“マインドシリーズ”初戦のビッグロンドン・ダービーはチェルシーに軍配!

2021.08.02 01:12 Mon
Getty Images
1日にプレシーズンマッチのアーセナルvsチェルシーがエミレーツ・スタジアムで行われ、1-2でチェルシーが勝利した。

アーセナル、チェルシー、トッテナムの3クラブとメンタルヘルス関連の慈善団体である『マインド』とが協力し“マインドシリーズ”と銘打たれたプレシーズンマッチ。
ここまでプレシーズンマッチ1勝1敗1分けのアーセナルは、最前線にラカゼットを配置した[4-2-3-1]の布陣を採用。2列目は右からペペ、スミス・ロウ、オーバメヤンと並び、ダブルボランチにパルティとエルネニーを起用。最終ラインは右からチャンバース、ホールディング、パブロ・マリ、ティアニー、GKは守護神レノで試合に臨んだ。

一方、プレシーズンマッチ2連勝中のチェルシーは、これまで同様に[3-4-3]の布陣を採用。GKはメンディ、3バックはチャロバー、ズマ、リュディガーが並び、ハドソン=オドイとプリシッチがウイングバック、中盤にコバチッチとロフタス=チークを配置し、ハヴァーツ、ヴェルナー、ツィエクの3トップという布陣を組んだ。

プレシーズンらしくゆったりとした立ち上がりを見せると、互いに決定機がないまま時間が経過。膠着状態が続く中、チェルシーは最初の決定機で先制する。
27分、自陣からのロングパスを前線でヴェルナーが収めると少し持ち上がりラストパス。このパスでDFの裏抜け出したハヴァーツがボックス内まで持ち込み、冷静にゴールネットを揺らした。

1点を追うアーセナルは31分、敵陣で味方がパスカットしたこぼれ球を拾ったスミス・ロウがペナルティーアーク内まで持ち込みシュート。しかし、このシュートは右ポストを叩いた。

反撃ムードの漂ってきたアーセナルだったが、35分にアクシデント。プレー中に右足首を痛めたパルティがピッチに座り込むと、一度は治療を受けてピッチに戻ったが39分に再び座り込んでしまい、そのままピッチを後に。40分にジャカが緊急投入された。

するとチェルシーは、直後の42分に敵陣からのボール奪取でカウンターを仕掛けるとヴェルナーのパスをボックス左で受けたツィエクが左足を振り抜いたが、これは右ポストに嫌われた。

迎えた後半、アーセナルはホールディングを下げて新加入のホワイトを投入。対するチェルシーは、ヴェルナー、ハヴァーツ、ズマ、リュディガーを下げてエイブラハム、ザッパコスタ、D・スターリング、マラン・サールをピッチに送り出した。

後半も一進一退の時間が続く中、チェルシーは54分に決定機。プリシッチのロングパスで抜け出したツィエクが飛び出したGKをかわしゴール前まで持ち上がったが、シュートは守備に戻った相手DFのブロックに阻まれた。

対するアーセナルは55分、オーバメヤンがペナルティアーク手前で倒され手獲得したFKから、ラカゼットが直接ゴールを脅かしたが、これはGKメンディのファインセーブに防がれた。

膠着状態が続く中、アーセナルは69分にセットプレーから同点に追いつく。ペペの左CKからボックス中央のジャカがヘディングシュートを叩き込んだ。

追いつかれたチェルシーだったが、すぐに相手のミスから勝ち越しに成功する。72分、相手が最終ラインから繋ごうとしたところにババがプレスをかけると、ベジェリンのミスパスをボックス内で奪ったエイブラハムが冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。

81分、ロングパスでボックス内に侵入したペペがボックス右から折り返すとジョー・ウィロックがダイレクトシュートを放ったが、クロスバーの内側に当たったシュートは真下に落ちるもゴールラインを越えず。

