後半ATに3発の逆転劇!柏が湘南を下して9試合ぶりの白星【明治安田J1第20節】
2021.06.27 21:25 Sun
明治安田生命J1リーグ第20節、湘南ベルマーレvs柏レイソルが27日にレモンガススタジアム平塚で行われ、アウェイの柏が2-4で勝利した。
湘南はミッドウィークに試合がなかったため、両チームともに直近の対戦相手が浦和レッズという珍しい状況に。20日の第18節アウェイでの浦和戦では3-2と逆転勝ちを収めた湘南は、大岩を15試合ぶりに先発で起用。さらには、オリベイラがリーグ戦今季初スタメンを飾った。
一方、23日のゲームでは0-2と浦和に完敗した柏だが、その試合で戸嶋が左脛腓骨骨折から復帰し、およそ9カ月ぶりにピッチに立った。今節は先発起用となり、ペドロ・ハウルもリーグ戦では今季初めてスタートからピッチに立った。
試合は立ち上がりから湘南が押し込む展開。9分、オリベイラから対角線のボールが送られると、ボックス左で山田が胸トラップから折り返し、タリクが頭で狙う。これがクロスバーに嫌われた直後には、町野のシュートのこぼれ球が川口に当たってゴール方向へ。際どいコースへ流れるもGK佐々木が辛うじてかき出し、こぼれに反応した山田のシュートは枠の右に外れた。
さらには12分、敵陣右サイドでFKを得ると、岡本からのボールを大野がボックス左から頭で折り返す。ゴール正面から山田が左足で狙うが、ここもGK佐々木がファインセーブでチームを救った。
劣勢の柏は飲水タイム明けから徐々にペースをつかみ始める。29分に瀬川が川口とのワンツーを使ってボックス手前から左足でミドルを狙うも枠の右へ。直後にはペドロ・ハウルがマーカーをかわしてボックス左に侵入して巻いたシュートを狙うも、GK谷がパンチングで防いだ。
ビハインドで折り返した柏はハーフタイムに3人を入れ替える。ドッジ、戸嶋、川口を下げて神谷、三原、北爪をピッチに送り、後半の立ち上がりから圧力を高めた。
すると、48分には瀬川のシュートをオリベイラが手でブロックしたとして柏にPKが与えられる。キッカーのペドロ・ハウルは長めの助走から強烈なシュートを左上に沈め、来日初ゴールで50分に試合を振り出しに戻した。
追い付かれた湘南は57分、町野のロングスローがファーサイドへ流れると、山田が左足でシュートを放つ。これは神谷にブロックされたが、こぼれ球に反応したタリクがプッシュしてネットを揺らす。
だが、ここでVARが介入。ブロックのこぼれ球がタリクの腕に当たっていたとしてハンドを取られ、ゴールは認められなかった。
途中出場の3人が躍動する柏は62分に連続してフィニッシュシーンを作り出す。セカンドボールに反応した三原がボックス右から、さらにはペドロ・ハウルが狙うも、いずれも至近距離でブロックされた。直後にも三原がミドルでゴールに迫るが、これは枠を捉えられなかった。
後半は押し込まれる時間が続いていた湘南だったが、ワンプレーを生かして流れを変える。ハーフウェイラインを少し越えた敵陣の左でFKを得ると、石原広教は対角へ緩やかなボールを送る。山下に競り勝ったウェリントンが得意のヘディングでネットを揺らし、78分に勝ち越しに成功した。
84分には敵陣中央から池田が浮き球をワンタッチで裏へ送ると、ボックス手前の左で受けた町野がファーストタッチでボックスに侵入。左足を振り抜いてネットを揺らしたが、ここでもVARが介入する。最初のトラップ時に町野は腕でボールをコントロールしたとされ、またもノーゴールの判定に。
終盤に猛攻を仕掛けた柏は90分、三丸が左から上げたクロスにクリスティアーノがヘディングで合わせるも、ラインギリギリでGK谷にはじき出されてしまう。それでも、後半のアディショナルタイムに追い付いて見せる。右サイドからの三原のボールをペドロ・ハウルがフリックして神谷がボックス左で粘って折り返すと、大南がすべり込みながら押し込んで再び同点とした。
そして99分、自陣でのFKからGK佐々木が長いボールを送り、ここもペドロ・ハウルが頭でそらす。ボックス左のほとんど角度のない位置からクリスティアーノが左足を振り抜いて逆転に成功。さらに3分後には高い位置で北爪が石原広教からボールを奪ってそのままクロスを入れると、走り込んだペドロ・ハウルが合わせてリードを広げた。
これがラストプレーとなり、試合終了のホイッスル。柏が劇的な逆転勝利で9試合ぶりの白星をつかんだ。一方の湘南は、2度のリードを奪うも逃げ切れず。VARと長いアディショナルタイムに泣かされ、今季初の連勝とはならなかった。
湘南ベルマーレ 2-4 柏レイソル
【湘南】
町野修斗(前18)
ウェリントン(後33)
【柏】
