メッシとの契約合意を阻まれたバルサ、ラ・リーガの資金調達に対する声明を発表
2021.08.06 06:20 Fri
バルセロナは5日、ラ・リーガが発表した国際的な投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズとの合意に対して、クラブの立場に関する声明を発表した。
これは合弁事業やスポンサー契約、スタジアム周囲のテーマパーク化、IT戦略、テレビ放映権事業といった商業活動の改善により、将来的な利益増を見込むものであり、利益の一部を確保することで投資を行うというものだ。
この資金の90%は各クラブに分配され、その金額はテレビ視聴者数や成績によって決まるもの。バルセロナは2億7000万ユーロ(約350億円)、レアル・マドリーは2億6100万ユーロ(約340億円)、アトレティコ・マドリーは2億ユーロ(約260億円)など、クラブによって差が生まれることとなる。
また、資金のうちの70%がスタジアムやトレーニング施設などのインフラ整備に、15%が債務更新や新型コロナウイルス(COVID-19)による損失の補填に、そして残りの15%が人件費として使用できることとなり、バルセロナの場合は4050万ユーロ(約53億円)が補強費として使用できることとなる。
バルセロナは、このラ・リーガが発表した戦略的合意について分析をし、それに対するクラブの立場を明確にすると声明を発表。放映権に関してクラブの経営に大きな影響を及ぼすと反対した。
「FCバルセロナは、今回公表された取引が、クラブ(TV放映権所有者)との間に十分な話し合いが行われていないものであると考えます; 金額は、期間の年数と一致しておらず、この取引は、今後50年間にわたる全クラブの放映権の一部に影響を及ぼすと考えます」
「クラブは、サッカー界を常に取り巻く不確実性の中、半世紀に渉る合意に署名することは、不適切であると感じています」
「ラ・リーガとの契約条件は、放映権において、FCバルセロナの将来を追い込むものです」
「FCバルセロナは、ラ・リーガによって促された契約が、FCバルセロナを含む各チームの意見が全く考慮されていないことに驚きを示したいと思います」
「それどころか、ポストパンデミックという多くの疑問符がある状況の中で、メリット、デメリットを評価するために、その他の競争相手が提供する選択肢すら示されていないままでした」
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ラ・リーガは4日、CVCキャピタル・パートナーズとの戦略的な合意を発表。「BoostLaLiga」と呼ばれる計画に対し、27億ユーロ(約3500億円)の資金調達が行われることを満場一致の合意で発表した。この資金の90%は各クラブに分配され、その金額はテレビ視聴者数や成績によって決まるもの。バルセロナは2億7000万ユーロ(約350億円)、レアル・マドリーは2億6100万ユーロ(約340億円)、アトレティコ・マドリーは2億ユーロ(約260億円)など、クラブによって差が生まれることとなる。
また、資金のうちの70%がスタジアムやトレーニング施設などのインフラ整備に、15%が債務更新や新型コロナウイルス(COVID-19)による損失の補填に、そして残りの15%が人件費として使用できることとなり、バルセロナの場合は4050万ユーロ(約53億円)が補強費として使用できることとなる。
しかし、その影響を受けた結果、クラブが新たな契約を結ぼうとしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)との合意に至れないこととなり、5日に正式な退団が発表されていた。
バルセロナは、このラ・リーガが発表した戦略的合意について分析をし、それに対するクラブの立場を明確にすると声明を発表。放映権に関してクラブの経営に大きな影響を及ぼすと反対した。
「FCバルセロナは、今回公表された取引が、クラブ(TV放映権所有者)との間に十分な話し合いが行われていないものであると考えます; 金額は、期間の年数と一致しておらず、この取引は、今後50年間にわたる全クラブの放映権の一部に影響を及ぼすと考えます」
「クラブは、サッカー界を常に取り巻く不確実性の中、半世紀に渉る合意に署名することは、不適切であると感じています」
「ラ・リーガとの契約条件は、放映権において、FCバルセロナの将来を追い込むものです」
「FCバルセロナは、ラ・リーガによって促された契約が、FCバルセロナを含む各チームの意見が全く考慮されていないことに驚きを示したいと思います」
「それどころか、ポストパンデミックという多くの疑問符がある状況の中で、メリット、デメリットを評価するために、その他の競争相手が提供する選択肢すら示されていないままでした」
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