レアルもラ・リーガの発表に反対声明「50年に渡り違法に搾取するもの」
2021.08.06 06:46 Fri
レアル・マドリーは5日、ラ・リーガが発表した国際的な投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズとの合意に対して、クラブの立場に関する声明を発表した。
この資金の90%は各クラブに分配され、その金額はテレビ視聴者数や成績によって決まるもの。マドリーは2億6100万ユーロ(約340億円)を受け取ることとなり、バルセロナの2億7000万ユーロ(約350億円)に次いで2番目の多さとなる。なお、アトレティコ・マドリーは2億ユーロ(約260億円)と各クラブによって差が生まれることとなる。
また、資金のうちの70%がスタジアムやトレーニング施設などのインフラ整備に、15%が債務更新や新型コロナウイルス(COVID-19)による損失の補填に、そして残りの15%が人件費として使用できることとなり、バルセロナの場合は4050万ユーロ(約53億円)が補強費として使用できることとなる。
マドリーは今回の合意に関し、知らないうちにことが進められていたと反発。反対声明を発表している。
「クラブは競争原理に基づいて、独占的に放映権を譲渡され、3年間で商業化を実現することとなります」
「この契約は誤解を招く構造となっており、クラブの放映権の10.95%を50年間にわたって違法に搾取することととなります」
「今回の交渉は、競合とのプロセスを経ずに行われており、CVCキャピタル・パートナーズとの合意した経済条件により、年間20%以上の収益を得ることになります。イタリアやドイツのリーグで同様の取引を試み、そして失敗した要因は、日和見主義的なファンドによるものです」
「レアル・マドリーは1部と2部の42クラブの未来と、今後50年に資格を得るクラブの将来を、数人の投資家に捧げるこのオペレーションは支持することはできません」
「レアル・マドリーはこの合意と、このような合意が引き起こす119年の歴史上前例のない多額の金銭的損失について議論するため、代表ソシオ集会を招集します」
この合意には、バルセロナも反対の立場を声明で発表。バルセロナはラ・リーガの規制により、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)との契約合意を結べず、退団を発表したばかりだった。
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ラ・リーガは4日、CVCキャピタル・パートナーズとの戦略的な合意を発表。「BoostLaLiga」と呼ばれる計画に対し、27億ユーロ(約3500億円)の資金調達が行われることを満場一致の合意で発表した。また、資金のうちの70%がスタジアムやトレーニング施設などのインフラ整備に、15%が債務更新や新型コロナウイルス(COVID-19)による損失の補填に、そして残りの15%が人件費として使用できることとなり、バルセロナの場合は4050万ユーロ(約53億円)が補強費として使用できることとなる。
マドリーは今回の合意に関し、知らないうちにことが進められていたと反発。反対声明を発表している。
「この契約はレアル・マドリーが参加しない状態で、知らないうちに行われたものであり、ラ・リーガは今日初めて契約条件について制限付きのアクセスを許可しました」
「クラブは競争原理に基づいて、独占的に放映権を譲渡され、3年間で商業化を実現することとなります」
「この契約は誤解を招く構造となっており、クラブの放映権の10.95%を50年間にわたって違法に搾取することととなります」
「今回の交渉は、競合とのプロセスを経ずに行われており、CVCキャピタル・パートナーズとの合意した経済条件により、年間20%以上の収益を得ることになります。イタリアやドイツのリーグで同様の取引を試み、そして失敗した要因は、日和見主義的なファンドによるものです」
「レアル・マドリーは1部と2部の42クラブの未来と、今後50年に資格を得るクラブの将来を、数人の投資家に捧げるこのオペレーションは支持することはできません」
「レアル・マドリーはこの合意と、このような合意が引き起こす119年の歴史上前例のない多額の金銭的損失について議論するため、代表ソシオ集会を招集します」
この合意には、バルセロナも反対の立場を声明で発表。バルセロナはラ・リーガの規制により、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)との契約合意を結べず、退団を発表したばかりだった。
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