ペドロ・ハウル(後5,後57)
大南拓磨(後48)
クリスティアーノ(後54)
湘南はミッドウィークに試合がなかったため、両チームともに直近の対戦相手が浦和レッズという珍しい状況に。20日の第18節アウェイでの浦和戦では3-2と逆転勝ちを収めた湘南は、大岩を15試合ぶりに先発で起用。さらには、オリベイラがリーグ戦今季初スタメンを飾った。
試合は立ち上がりから湘南が押し込む展開。9分、オリベイラから対角線のボールが送られると、ボックス左で山田が胸トラップから折り返し、タリクが頭で狙う。これがクロスバーに嫌われた直後には、町野のシュートのこぼれ球が川口に当たってゴール方向へ。際どいコースへ流れるもGK佐々木が辛うじてかき出し、こぼれに反応した山田のシュートは枠の右に外れた。
さらには12分、敵陣右サイドでFKを得ると、岡本からのボールを大野がボックス左から頭で折り返す。ゴール正面から山田が左足で狙うが、ここもGK佐々木がファインセーブでチームを救った。
前向きのベクトルが続く湘南は18分、畑が左サイドを持ち上がり、縦への仕掛けから切り返してボックス左へ侵入。グラウンダーのクロスを送ると、ペナルティスポット上で待っていた町野が左足で合わせてネットを揺らし、勢いのままに先制点を奪った。
劣勢の柏は飲水タイム明けから徐々にペースをつかみ始める。29分に瀬川が川口とのワンツーを使ってボックス手前から左足でミドルを狙うも枠の右へ。直後にはペドロ・ハウルがマーカーをかわしてボックス左に侵入して巻いたシュートを狙うも、GK谷がパンチングで防いだ。
ビハインドで折り返した柏はハーフタイムに3人を入れ替える。ドッジ、戸嶋、川口を下げて神谷、三原、北爪をピッチに送り、後半の立ち上がりから圧力を高めた。
すると、48分には瀬川のシュートをオリベイラが手でブロックしたとして柏にPKが与えられる。キッカーのペドロ・ハウルは長めの助走から強烈なシュートを左上に沈め、来日初ゴールで50分に試合を振り出しに戻した。
追い付かれた湘南は57分、町野のロングスローがファーサイドへ流れると、山田が左足でシュートを放つ。これは神谷にブロックされたが、こぼれ球に反応したタリクがプッシュしてネットを揺らす。
だが、ここでVARが介入。ブロックのこぼれ球がタリクの腕に当たっていたとしてハンドを取られ、ゴールは認められなかった。
途中出場の3人が躍動する柏は62分に連続してフィニッシュシーンを作り出す。セカンドボールに反応した三原がボックス右から、さらにはペドロ・ハウルが狙うも、いずれも至近距離でブロックされた。直後にも三原がミドルでゴールに迫るが、これは枠を捉えられなかった。
後半は押し込まれる時間が続いていた湘南だったが、ワンプレーを生かして流れを変える。ハーフウェイラインを少し越えた敵陣の左でFKを得ると、石原広教は対角へ緩やかなボールを送る。山下に競り勝ったウェリントンが得意のヘディングでネットを揺らし、78分に勝ち越しに成功した。
84分には敵陣中央から池田が浮き球をワンタッチで裏へ送ると、ボックス手前の左で受けた町野がファーストタッチでボックスに侵入。左足を振り抜いてネットを揺らしたが、ここでもVARが介入する。最初のトラップ時に町野は腕でボールをコントロールしたとされ、またもノーゴールの判定に。
終盤に猛攻を仕掛けた柏は90分、三丸が左から上げたクロスにクリスティアーノがヘディングで合わせるも、ラインギリギリでGK谷にはじき出されてしまう。それでも、後半のアディショナルタイムに追い付いて見せる。右サイドからの三原のボールをペドロ・ハウルがフリックして神谷がボックス左で粘って折り返すと、大南がすべり込みながら押し込んで再び同点とした。
そして99分、自陣でのFKからGK佐々木が長いボールを送り、ここもペドロ・ハウルが頭でそらす。ボックス左のほとんど角度のない位置からクリスティアーノが左足を振り抜いて逆転に成功。さらに3分後には高い位置で北爪が石原広教からボールを奪ってそのままクロスを入れると、走り込んだペドロ・ハウルが合わせてリードを広げた。
これがラストプレーとなり、試合終了のホイッスル。柏が劇的な逆転勝利で9試合ぶりの白星をつかんだ。一方の湘南は、2度のリードを奪うも逃げ切れず。VARと長いアディショナルタイムに泣かされ、今季初の連勝とはならなかった。
湘南ベルマーレ 2-4 柏レイソル
【湘南】
町野修斗(前18)
ウェリントン(後33)
【柏】
ペドロ・ハウル(後5,後57)
大南拓磨(後48)
クリスティアーノ(後54)
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