フランスが劇的勝利! ジニャック3発にサヴァニエ値千金弾で3度のビハインド追いつた末に逆転《東京オリンピック》
2021.07.25 19:20 Sun
東京オリンピックのグループA第2節、U-24フランス代表vsU-24南アフリカ代表が25日に埼玉スタジアムで行われ、フランスが4-3で勝利した。
共にメキシコ、日本との初戦を落とした両チームが今大会初白星を懸けて激突した一戦。
グループ突破の有力候補に挙がりながらもメキシコとの初戦を1-4の大敗で終えたフランスは、その試合から先発3人を変更。サニャンに代えてエンクンクをセンターバックで起用したほか、ル・フェ、ノルダンに代えてよりストライカー職が強いコロ・ムアニ、エムブクを起用した。
最前線にジニャック、トップ下にトヴァンを置く[4-2-3-1]の布陣で臨んだフランスは立ち上がりからボールを握って相手を押し込んでいく。開始7分には右CKの流れからボックス左でクロスに反応したトヴァンが左足のダイレクトボレーを放つが、これはDFにディフレクトして枠の右に外れる。
一方、日本戦とは異なり、[4-1-4-1]の布陣で臨んだ南アフリカは、前がかりな相手の背後を突く形のカウンターで応戦。15分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのルーサー・シンがドライブ回転をかけた見事な直接FKを枠の左隅に飛ばすが、これはGKベルナルドーニの好守に阻まれた。
メキシコ戦同様に身体の重さ、連携の乏しさが目立つフランスは29分ン、トヴァンのスルーパスに抜け出したジニャックがゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定となる。この決定機をキッカケに攻撃を活性化させたいところだったが、流れを掴み切れず。
すると、40分には自陣ボックス内でトゥザールがコディサンを倒してしまい、痛恨のPK献上。しかし、キッカーのシンが左上を蹴って狙ったシュートはクロスバーを叩いた。そして、南アフリカペースの試合は0-0で後半へと折り返した。
迎えた後半、開始直後にジニャックのシュートでいきなりゴールに迫ったフランスだったが、痛恨のミスから先にゴールを許す。53分、南アフリカのハーフウェイライン付近右サイドでのクイックリスタートの流れから前線に浮き球のボールが送られると、DFミシュランの不用意なロストとGKベルナルドーニの飛び出しの判断ミスが重なり、ボックス内でボールを奪ったコディサンに無人のゴールへ流し込まれた。
テストマッチを含めチーム発足後3試合連続で先制を許したフランスはすぐさま反撃を開始。すると57分、ボックス左で仕掛けたコロ・ムアニからのグラウンダーの折り返しをゴール前のジニャックがワンタッチで合わせ、試合を振り出しに戻した。
フランスが落ち着きを取り戻したことで、試合は始めて拮抗した展開に。互いに交代カードで流れを変えに行くが、先にゴールをこじ開けたのは南アフリカ。72分、右サイド深くでDFを剥がしたコディサンが入れたクロスにニアで反応したマクゴパが右足のボレーで合わせた。
再び追う展開となったフランスは78分、1失点目に絡んだミシェランが果敢な攻撃参加から右サイドのライン際で上げたクロスをジニャックが頭で合わせて再び追いつく。しかし、追いついた直後の81分にはボックス内でのルーズな守備からモコエナにあっさりとシュートを打たれると、クロスバーの内側を掠めた見事な右足シュートがゴールネットを揺らし、瞬く間に勝ち越しを許した。
これでジリ貧と思われたフランスだったが、最後の最後に驚異的な粘りを見せる。まずは86分、ゴール前にタイミング良く飛び出してきたノルダンがGKウィリアムズのファウルを誘いPKを奪取。これをキッカーのジニャックが冷静に流し込み、ハットトリックを達成する。
さらに、3-3のスコアで同点かに思われた後半アディショナルタイムの92分には左サイドに流れたジニャックからの低いクロスをボックス中央で胸トラップしたサヴァニエが冷静に対面のDFを外して左足を振り抜くと、これがゴール左下隅の完璧なコースに決まった。
そして、今大会初めてリードを手にしたフランスは何とか南アフリカの猛攻を撥ね返し、3度のビハインドを追いついて最後に追い越す劇的な形で今大会初勝利を手にした。
なお、グループ3位に浮上したフランスは28日に横浜国際総合競技場で行われる最終節で自力でのグループ突破を懸けて日本と対戦する。
U-24フランス代表 4-3 U-24南アフリカ代表
【フランス】
ジニャック(後12)
ジニャック(後33)
ジニャック(後41[PK])
#サヴァニエ(後47)
【南アフリカ】
