あと一歩で優勝逃したイングランド、代表OBも落胆 「彼らは今までにない喜びをもたらしてくれたのに…」

2021.07.12 10:59 Mon
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元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が後輩たちのユーロ2020準優勝という結果を嘆いた。イギリス『ミラー』が伝えている。

イングランドは11日に行われた決勝でイタリア代表と対戦して、開始早々にDFルーク・ショーのゴールで先制したものの、後半に追いつかれると、延長戦でも決着がつかずにPK戦へ。GKジョーダン・ピックフォードが2本のシュートを止めたものの、イングランドはFWマーカス・ラッシュフォード、MFジェイドン・サンチョ、FWブカヨ・サカが立て続けにPKを外し、2-3で敗れた。
史上初のユーロ優勝を逃して、ウェンブリー・スタジアムに詰めかけた大勢の国民の前で、歴史を築くことはできなかったイングランド。イギリス『BBC』に出演したファーディナンド氏は栄光を掴めずを悲しんだが、国に元気を与えてくれたチームを称えるべきだと語った。

「もちろん、敗北はとても残念なことだ。彼らはほとんどの人が代表チームに対して、今まで感じたことのない喜びをもたらしてくれた」

「彼らは我々が元気を必要としているときに、それをもたらしてくれた。だからこそ、チームは大きな称賛を受けなければならない。とはいえ、ここまで来られたからこそ厳しいね。とても過酷な試合だった」
「PKを決めるのは難しいんだ。トロフィーを失うことは、痛くて仕方がない。そしてイタリアはこの瞬間を楽しむだろう。今は彼らを称賛すべきときだ」

また、代表チームに対しては同じく『BBC』に出演した元イングランド代表FWアラン・シアラー氏も称賛。一方で、PKを外した選手たちが背負った重荷については同情のコメントを残している。

「フットボールはときに残酷なゲームであり、今がまさにそうだね。彼らはこの1カ月間、英雄的なパフォーマンスを見せてくれたと思う。だからこそ、このような状況になってしまったのはとても残念だ」

「我々は事前に、PKになる状況は最悪だと言っていた。イタリアにとっては素晴らしい結果だが、私はラッシュフォード、サンチョ、サカに同情するよ。あの若い少年たちが背負うことになるのは大変なものであり、とても、とても残酷だね」
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