イングランドで最も走った男はいつでも仲間のために走る…フィリップスがPK失敗のサカにいち早く駆け寄る
2021.07.13 16:50 Tue
ユーロ2020でイングランド代表のために最も走った男は、いつでも仲間のために走れる男だ。イギリス『SPORT BIBLE』がスリーライオンズの心臓の振る舞いを称賛している。イングランドは11日に聖地ウェンブリーで行われたユーロ2020決勝でイタリア代表と対戦。初優勝を懸けた一戦は1-1のままPK戦までもつれ込む激闘となった中、PK要員として投入されたFWマーカス・ラッシュフォード、MFジェイドン・サンチョの2選手に加え、5人目のキッカーとなったFWブカヨ・サカの3人連続の失敗が響き、またしても悲願達成は叶わなかった。
イングランドにとっては悲願の初制覇まであと一歩まで迫った中での敗戦ということもあり、試合決着後のウェンブリーは歓喜に沸くイタリア陣営を除き時が止まったかのような一瞬の静寂があった。
そのため、勝敗の行方を決めるPKを失敗し、大きなショックを受けたサカは喜びを爆発させるアッズーリの面々の中で一人孤立状態に。そういった中、センターラインに陣取ってたイングランドの選手たちの中でいち早く走り出したのが、MFカルヴァン・フィリップスだった。
敗戦のショックもあり、アッズーリの選手のようにフルスプリントとはいかなかったが、サカのもとにいち早く駆け寄ったフィリップスは涙を見せる19歳の若者を温かく抱き締めて慰めると共に、仲間たちへの元へ連れて行こうとする素晴らしい振る舞いを見せた。
「フィリップスはユーロ2020の期間中、83kmを走破した。ジョルジーニョ以外の誰よりも多い。彼は素晴らしい大会を過ごしたが、ここでサカを慰めるために走るエネルギーと思いやりを見せたことは、彼の最高の貢献だったと思う」
「フィリップスがサカのもとへまっすぐ走っていく姿を見てくれ。なんて粋な計らいだ」
「リーズのプレーヤーとして、ファンとして、彼は痛みを知っている。彼の活躍を誇りに思う」
今大会、MFデクラン・ライスとのセントラルMFのコンビでスリーライオンズの躍進に大きく貢献したフィリップスは、一人のプレーヤーとして大きく評価を高めたが、今回のサカへの振る舞いによって一人の人間としての評価も大きく高めることになった。
そのため、勝敗の行方を決めるPKを失敗し、大きなショックを受けたサカは喜びを爆発させるアッズーリの面々の中で一人孤立状態に。そういった中、センターラインに陣取ってたイングランドの選手たちの中でいち早く走り出したのが、MFカルヴァン・フィリップスだった。
敗戦のショックもあり、アッズーリの選手のようにフルスプリントとはいかなかったが、サカのもとにいち早く駆け寄ったフィリップスは涙を見せる19歳の若者を温かく抱き締めて慰めると共に、仲間たちへの元へ連れて行こうとする素晴らしい振る舞いを見せた。
なお、今大会の全試合に出場し、イタリア代表MFジョルジーニョ(86.61km)に次ぐ大会2位の82.99kmという走行距離を記録したリーズMFの振る舞いに関しては、SNS上で以下のような賛辞のコメントが寄せられている。
「フィリップスはユーロ2020の期間中、83kmを走破した。ジョルジーニョ以外の誰よりも多い。彼は素晴らしい大会を過ごしたが、ここでサカを慰めるために走るエネルギーと思いやりを見せたことは、彼の最高の貢献だったと思う」
「フィリップスがサカのもとへまっすぐ走っていく姿を見てくれ。なんて粋な計らいだ」
「リーズのプレーヤーとして、ファンとして、彼は痛みを知っている。彼の活躍を誇りに思う」
今大会、MFデクラン・ライスとのセントラルMFのコンビでスリーライオンズの躍進に大きく貢献したフィリップスは、一人のプレーヤーとして大きく評価を高めたが、今回のサカへの振る舞いによって一人の人間としての評価も大きく高めることになった。
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