バイエルン、PSM初のホームゲームはアヤックスとドロー…ナーゲルスマン体制初白星ならず

2021.07.25 14:35 Sun
Getty Images
バイエルンは24日、アリアンツ・アレーナで行われたアヤックスとのプレシーズンマッチを2-2のドローで終えた。

ユリアン・ナーゲルスマン新監督の初陣となった先日のケルン戦を2-3で落としたバイエルンは新体制初勝利を目指し、アウディ・フットボールサミットと冠されたアヤックスとのフレンドリーマッチで初勝利を目指した。
引き続きユーロ2020でプレーした主力を欠く中、DFダヨ・ウパメカノやDFオマー・リチャーズ、GKスベン・ウルライヒといった新戦力、FWエリック・チュポ=モティング、DFタンギ・クアシといった現有戦力、若手を組み合わせた布陣で臨んだホームチーム。

対するアヤックスはオランダ代表の主力組がベンチスタートとなったが、MFドゥシャン・タディッチ、FWセバスティアン・アラー、FWダビド・ネレス、MFライアン・グラフェンベルフといった主力クラスがスタメンに並んだ。

8500人の有観客、新ホームユニフォームのお披露目と試合前からモチベーション高く試合に臨んだバイエルンだが、開始10分にはGKウルライヒのパスミスから受けたショートカウンターでボックス内のアラーに粘られると、最後はゴール前のMFザカリア・ラブヤドに右足のシュートを流し込まれて先制を許す。
以降は互いに相手ゴールに迫るオープンな展開となったが、最後の精度を欠きスコアは動かず。それでも、40分には相手ボックス付近でのカウンタープレスからボックス左に抜け出したDFブナ・サールからの折り返しを、ゴール前のチュポ=モティングが右足ワンタッチで合わせ、前半の内に追いついた。

だが、直後の43分にはFWジョシュア・ザークツィーがゴール前でGKをかわしてあとは無人のゴールへ流し込むだけのイージーフィニッシュをDFの決死のブロックに阻まれるミスもあり、1-1での折り返しとなった。

それでも、後半も同じメンバーで臨んだホームチームは開始早々の48分にCKの流れからMFトーベン・ラインの左クロスをクアシが豪快なヘディングで合わせて逆転に成功。

しかし、リードの時間は長く続かず、直後の50分にはタディッチのFKの二次攻撃からMFヴィクトル・イェンセンに抑えの利いたミドルシュートを左隅に決められてスコアは2-2のタイに。

その後はDFデイリー・ブリント、これがアヤックスデビューとなったMFステーフェン・ベルフハイスと主力クラスをピッチに送り込んだアヤックスが優勢に試合を運ぶが、若手中心の構成となったバイエルンも守備陣を中心に粘りをみせ、試合は2-2のドローで終了した。

同試合後、初のホームゲームをドローで終えたナーゲルスマン監督は、クラブ公式サイトを通じてアヤックスとの一戦を振り返っている。

「前半の我々は少し下がり過ぎていた、前線であまり強さを見せられなかった。しかしハーフタイム前にリードを奪うチャンスがあった。あれは決めるべきだった」

「我々はハーフタイム中に少しフォーメーションを変え、後半に入って最初の15分は非常に良かった。とても強いプレッシャーをかけ、よくボールを奪った。その後、10人のプレーヤーを交代した。彼らも大変良くやった。勇敢で上手くボールを扱った。起用できるメンバーを考えれば、全体的に十分満足できる。今日観客がスタジアムにいて、我々をサポートしてくれたことはとても嬉しい。素晴らしい体験だった」

バイエルン 2-2 アヤックス
【バイエルン】
チュポ=モティング(40分)
クアシ(48分)
【アヤックス】
ラブヤド(10分)
イェンセン(50分)
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