「泥臭く戦う」主将・吉田麻也、技術に優れたU-24日本代表が世界トップと渡り歩くために「上手くないんだということを理解しなければ」
2021.07.16 16:25 Fri
U-24日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア)が、17日に控えるキリンチャレンジカップ2021のU-24スペイン代表戦に向けた前日記者会見に出席した。
12日にU-24ホンジュラス代表と対戦し、3-1で勝利した日本。東京オリンピック本大会前の最後の試合で、金メダル候補のスペインと対戦する。
先日閉幕したユーロ2020にスペイン代表として参加した6選手に加え、ヨーロッパのビッグクラブでプレーする選手たちを招集。最強メンバーと言っても過言では無い錚々たるメンバーが揃った。
東京五輪本番まで残り1週間を切った中、現在の雰囲気について吉田は「ここまでの雰囲気も良いですし、練習の内容、質も高まってきていると思います」とコメント。「いよいよだなという気持ちもありますし、最後の最後までしっかり準備したいなという気持ちです」と、気が引き締まっていることを明かした。
本大会前の最後の試合でスペインと対戦することについては「ヨーロッパチャンピオンであり、今回の優勝候補でもあります」と警戒。「来日して間もない部分ではコンディションに不安はあるかもしれないですが、実力はあるので、自分たちの立ち位置を確認する」と、しっかりと実力をはかりたいとコメント。「引き続き良い準備をして、良い試合をして本大会に臨みたいです」と、迫る東京オリンピック初戦に向けて意気込んだ。
スペインといえば、2012年ロンドン・オリンピックの初戦で対戦し日本が勝利。吉田もその試合に出場していた。一度は勝ったことのある相手だが「逆にいうとそれ以来スペインとやっていないですし、相手は負けたイメージがあると思うので、練習試合でも日本に負けられないという気持ちがあると思うので、相手として非常に良いと思います」とコメント。「強いと率直に思っています」と、力があることを警戒した。
試合内容については「引き続き良いゲームの入りをすること、試合を支配すること」とし、「支配した中で相手に流れを渡さなかったり、ゲームのテンポ、決め切ることが大事だと思います」と試合のポイントを語った。
強豪との試合で確認したいところについては「押し込まれる時間帯、苦しい時間帯の乗り切り方、ゲームの割り切り方も大事になる」と語り、「6月はそれができなかったというか、そういうシチュエーションにならなかったので、今回そういうシチュエーションになれば、我慢することやどういう選択をするかを再確認しないといけないです」とコメント。本大会では強豪国と戦うこともあり、その戦い方をしっかりと確認したいとした。
チーム力、組織力が強みである日本。しかし、局面局面では個々の対応力、実力が勝敗を分ける。吉田が気をつける点は「一番は相手の得意な形に持って行かせないことが大事」とコメント。また、日本としての戦い方は「泥臭く戦わないといけない。上手くないんだということを理解しなければいけない」と語り、「みんなでハードワークしないといけないですし、誰かがサボればほつれが出るので、みんながハードワークする必要があることを認識できるのかと思います」と、常にハードワークして対応しなければ対抗できないと感じているようだ。
その点では「大会前にこういう相手とやれることは非常に貴重だと思います」と貴重な場として捉えていることも明かした。
オーバーエイジとして今回のチームに入っている吉田。中にはA代表で何度も時間を共にしている選手が多い。特にこのU-24日本代表のカギを握るのは2列目の選手たち。久保建英(レアル・マドリー)、堂安律(PSV)は日本代表の経験も多い。
彼らの成長については「日本代表に入り始めた時より、確実に細かなミスの減少やプレーの質の向上は目に見えるぐらい分かるほど成長したと思います」とコメント。「彼らにいつも言っていますが、チームの中心となるためには、大事な試合に結果を出して欲しいなといつも思っています」とし、「気持ちよくプレーできるように守備の負担を減らして前でプレーしてもらいたいと思いますし、その分決定的な仕事をしてもらいたいなと」とコメントした。
それは先輩としてみてきたMF香川真司(PAOKテッサロニキ)やMF本田圭佑を思ってのこと。「特に本田さんはここぞという時に力を出す能力が非常に秀でていたと思います」とコメント。また「(三好)康児や相馬(勇紀)、三笘(薫)も日本の一番のストロングポイントだと思いますし、そこの選手が決定的な仕事をできるかにかかっていると思います」と2列目の出来が結果を左右することもあると考えているようだ。
経験が豊富な選手も多い今回のU-24日本代表。本大会前のメンタリティという点では「大会に向かう心構えは準備をいうとうまくやれてきていると思います」と語り、「過去のワールドカップも含めて、アジアカップを含めても、非常に良い準備ができていますし、精神的にも良い緊張感とリラックスがあると思います」と自国開催の影響もあり、今までにない良い状態だと語った。
ただ「泥臭く戦う、ハードワークするというのは根本として森保さんがいつも言っているので、上手い選手が多い分そこを忘れないようにしたいですし、みんなが出し切る準備をすることです」と語り、「短期決戦なので、思っている以上にあっという間に終わりますし、最後に何も出せなかったという形で終わってほしくないので、みんなが良い部分を出し切ることですし、そうすれば結果はついてくると思っています」と、個々がしっかりとパフォーマンスを出すことが結果につながると語った。