コディサン(後8)
マクゴパ(後28)
モコエナ(後36)
共にメキシコ、日本との初戦を落とした両チームが今大会初白星を懸けて激突した一戦。
最前線にジニャック、トップ下にトヴァンを置く[4-2-3-1]の布陣で臨んだフランスは立ち上がりからボールを握って相手を押し込んでいく。開始7分には右CKの流れからボックス左でクロスに反応したトヴァンが左足のダイレクトボレーを放つが、これはDFにディフレクトして枠の右に外れる。
一方、日本戦とは異なり、[4-1-4-1]の布陣で臨んだ南アフリカは、前がかりな相手の背後を突く形のカウンターで応戦。15分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのルーサー・シンがドライブ回転をかけた見事な直接FKを枠の左隅に飛ばすが、これはGKベルナルドーニの好守に阻まれた。
以降はフランスがボールの主導権こそ握るものの、日本戦同様に粘りの守備と鋭いカウンターで応戦する南アフリカがより相手ゴールに迫る。23分にはボックス付近でシンからパスを受けたマクゴパが素早く右足を振るが、これは右ポストを叩く。続く25分にはスルーパスに抜け出したコディサンがGKと一対一の絶好機を迎えるが、今度はベルナルドーニのファインセーブに阻まれた。
メキシコ戦同様に身体の重さ、連携の乏しさが目立つフランスは29分ン、トヴァンのスルーパスに抜け出したジニャックがゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定となる。この決定機をキッカケに攻撃を活性化させたいところだったが、流れを掴み切れず。
すると、40分には自陣ボックス内でトゥザールがコディサンを倒してしまい、痛恨のPK献上。しかし、キッカーのシンが左上を蹴って狙ったシュートはクロスバーを叩いた。そして、南アフリカペースの試合は0-0で後半へと折り返した。
迎えた後半、開始直後にジニャックのシュートでいきなりゴールに迫ったフランスだったが、痛恨のミスから先にゴールを許す。53分、南アフリカのハーフウェイライン付近右サイドでのクイックリスタートの流れから前線に浮き球のボールが送られると、DFミシュランの不用意なロストとGKベルナルドーニの飛び出しの判断ミスが重なり、ボックス内でボールを奪ったコディサンに無人のゴールへ流し込まれた。
テストマッチを含めチーム発足後3試合連続で先制を許したフランスはすぐさま反撃を開始。すると57分、ボックス左で仕掛けたコロ・ムアニからのグラウンダーの折り返しをゴール前のジニャックがワンタッチで合わせ、試合を振り出しに戻した。
フランスが落ち着きを取り戻したことで、試合は始めて拮抗した展開に。互いに交代カードで流れを変えに行くが、先にゴールをこじ開けたのは南アフリカ。72分、右サイド深くでDFを剥がしたコディサンが入れたクロスにニアで反応したマクゴパが右足のボレーで合わせた。
再び追う展開となったフランスは78分、1失点目に絡んだミシェランが果敢な攻撃参加から右サイドのライン際で上げたクロスをジニャックが頭で合わせて再び追いつく。しかし、追いついた直後の81分にはボックス内でのルーズな守備からモコエナにあっさりとシュートを打たれると、クロスバーの内側を掠めた見事な右足シュートがゴールネットを揺らし、瞬く間に勝ち越しを許した。
これでジリ貧と思われたフランスだったが、最後の最後に驚異的な粘りを見せる。まずは86分、ゴール前にタイミング良く飛び出してきたノルダンがGKウィリアムズのファウルを誘いPKを奪取。これをキッカーのジニャックが冷静に流し込み、ハットトリックを達成する。
さらに、3-3のスコアで同点かに思われた後半アディショナルタイムの92分には左サイドに流れたジニャックからの低いクロスをボックス中央で胸トラップしたサヴァニエが冷静に対面のDFを外して左足を振り抜くと、これがゴール左下隅の完璧なコースに決まった。
そして、今大会初めてリードを手にしたフランスは何とか南アフリカの猛攻を撥ね返し、3度のビハインドを追いついて最後に追い越す劇的な形で今大会初勝利を手にした。
なお、グループ3位に浮上したフランスは28日に横浜国際総合競技場で行われる最終節で自力でのグループ突破を懸けて日本と対戦する。
U-24フランス代表 4-3 U-24南アフリカ代表
【フランス】
ジニャック(後12)
ジニャック(後33)
ジニャック(後41[PK])
#サヴァニエ(後47)
【南アフリカ】
コディサン(後8)
マクゴパ(後28)
モコエナ(後36)
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