なでしこジャパンが豪女子撃破で東京五輪に弾み! “新10番”岩渕真奈がPK弾で決勝点《MS&ADカップ2021》
2021.07.14 21:21 Wed
なでしこジャパン(日本女子代表)は14日、サンガスタジアム by KYOCERAで開催されたMS&ADカップ2021でオーストラリア女子代表と対戦し、1-0で勝利した。
東京オリンピック前最後のテストマッチとなる今回のオーストラリア戦。FIFAランキングでは格上となる難敵との一戦に向け、日本はGKに山下杏也加、4バックに右から清水梨紗、熊谷紗希、南萌華、宮川麻都を起用。中盤は中島依美、三浦成美のダブルボランチに、塩越柚歩、長谷川唯が両サイドハーフに入り、2トップは菅澤優衣香、岩渕真奈のコンビとなった。
立ち上がりこそ相手の圧力に呑まれた日本だったが、時間の経過と共にマイボールの時間を増やしていく。以降も拮抗した展開が続く中、日本は相手の背後を狙うシンプルなボール、サイドからのクロスに対して幾度か後手を踏む場面も見受けられたが、背後のスペースをしっかりとケアするGK山下を中心に要所を締める守備で応対。シュートまで持ち込まれる場面こそあるものの、決定機は与えず。
攻撃では岩渕、長谷川の個人技を起点に攻め込むものの、決定機まで至らない状況が続いていた日本。それでも、前半半ば過ぎの29 分に決定機を創出。ボックス右でボールを受けた菅澤がやや浮かせ気味の右足のシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に遭う。さらに、岩渕がゴール前で詰めるが、押し込み切れない。
前半終盤にかけても一進一退の攻防を見せたが、試合は0-0のスコアで後半に突入。ハーフタイム明けに6枚の交代カードを一気に切ったオーストラリアに対して、前半と同じメンバーで臨んだ日本は早い時間帯にゴールをこじ開ける。
リードを手にした日本は前がかるオーストラリアの攻撃を受け止めつつ、62分には岩渕、菅澤、長谷川、塩越と前線の攻撃ユニットを一気に下げて、遠藤純、田中美南、杉田妃和、籾木結花を投入。
すると、ポジション奪取に向けてアピールしたい4選手が積極的に前から圧力をかけつつ、縦に速い攻めで果敢に2点目を狙っていく。とりわけ、岩渕に代わって入った遠藤が持ち味のスピードと左足を生かして積極的にシュートを放っていくが、クロスバーを叩くなど追加点とはならず。
その後、南、宮川に代えて宝田沙織、北村菜々美と最終ラインのメンバーを入れ替えた日本は、徐々に足が止まってきたオーストラリアの攻撃を危なげなく凌いでいく。さらに、試合終了間際の87分には田中のスルーパスに反応した遠藤が完璧に相手の背後を取り、ボックス手前でGKをドリブルでかわしに行くが、ここはファウルで止められてしまう。さらに、このプレーで得たFKを籾木が直接狙うが、右足のシュートは壁に阻まれた。
それでも、オーストラリアの反撃を最後まで集中した守備で凌ぎ切った日本が東京五輪前最後のテストマッチを1-0の勝利で飾った。
そして、五輪本大会に弾みを付けた日本は、21日に札幌ドームで開催されるカナダ女子代表とのグループステージ初戦に臨むことになった。
なでしこジャパン 1-0 オーストラリア女子代表
【なでしこジャパン】
岩渕真奈(54分[PK])
東京オリンピック前最後のテストマッチとなる今回のオーストラリア戦。FIFAランキングでは格上となる難敵との一戦に向け、日本はGKに山下杏也加、4バックに右から清水梨紗、熊谷紗希、南萌華、宮川麻都を起用。中盤は中島依美、三浦成美のダブルボランチに、塩越柚歩、長谷川唯が両サイドハーフに入り、2トップは菅澤優衣香、岩渕真奈のコンビとなった。
攻撃では岩渕、長谷川の個人技を起点に攻め込むものの、決定機まで至らない状況が続いていた日本。それでも、前半半ば過ぎの29 分に決定機を創出。ボックス右でボールを受けた菅澤がやや浮かせ気味の右足のシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に遭う。さらに、岩渕がゴール前で詰めるが、押し込み切れない。
前半終盤にかけても一進一退の攻防を見せたが、試合は0-0のスコアで後半に突入。ハーフタイム明けに6枚の交代カードを一気に切ったオーストラリアに対して、前半と同じメンバーで臨んだ日本は早い時間帯にゴールをこじ開ける。
53分、相手陣内の左サイド深くでボールを持った長谷川がクロスを上げると、ボックス内でブロックを試みたケネディの手にボールが当たり、相手のハンドでPKを獲得。これを新10番の岩渕が冷静にゴール左下へ突き刺し、待望の先制点とした。
リードを手にした日本は前がかるオーストラリアの攻撃を受け止めつつ、62分には岩渕、菅澤、長谷川、塩越と前線の攻撃ユニットを一気に下げて、遠藤純、田中美南、杉田妃和、籾木結花を投入。
すると、ポジション奪取に向けてアピールしたい4選手が積極的に前から圧力をかけつつ、縦に速い攻めで果敢に2点目を狙っていく。とりわけ、岩渕に代わって入った遠藤が持ち味のスピードと左足を生かして積極的にシュートを放っていくが、クロスバーを叩くなど追加点とはならず。
その後、南、宮川に代えて宝田沙織、北村菜々美と最終ラインのメンバーを入れ替えた日本は、徐々に足が止まってきたオーストラリアの攻撃を危なげなく凌いでいく。さらに、試合終了間際の87分には田中のスルーパスに反応した遠藤が完璧に相手の背後を取り、ボックス手前でGKをドリブルでかわしに行くが、ここはファウルで止められてしまう。さらに、このプレーで得たFKを籾木が直接狙うが、右足のシュートは壁に阻まれた。
それでも、オーストラリアの反撃を最後まで集中した守備で凌ぎ切った日本が東京五輪前最後のテストマッチを1-0の勝利で飾った。
そして、五輪本大会に弾みを付けた日本は、21日に札幌ドームで開催されるカナダ女子代表とのグループステージ初戦に臨むことになった。
なでしこジャパン 1-0 オーストラリア女子代表
【なでしこジャパン】
岩渕真奈(54分[PK])
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