頼もしい日本代表、久保建英の3試合連続ゴールなどでフランスを4発圧倒! 準々決勝ではNZと対戦《東京オリンピック》
2021.07.28 22:35 Wed
U-24日本代表は28日、東京オリンピック・グループA最終節でU-24フランス代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。この結果、首位でのグループ突破を決めている。
ここまで2連勝で首位に立つ日本。フランスに2点差以上で敗れなければ敗退することはない非常に有利な状況だ。そのため、まずは守備から入ることが予想されるこの一戦で、ケガでメンバー外が続いていた冨安が初出場。その他、オーバーエイジ枠の3名や久保と堂安が継続して先発に顔を並べており、ワントップに上田を配置する[4-2-3-1]の布陣で最終節に挑む。
まずは立ち上がり45秒、勝利が絶対条件のフランスはベカ・ベカのシュートで日本を牽制。日本も8分に、今大会初先発の旗手がボックスの外からミドルシュートを狙っていく。
その後も上田や田中が狙っていくものの、これまでの相手とは違い要所における球際が激しく、なかなか主導権を握ることができない。22分にはやや危ない場面で冨安にイエローカードが提示されるなど、隙を作れば一気に流れを許す緊張感のある試合となる。
だが、そんなプレッシャーをもろともしない男が試合を動かした。27分、田中の縦パスで攻撃のスイッチを入れた日本は、久保のパスからボックス右に抜け出した上田がシュートを放つ。これはGKベルナルドーニに弾かれてしまうものの、こぼれ球を久保がボックス中央から左足で打ち抜いた。
強豪相手に会心のパフォーマンスを見せる日本。その後も多彩な攻撃を仕掛けてフランスゴールに迫っていく。だがそんな中、酒井が相手へのファウルでイエローカードをもらってしまい、累積で準々決勝には出られなくなってしまった。
2点リードのまま後半を迎えた日本は、ハーフタイムで久保を下げて三好を投入。ほぼ確実となった準々決勝進出を見越して温存する余裕を見せる。56分には酒井を下げて橋岡を起用し、次戦へ備える。
その橋岡は投入直後に積極的な攻撃参加でチャンスを作ると、守備でも安定したクロス対応を見せる。ベカ・ベカとの一対一の場面では上手く体を入れて押さえ込んだが、これがFKの判定に。ボックス左外と危険な位置で、キッカーはフランスのエース・ジニャク。直接狙ったシュートはゴール前の密集地体を抜けてゴールへ飛んできたが、GK谷が落ち着いて弾き返した。
メキシコ戦のような点差を縮められる展開は避けたい日本は、守勢ではなく攻勢に徹することでもう一度流れを引き寄せていく。すると70分、最前線でボールを収めた上田の落としをボックス左手前から旗手が中へ。手前の堂安には合わなかったものの、ファーサイドから反応した三好が左足でダイレクトシュートを放つと、これがゴール左下に決まってリードを3点に広げた。
これで勝利を決定づけた日本は72分に遠藤と堂安を下げて板倉と相馬を投入。その直後、三好にファウルを働いたコロ・ムアニにイエローカードが提示されたが、VARで再確認した結果、故意で危険なものだったとしてレッドカードに変更となった。
大量リードのみならず数的有利も得て、いよいよ勝利に近づいてきた日本。80分に田中に代わって前田が入ると、その前田は後半アディショナルタイムにカウンターから相馬のラストパスを受け、ボックス左からダメ押しの4点目を決めた。
結局、日本はフランス相手に4-0で快勝。準々決勝では、史上初めてグループステージを突破したニュージーランドと対戦する。
なお、グループAもう一方のU-24南アフリカvsU-24メキシコ代表は、0-3でメキシコが勝利している。
メキシコがベガとロモのゴールで2点リードで試合を折り返す展開となった中、南アフリカは58分にマレペにイエローカード。しかし、ケガをさせかねない悪質なタックルだったとしてVARが介入すると、主審はレッドカードに変更。点差をつけられている上に数的不利で残りの3分の1を戦うことになってしまった。
メキシコはその隙にカウンターからマルティンが追加点。これで勝利を決定づけたが、67分にカルロス・ロドリゲスにもレッドカードが提示され、10人対10人の試合となる。
それでも、その後は危なげない試合運びを見せたメキシコがリードを守り切り快勝。準々決勝ではグループB首位の韓国と対戦する。
U-24フランス 0-4 U-24日本
【日本】
久保建英(前27)
酒井宏樹(前34)
三好康児(後25)
前田大然(後46)
U-24南アフリカ 0-3 U-24メキシコ
【U-24メキシコ】
ベガ(前18)
ロモ(前45)
マルティン(後15)
