「大切な存在」フィジカルコーチの存在を語るDF橋岡大樹、中2日のコンディション調整は「良いリカバリーができている」

2021.07.15 21:45 Thu
©超ワールドサッカー
U-24日本代表に招集されているDF橋岡大樹(シント=トロイデン)がメディアのオンライン取材に応対した。

本大会開幕を1週間後に控えている日本。17日に行われるキリンチャレンジカップ2021のU-24スペイン代表戦に向けて調整を進めている。
12日のU-24ホンジュラス代表戦にも途中出場した橋岡。本大会では中2日での試合となり、そのスケジュールで行くとこの日が試合日となる。

現在の回復具合については「自分は15分くらいしか出ていないですけど、中2日での試合というのはJリーグでも経験をしていました」と語り、「そこに関してはキツいというのはありますけど、みんな同じ条件なので、大丈夫かなというイメージは自分の中にあります」と、大きな問題はないと語った。

対策という点でも「早くリカバリーするという方法で、自分たちはその試合のその日により遅くなったとしても、しっかりリカバリーするということをしているので、リカバリーに関してはみんな良い準備、良いリカバリーができていると思います」と、チームとしてもしっかりと回復ができているようだ。
それでも、居残り練習などをする選手が多い中、今回帯同している松本良一フィジカルコーチが練習をあがるように促している。

その点については「松本コーチがいつもみんなにあがれあがれと言っているのは、リカバリーの部分で中2日というのがあって、選手の中にはもっとやりたいというのがありますけど、それを制御するのがコーチングスタッフの皆さんだと思います」と語り、「自分で制御しなければいけないですが、やりたいと思う選手も多いので、そこを制御してくれている部分ではありがたいです」と、コンディションを考えてコントロールしてくれる点を感謝。「僕たちがちょっとやり過ぎてしまった時に口うるさく言ってくれる松本さんは、僕たちにとって大切な存在です」と語り、非常に大きな存在だと語った。

この点はメンバー発表会見で反町康治技術委員長も語っていた部分。過密日程の中でのリカバリーに関しては、非常に順調に進んでいるようだ。

また、橋岡はトレーニング中には左サイドでプレーすることもあり、左足でも精度の高いクロスを供給していた。

クロスへのこだわりについては「クロスに関しては中を合わせるというよりも、スペースを見つけて、そこにボールを蹴ればみんなが入って、良い形で合わせられるんじゃないかというスペースを意識しています」とコメント。「左足に関しては、力が抜けて良いボールが蹴られるようになってきたなと自分でも自信があって、左足の練習もしていました」と語り、左足のキックも磨いていたようだ。

「左サイドからのクロスというのも、左サイドをやる可能性もありますし、何があるかわからないので、臨機応変に対応できるように左でも蹴られるようにしっかりクロスの練習をしています」と、オリンピック本番ではケガなどで左に入る可能性を考えていることも明かした。
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