大分が町田のゴールを守り切り5試合ぶり勝利! 浦和は支配率70%も無得点【明治安田J1第22節】
2021.07.10 21:22 Sat
明治安田生命J1リーグ第22節、大分トリニータvs浦和レッズが10日に昭和電工ドーム大分で行われ、1-0で大分が勝利した。
直近のリーグ戦4試合で1分け3敗と苦しみ、19位に沈んでいる大分。だが、7日の天皇杯では格下の福井ユナイテッドFC相手にきっちり無失点で勝利を収めた上に、今節は三竿が出場停止明けでスタメン復帰と、明るい材料は揃いつつある。ホームで5試合ぶりの勝利を挙げて降格圏脱出の第一歩を踏み出したいところ。
一方の浦和は、リーグ戦3連勝をかけた前節のベガルタ仙台戦でゴールレスドロー。だが、7日の天皇杯ではユンカーが87分にゴールを決めてJ2のSC相模原に辛くも勝利を挙げた。来日1カ月目で月間MVPを獲得した新エースはリーグ戦で3試合連続無得点が続いているが、今日の試合でも勝利に導くゴールを決められるだろうか。
大分は開始2分でチャンスを迎える。岩波のパスをカットした小林がドリブルでペナルティエリアに侵入し、マイナスのクロスを送る。下田がフリーで合わせてシュートを打ったが、GK西川に左足で止められた。
試合が落ち着いて浦和がボールを握る展開になると、大分は[5-4-1]の陣形でハーフライン手前からプレスを開始。2列目の選手が果敢にプレッシングに飛び出しつつ他の選手が空いたスペースのカバーを行い、相手の前進を許さない。
続く14分には明本からのバックパスを長沢がインターセプトして、GK西川との1対1を迎える。決めればリードが2点に広がった場面だが、シュートはゴール左へと外れた。
大分はその後も浦和のボール保持に対してパスコースを消しつつ、カバーリングを俊敏に実行して守備ブロックの内側に縦パスをほとんど通させない。ボールを奪えば少ない手数と人数でゴールまで迫っていく。
前半、浦和はボールポゼッション率で約70%を記録するもシュートは1本のみ。一方の大分は得点も含めて9本のシュートを放ち、狙い通りの試合運びを見せてハーフタイムへ。
後半頭に浦和は柴戸を下げて杉本を投入。攻撃時にはユンカーと2トップのような位置関係で配置された。これに伴い、トップ下からボランチの位置に下がった小泉を中心に大分を押し込んでいく。
対して、強度の高い守備を続けた大分は明らかに運動量が下がっており、前半のように奪っても効果的なカウンターに繋げられなくなっていた。
その後も浦和がボールを持って敵陣に押し込んだ状態でゲームが進み、大分が耐えるという展開に。それでもサイドや2列目の前でボールを回され続けるも、危険な位置ではスペースを消してゴールを割らせない。
浦和は杉本や興梠をターゲットにクロス攻撃で大分ゴールに迫り続けたが、決定機を作れずタイムアップ。大分が5試合ぶりの白星を得た。
大分トリニータ 1-0 浦和レッズ
【大分】
町田也真人(前12)
直近のリーグ戦4試合で1分け3敗と苦しみ、19位に沈んでいる大分。だが、7日の天皇杯では格下の福井ユナイテッドFC相手にきっちり無失点で勝利を収めた上に、今節は三竿が出場停止明けでスタメン復帰と、明るい材料は揃いつつある。ホームで5試合ぶりの勝利を挙げて降格圏脱出の第一歩を踏み出したいところ。
大分は開始2分でチャンスを迎える。岩波のパスをカットした小林がドリブルでペナルティエリアに侵入し、マイナスのクロスを送る。下田がフリーで合わせてシュートを打ったが、GK西川に左足で止められた。
試合が落ち着いて浦和がボールを握る展開になると、大分は[5-4-1]の陣形でハーフライン手前からプレスを開始。2列目の選手が果敢にプレッシングに飛び出しつつ他の選手が空いたスペースのカバーを行い、相手の前進を許さない。
積極的な守備を継続した大分は、12分にカウンターから先制に成功。敵陣でボールを奪いフリーの小林にボールが渡ると、そのままペナルティエリアの左からクロスを上げる。これをフリーの町田が落ち着いてヘディングで流し込み、リードを奪った。
続く14分には明本からのバックパスを長沢がインターセプトして、GK西川との1対1を迎える。決めればリードが2点に広がった場面だが、シュートはゴール左へと外れた。
大分はその後も浦和のボール保持に対してパスコースを消しつつ、カバーリングを俊敏に実行して守備ブロックの内側に縦パスをほとんど通させない。ボールを奪えば少ない手数と人数でゴールまで迫っていく。
前半、浦和はボールポゼッション率で約70%を記録するもシュートは1本のみ。一方の大分は得点も含めて9本のシュートを放ち、狙い通りの試合運びを見せてハーフタイムへ。
後半頭に浦和は柴戸を下げて杉本を投入。攻撃時にはユンカーと2トップのような位置関係で配置された。これに伴い、トップ下からボランチの位置に下がった小泉を中心に大分を押し込んでいく。
対して、強度の高い守備を続けた大分は明らかに運動量が下がっており、前半のように奪っても効果的なカウンターに繋げられなくなっていた。
その後も浦和がボールを持って敵陣に押し込んだ状態でゲームが進み、大分が耐えるという展開に。それでもサイドや2列目の前でボールを回され続けるも、危険な位置ではスペースを消してゴールを割らせない。
浦和は杉本や興梠をターゲットにクロス攻撃で大分ゴールに迫り続けたが、決定機を作れずタイムアップ。大分が5試合ぶりの白星を得た。
大分トリニータ 1-0 浦和レッズ
【大分】
町田也真人(前12)
|
関連ニュース