複数ポジションでの起用に前向きなエムレ・ジャン「必要とされるならノーとは言わない」

2021.07.30 15:57 Fri
Getty Images
ドルトムントのドイツ代表MFエムレ・ジャンが、新シーズンへ向けた意気込みを語った。ドイツ『キッカー』が伝えている。

2020年1月にユベントスからドルトムントにレンタル移籍で加わり、同年7月に完全移籍を果たしたジャンは、ここまで公式戦55試合出場4ゴール6アシストを記録。2020-21シーズンも公式戦40試合に出場しており、センターバックやサイドバックのポジションもこなすなどユーティリティ性の高さでチームを支えた。
こうした活躍もあり、ジャンは6月に開催されたユーロ2020にもドイツ代表の一員として参加。3試合に出場したもののチームはラウンド16で敗れ、不本意な成績で大会を後にしている。

ユーロ大会後は休暇に入っていたジャンだが、現在は既にチームに合流。8月の開幕に向けた準備期間が足りないことは認めつつ、それでもチームから任される役割を全うしたいと語った。

「チームが最適な準備をできていないことは誰もが知っていると思う。だからといって、嘆いてもいられない。多くのクラブが同じような状況にあるのだから。僕らはアクセルを踏み込み、良いスタートを切る必要がある。まだ100%の体調ではないとしてもね」
「自分が必要とされているのであれば、どこのポジションであってもノーとは言わないよ。僕のバッテリーは今、最大限に充填されている」

「休暇を終えた後で再び走り出し、ウェイトルームでエクササイズをしていた。遅くとも数週間以内には、100%の状態に戻ると思うよ。今は何もゼロからのスタートというわけではないからね」

また、ジャンはドイツ代表でのこれからについてもコメント。来年開催される予定のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場して、チームがかつての栄光を取り戻すサポートがしたいと意気込んだ。

「クラブで自分をしっかり主張して、再び代表チームに名乗りを上げたいね。来年のW杯で活躍できるようになっていたい。代表の仲間と共にまた良いサッカー、成功したサッカーがしたいと思う。ここ2、3年は期待を裏切ることが多かったからね」
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