12日にU-24ホンジュラス代表と対戦し、3-1で勝利した日本。東京オリンピック本大会前の最後の試合で、金メダル候補のスペインと対戦する。
東京五輪本番まで残り1週間を切った中、現在の雰囲気について吉田は「ここまでの雰囲気も良いですし、練習の内容、質も高まってきていると思います」とコメント。「いよいよだなという気持ちもありますし、最後の最後までしっかり準備したいなという気持ちです」と、気が引き締まっていることを明かした。
本大会前の最後の試合でスペインと対戦することについては「ヨーロッパチャンピオンであり、今回の優勝候補でもあります」と警戒。「来日して間もない部分ではコンディションに不安はあるかもしれないですが、実力はあるので、自分たちの立ち位置を確認する」と、しっかりと実力をはかりたいとコメント。「引き続き良い準備をして、良い試合をして本大会に臨みたいです」と、迫る東京オリンピック初戦に向けて意気込んだ。
そのスペイン戦は「彼らはユーロで活躍した選手もいて、強豪クラブの選手もいて、個々の実力差や立ち位置も図る上でも良い試合になると思います」と良いゲームになるだろうと予想した。
スペインといえば、2012年ロンドン・オリンピックの初戦で対戦し日本が勝利。吉田もその試合に出場していた。一度は勝ったことのある相手だが「逆にいうとそれ以来スペインとやっていないですし、相手は負けたイメージがあると思うので、練習試合でも日本に負けられないという気持ちがあると思うので、相手として非常に良いと思います」とコメント。「強いと率直に思っています」と、力があることを警戒した。
試合内容については「引き続き良いゲームの入りをすること、試合を支配すること」とし、「支配した中で相手に流れを渡さなかったり、ゲームのテンポ、決め切ることが大事だと思います」と試合のポイントを語った。
強豪との試合で確認したいところについては「押し込まれる時間帯、苦しい時間帯の乗り切り方、ゲームの割り切り方も大事になる」と語り、「6月はそれができなかったというか、そういうシチュエーションにならなかったので、今回そういうシチュエーションになれば、我慢することやどういう選択をするかを再確認しないといけないです」とコメント。本大会では強豪国と戦うこともあり、その戦い方をしっかりと確認したいとした。
チーム力、組織力が強みである日本。しかし、局面局面では個々の対応力、実力が勝敗を分ける。吉田が気をつける点は「一番は相手の得意な形に持って行かせないことが大事」とコメント。また、日本としての戦い方は「泥臭く戦わないといけない。上手くないんだということを理解しなければいけない」と語り、「みんなでハードワークしないといけないですし、誰かがサボればほつれが出るので、みんながハードワークする必要があることを認識できるのかと思います」と、常にハードワークして対応しなければ対抗できないと感じているようだ。
その点では「大会前にこういう相手とやれることは非常に貴重だと思います」と貴重な場として捉えていることも明かした。
オーバーエイジとして今回のチームに入っている吉田。中にはA代表で何度も時間を共にしている選手が多い。特にこのU-24日本代表のカギを握るのは2列目の選手たち。久保建英(レアル・マドリー)、堂安律(PSV)は日本代表の経験も多い。
彼らの成長については「日本代表に入り始めた時より、確実に細かなミスの減少やプレーの質の向上は目に見えるぐらい分かるほど成長したと思います」とコメント。「彼らにいつも言っていますが、チームの中心となるためには、大事な試合に結果を出して欲しいなといつも思っています」とし、「気持ちよくプレーできるように守備の負担を減らして前でプレーしてもらいたいと思いますし、その分決定的な仕事をしてもらいたいなと」とコメントした。
それは先輩としてみてきたMF香川真司(PAOKテッサロニキ)やMF本田圭佑を思ってのこと。「特に本田さんはここぞという時に力を出す能力が非常に秀でていたと思います」とコメント。また「(三好)康児や相馬(勇紀)、三笘(薫)も日本の一番のストロングポイントだと思いますし、そこの選手が決定的な仕事をできるかにかかっていると思います」と2列目の出来が結果を左右することもあると考えているようだ。
経験が豊富な選手も多い今回のU-24日本代表。本大会前のメンタリティという点では「大会に向かう心構えは準備をいうとうまくやれてきていると思います」と語り、「過去のワールドカップも含めて、アジアカップを含めても、非常に良い準備ができていますし、精神的にも良い緊張感とリラックスがあると思います」と自国開催の影響もあり、今までにない良い状態だと語った。
ただ「泥臭く戦う、ハードワークするというのは根本として森保さんがいつも言っているので、上手い選手が多い分そこを忘れないようにしたいですし、みんなが出し切る準備をすることです」と語り、「短期決戦なので、思っている以上にあっという間に終わりますし、最後に何も出せなかったという形で終わってほしくないので、みんなが良い部分を出し切ることですし、そうすれば結果はついてくると思っています」と、個々がしっかりとパフォーマンスを出すことが結果につながると語った。
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