浦和が無資格選手出場で受けた湘南戦の懲罰に対して不服申し立て…近日中に提出へ

2021.07.06 19:15 Tue
Getty Images
浦和レッズは6日、Jリーグから受けた懲罰についての声明を発表した。

浦和は1日、Jリーグから「けん責」と「本件試合につき得点を3-0として負け試合扱いとする」という懲罰を受けていた。
この懲罰に関して「クラブ内で検討した結果、正式に不服申立をすることを決定いたしましたのでお知らせいたします」と声明を発表。近日中に不服申立文書を作成し、JFA不服申立委員会に提出するとのことだ。

なお、不服申し立ては通告日から1週間以内とされている。

この件は、6月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第18節の湘南ベルマーレ戦にU-24日本代表GK鈴木彩艷が出場したことが関わっている。
鈴木はJリーグの試合出場に必要なエントリー資格がなかったとのこと。浦和によるエントリー資格認定委員会への未申請が原因であり、出場資格がなかったものの試合に出場してしまった。

鈴木はU-24日本代表の活動に参加していたため、Jリーグ公式検査(PCR検査)を受けていなかったが、日本サッカー協会(JFA)によるPCR検査で陰性となっており、この結果をJリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要があった。しかし、浦和が「クラブの不手際」により申請をせず。それでも試合には出場させたことが問題となった。

Jリーグは本件に対して、浦和側に悪意があったとは受け取らず、あくまでも手続き上のミスがあったこと、また鈴木自身は陰性が証明されている状況でもあったことで、懲罰を緩和していた。

一方で、マッチコミッショナーによるメンバーリストのチェックで見つけられなかったという点もあり、チェック体制に関しては改善をするとしていた。

実際の試合は2-3で浦和が敗れていたため、勝ち点等の変化は起こらないものの、浦和はこの件に対して、1日の時点で「不服申し立てを検討する」としていた。
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