結局、試合はそのまま1-2でタイムアップ。チェルシーがプレシーズンマッチ3連勝を飾った。

アーセナル 1-2 チェルシー
【アーセナル】
ジャカ(後24)
【チェルシー】
ハヴァーツ(前27)
エイブラハム(後27)
関連ニュース

オファー次第では売却も? ミランのMFベナセルに古巣アーセナルなど関心か

ミランのアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセル(26)に移籍の可能性があるようだ。イタリア『Calciomercato.it』が伝えた。 2019年夏にエンポリから加わり、ミランの中盤を支えてきたベナセル。今シーズンは右ヒザの大ケガによりリハビリスタートとなったが、2023年12月に復帰して以降はコンスタントに出場を続けている。 一方、ミランではフランス代表FWオリヴィエ・ジルーのメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きが有力となってきているが、高額なオファーが届けばベナセルの売却に踏み切る可能性もあるとのこと。クラブはこの26歳を重要な選手とみなしているが、5000万ユーロ(約81億6000万円)以上であれば放出も考慮するという。 現行契約を2027年6月まで残し、純額400万ユーロ(約6億5000万円)の年俸を受け取っているというベナセルに対しては、ヨーロッパのさまざまなクラブが関心。プレミアリーグのクラブも注目しているようで、特にベナセルにとって古巣のアーセナルが強い興味を抱いている模様だ。 また、サウジアラビアのクラブも獲得に動く気配があり、より高額なオファーはこちらから届くとも考えられている。 ミランの中盤を見ると、昨夏加入したオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスやアメリカ代表MFユヌス・ムサ、今シーズン台頭したフランス人MFヤシン・アドリなど将来性豊かな選手が存在。イタリア代表MFトンマーゾ・ポベガもUEFAの選手登録の観点から重要と、頭数はそれなりに揃っている。 ベナセルは「心からミランを尊敬している」と語るクラブ愛の強い選手だが、同じくクラブ愛の強かったイタリア代表MFサンドロ・トナーリは昨夏ニューカッスルへ移籍。オファーがあるなら2年連続の高額売却も十分ありえるはずだ。 2024.03.28 19:47 Thu

「なぜノーと言うのか?」ジョルジーニョの代理人がイタリア復帰に言及、アーセナルとの契約は今季限り「話し合うつもり」

アーセナルのイタリア代表Mジョルジーニョ(32)だが、今シーズン限りで退団しイタリアに戻る可能性があるようだ。 ジョルジーニョは2023年1月にチェルシーから完全移籍で加入。昨シーズンは多くの出番はなく、途中出場などがメインだった。 今シーズンもシーズン当初は出番が限られていたが、このところは重要な役割を担い先発出場も増えることに。ベスト8に進出しているチャンピオンズリーグ(CL)でも出番をもらうなど、公式戦28試合で1ゴール1アシストを記録している。 ジョルジーニョの契約は今シーズン終了までとなっており、予てから去就が注目を集めており、アーセナルとの契約延長に関してはシーズン終了を待って行われることになるという。 一方で、代理人を務めるジョアン・サントス氏はイタリア『TuttoMercatoWeb』でジョルジーニョの状況について言及。何も決まっておらず、アーセナルと話をするとしながらも、退団する可能性があることを示唆した。 「今日現在、彼らはプレミアリーグをリードするチームであり、絶対的に重要な立場にある。彼らはチャンピオンズリーグでバイエルンと対戦しており、今シーズンの終わりまで多くの感情が渦巻くだろう」 「ジョルジーニョはガナーズとの契約が切れるが、調子は良いので彼らと話し合うつもりだ。彼らが来シーズンから彼を必要とするかどうか見てみるつもりだ」 「サッカーではいつもこんなことだ。ジョルジーニョは生涯ずっとイタリアでプレーしており、彼はイタリアがとても好きだ。なぜノーと言うのか?」 かつてはエラス・ヴェローナやナポリでプレー。その活躍が認められイタリア代表としても活躍中。再びイタリアに活躍の場を求めることになるのか、夏の動きに注目が集まる。 2024.03.28 11:50 Thu

アーセナルが守田英正の同僚を狙う? 今季39試合36ゴールの25歳スウェーデン代表FWに関心

今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しているアーセナル。その最優先候補はスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)になる可能性があるようだ。 昨シーズンはプレミアリーグで優勝争いをしながらも、終盤に失速し2位に終わったアーセナル。今シーズンも優勝争いを繰り広げ、現在は首位に立っている。 そのアーセナルは長らくブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニー(28)の獲得を目指しているとされていたが、イギリス『talkSPORT』によればギョケレシュに強い関心を持っているようだ。 ギョケレシュは今シーズンコヴェントリー・シティからスポルティングに移籍。初のポルトガルでのプレーとなったが、リーグ戦24試合で22ゴール9アシスト。公式戦では39試合36ゴール14アシストと大暴れを見せている。 アーセナルだけでなくウェストハムも獲得に関心を持っているとされているが、優位に立つのはアーセナル。そのため、ウェストハムはアーセナルが優先しないトニーを狙うとのことだ。 ブライトン&ホーヴ・アルビオンにも在籍したことがあるギョケレシュだが、プレミアリーグでの経験はなし。チャンピオンシップ(イングランド2部)では121試合41ゴールを記録していた。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻のゴールラッシュ!ギョケレシュの2023-24シーズンゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xBd7ZmTcUFY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.27 22:20 Wed

