコ守護神オチョアに軍配。距離を詰められてシュートを打たせてもらえなかった。
初めて攻撃の形を作った日本だったが22分、自陣右中央付近でFKを与えると、コルドバのクロスをバスケスに頭で押し込まれさらに失点。グループステージとは逆に2点を先行される展開となってしまった。
こうなると攻めに出るしかないが、なかなか自由を与えてもらえない。そんな中、25分に久保のパスを受けた相馬がボックス左のカットインからシュートを放つが、巻ききれず右に外れた。27分には久保のFK、30分には林のシュートが枠を捉えるも、ネットは揺らせないまま試合を折り返した。
相馬に代わり旗手がピッチへ入った後半は、序盤は日本が攻勢に。52分には遠藤のクロスを堂安が頭で合わせるが、惜しくも枠に収められず。対するメキシコは少ない手数で54分、55分とシュートを放っていく。
すると58分に迎えたメキシコの左CKのシーン、直前にメキシコが選手交代を行った中、コルドバのアウトスイングのクロスをベガに頭で叩き込まれ、痛恨の3失点目を喫してしまった。
その後も立て続けに2度の決定機を許した日本は、63分に林と中山を下げて上田と三笘を投入し、攻撃の色を強めていく。すると68分に、敵陣中央をドリブル突破した三笘から上田へラストパスが繋がり、絶好の得点機を作り出したが、上田のフィニッシュはGKオチョアに止められた。
さらに田中を板倉に入れ替えた日本は、堂安や久保がなりふりかまわずシュートを狙っていく。徐々に前線からの守備も効き始め、相手を押し込む時間が増えていく中、75分に敵陣でのパスカットから三笘にチャンス。DFに挟まれながらも放ったシュートは、再三の好セーブを見せるGKオチョアに止められる。
しかし78分、ボックス左て前でボールを持った三笘は、キックフェイントから深い切り返しでボックス左に侵入。一気に2人のDFを抜き去り、最後は左足でオチョアの牙城を崩した。
ようやく1点を返した日本。中盤では板倉をアンカーに残す攻撃的な布陣で追加点を狙いにいく。88分の右CKでは、サインプレーでフリーになった旗手がペナルティアーク付近から丁寧にコースを狙ったシュートを放つが惜しくも枠の左。さらに90分には三笘がドリブル突破からシュートに持ち込んだが、こちらも狙い過ぎたか左に外れてしまった。
終盤は吉田も前線へ駆り出すパワープレーを仕掛けるが、試合はそのまま終了。日本は1-3で敗れ、メダル獲得とはならなかった。
U-24メキシコ 3-1 U-24日本
【メキシコ】
コルドバ(前13)【PK】
バスケス(前22)
ベガ(後13)
【日本】
三笘薫(後33)
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