■グループA最終順位■
1.日本 勝ち点9
2.メキシコ 勝ち点6
3.フランス 勝ち点3
4.南アフリカ 勝ち点0
ここまで2連勝で首位に立つ日本。フランスに2点差以上で敗れなければ敗退することはない非常に有利な状況だ。そのため、まずは守備から入ることが予想されるこの一戦で、ケガでメンバー外が続いていた冨安が初出場。その他、オーバーエイジ枠の3名や久保と堂安が継続して先発に顔を並べており、ワントップに上田を配置する[4-2-3-1]の布陣で最終節に挑む。
その後も上田や田中が狙っていくものの、これまでの相手とは違い要所における球際が激しく、なかなか主導権を握ることができない。22分にはやや危ない場面で冨安にイエローカードが提示されるなど、隙を作れば一気に流れを許す緊張感のある試合となる。
だが、そんなプレッシャーをもろともしない男が試合を動かした。27分、田中の縦パスで攻撃のスイッチを入れた日本は、久保のパスからボックス右に抜け出した上田がシュートを放つ。これはGKベルナルドーニに弾かれてしまうものの、こぼれ球を久保がボックス中央から左足で打ち抜いた。
エースの3試合連続ゴールで先制した日本はさらに、再び久保の縦パスから上田のシュートシーンを迎える。こちらもGKに弾かれてしまったが、高く跳ね上がったボールの落ち際を酒井が押し込み、先制から7分で追加点を挙げた。
強豪相手に会心のパフォーマンスを見せる日本。その後も多彩な攻撃を仕掛けてフランスゴールに迫っていく。だがそんな中、酒井が相手へのファウルでイエローカードをもらってしまい、累積で準々決勝には出られなくなってしまった。
2点リードのまま後半を迎えた日本は、ハーフタイムで久保を下げて三好を投入。ほぼ確実となった準々決勝進出を見越して温存する余裕を見せる。56分には酒井を下げて橋岡を起用し、次戦へ備える。
その橋岡は投入直後に積極的な攻撃参加でチャンスを作ると、守備でも安定したクロス対応を見せる。ベカ・ベカとの一対一の場面では上手く体を入れて押さえ込んだが、これがFKの判定に。ボックス左外と危険な位置で、キッカーはフランスのエース・ジニャク。直接狙ったシュートはゴール前の密集地体を抜けてゴールへ飛んできたが、GK谷が落ち着いて弾き返した。
メキシコ戦のような点差を縮められる展開は避けたい日本は、守勢ではなく攻勢に徹することでもう一度流れを引き寄せていく。すると70分、最前線でボールを収めた上田の落としをボックス左手前から旗手が中へ。手前の堂安には合わなかったものの、ファーサイドから反応した三好が左足でダイレクトシュートを放つと、これがゴール左下に決まってリードを3点に広げた。
これで勝利を決定づけた日本は72分に遠藤と堂安を下げて板倉と相馬を投入。その直後、三好にファウルを働いたコロ・ムアニにイエローカードが提示されたが、VARで再確認した結果、故意で危険なものだったとしてレッドカードに変更となった。
大量リードのみならず数的有利も得て、いよいよ勝利に近づいてきた日本。80分に田中に代わって前田が入ると、その前田は後半アディショナルタイムにカウンターから相馬のラストパスを受け、ボックス左からダメ押しの4点目を決めた。
結局、日本はフランス相手に4-0で快勝。準々決勝では、史上初めてグループステージを突破したニュージーランドと対戦する。
なお、グループAもう一方のU-24南アフリカvsU-24メキシコ代表は、0-3でメキシコが勝利している。
メキシコがベガとロモのゴールで2点リードで試合を折り返す展開となった中、南アフリカは58分にマレペにイエローカード。しかし、ケガをさせかねない悪質なタックルだったとしてVARが介入すると、主審はレッドカードに変更。点差をつけられている上に数的不利で残りの3分の1を戦うことになってしまった。
メキシコはその隙にカウンターからマルティンが追加点。これで勝利を決定づけたが、67分にカルロス・ロドリゲスにもレッドカードが提示され、10人対10人の試合となる。
それでも、その後は危なげない試合運びを見せたメキシコがリードを守り切り快勝。準々決勝ではグループB首位の韓国と対戦する。
U-24フランス 0-4 U-24日本
【日本】
久保建英(前27)
酒井宏樹(前34)
三好康児(後25)
前田大然(後46)
U-24南アフリカ 0-3 U-24メキシコ
【U-24メキシコ】
ベガ(前18)
ロモ(前45)
マルティン(後15)
■グループA最終順位■
1.日本 勝ち点9
2.メキシコ 勝ち点6
3.フランス 勝ち点3
4.南アフリカ 勝ち点0
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