代表参加拒否のホワイトも必要…同僚ライスが再考望む 「戻ったら彼と会話する」

アーセナルのイングランド代表MFデクラン・ライスがクラブと代表でチームメイトのDFベン・ホワイトについて語った。イギリス『ガーディアン』が伝えた。 先日に行われたブラジル代表との国際親善試合を0-1の敗戦で終えたイングランド。26日に臨むベルギー代表との一戦では今度こそ勝利を掴みたいところだ。 負傷したFWハリー・ケインら主力が複数離脱した中、ガレス・サウスゲイト監督は50キャップに到達するライスをベルギー戦のゲームキャプテンに指名。持ち前のリーダーシップを発揮し、チームをまとめることが期待されている。 一方、ホワイトはアシスタントコーチのスティーブ・ホランド氏との確執が疑われており、今回の代表参加を拒否。サウスゲイト監督はこの不仲説を否定しているが、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)時の途中離脱もこれが原因という見方もある。 理由ははっきりせずとも、代表から遠ざかっているこのチームメイトについてライスが言及。ユーティリティ性を高く評価し、ユーロ2024を戦う上で必要な戦力だと訴えている。 「彼は本当にユニークな選手だ。3つのポジションをこなすことができる」 「トーナメントにおいてはそれがとても重要だ。彼はセンターバックでプレーできるし、右サイドバックも、逆のサイドバックもできる」 「(クラブに)戻ったら彼と会話して、さまざまなことを確認し、彼が何を考えているかを確かめる。僕は(代表に)ぜひ来てもらいたい。ブカヨ(・サカ)も同じだと思うよ。アーロン・ラムズデールもそう考えていると思う。(クラブに)戻ったら、僕らはみんな彼に頼ることになると思う。彼が考えを変えることを願っている」 しかし、ホワイトの状況について「心配していない」ともコメントしたライス。本人の選択を尊重した。 「最も重要なのは、それがベンの人生であり、ベンの決断ということだ。もちろん人々はこれについての意見があり、何かを書くだろうが、彼は自分の決定に満足している」 「ここに来る前に数日休みがあったから、ガレスと彼はその間に話したはずだ。詳しいことは知らない。だけど僕が言えるのは、彼にここにいてほしいということだけだ」 「彼とは対戦したこともあるし、今は一緒にプレーしているが、彼の様子を見ているととても物静かで、自分を押しとどめている。だけど、ピッチ上ではチームが勝つために何でもするだろう」 2024.03.26 14:33 Tue

ライスが50キャップ目のベルギー戦でキャプテンに! ケインら不在で大役巡る

イングランド代表MFデクラン・ライスが代表節目の一戦で大役を担う運びとなった。 今季加入のアーセナルでも中盤として輝きを放ち続けるなか、今代表活動にも参加するライス。先のブラジル代表との国際親善試合では0-1の敗北を喫したが、49キャップ目となり、26日に国際親善試合のベルギー代表戦を迎える。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、25歳MFはこれまでの歩みを振り返りながら、節目を前にしての心境を言葉にした。 「僕は19歳でこのグループに初めて加わってから、選手としても、人としても大きく成長できたと思う」 「初めてイングランド代表に入ったときはおそらく緊張している選手だったけど、時間が経つにつれ、より多くの大きな試合、大きな大会でプレーできるようになり、すべてを楽しんできたよ」 「50キャップは信じられないようなことだけど、光栄なこと。50キャップ目を家族や友人の前で、しかもウェンブリーで迎えられるなんて大変光栄だし、ちょっと言葉では言い表せられないよ」 また、イングランドを率いるガレス・サウスゲイト監督はベルギー戦に先立ち、このゲームキャプテンにライスを指名。ライスにとって、ハリー・ケインに続き、カイル・ウォーカーとハリー・マグワイアも離脱したなかの大役となる。 サウスゲイト監督は「この試合が彼の50キャップ目。まだ若いが、素晴らしいリーダーシップの経験があるし、我々の若い選手にそれを発揮してもらう良い機会だと思う」と背中を押した。 「中心グループの何人かがいないなかだが、ほかの選手からすれば、ステップアップになるし、成長するための絶好機だ。チームに関わる選手の多くは将来を担う者たちだし、彼らがこういう経験を多く積めば、全員にとって有益になる」 2024.03.26 12:55 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly