ロンドンの3クラブが今夏プレシーズントーナメント開催!

2021.06.23 08:00 Wed
Getty Images
ロンドンに本拠地を置くアーセナル、チェルシー、トッテナムの3クラブが今年8月にプレシーズンのトーナメントを開催することを発表した。

2021-22シーズンの開幕前に実施される今回のプレシーズントーナメントは、イギリスを代表するメンタルヘルスを支援する慈善団体『Mind』と提携したもので、今回の試合で得た収益は『Mind』と各クラブの財団に分配され、国内外のコミュニティでメンタルヘルスとウェルビーイングを支援するプロジェクトの資金として充てられる。
イギリスの国家統計局が発表した最新のデータによると、イギリス国内では新型コロナウイルスのパンデミック前に成人の10人に1人だったうつ病の症状経験者がコロナ禍において、5人に1人の割合に大幅に増加しているという。

また、『Mind』が1万6000人を対象に実施した調査では、若者の3人に2人(68%)、成人の5人に3人(60%)が、同期間において精神面の健康状態が悪化したと回答していた。

そういった状況を受け、『Mind』と前述の3クラブは、その巨大なグローバルリーチとプラットフォームを利用して、新型コロナウイルスのパンデミックからの脱却を目指すと共に、メンタルヘルスへの意識を高める目的で今回の新たな試みを行うことになった。
『Mind』の最高経営責任者(CEO)を務めるポール・ファーマー氏は、『The Mind Series』と冠せられた今回のプレシーズントーナメントの開催に関して以下のようなコメントを残している。

「アーセナル、チェルシー、トッテナムの3クラブが協力して、『Mind Series』を通じてMindの活動を支援してくれることを大変嬉しく思います。EFLとのチャリティ・パートナーシップをはじめとする私たちの活動から、フットボールには真の変化をもたらす力があることがわかっています。特にメンタルヘルスに関してはそうです」

「この3つのビッグクラブが提供してくれるプラットフォームによって、サポートが必要なときに頼れる場所があるというメッセージを、何千人もの人々に伝えることができるのです。『Mind Series』は、メンタルヘルスに関する意識を高める素晴らしい方法であるだけでなく、これまで以上に多くの人々がMindの助けを必要としている今、私たちのサービスに不可欠な資金を提供してくれます」

「私たちのファンへのメッセージはシンプルです。“あなたが誰かをサポートしようとするとき、Mindはあなたをサポートするためにここにいます”」

なお、今回の支援に関してはチケット1枚の売り上げの内の5ポンド(約770円)が慈善事業に寄付され、『Mind』は今回のトーナメントの収益の25%を受け取り、各クラブの財団はホーム試合の収益の75%を受け取ることになる。

最後に今回のトーナメントの試合日程は以下の通り。

◆第1戦
▽8/1(日)
アーセナル vs チェルシー
エミレーツ・スタジアム

◆第2戦
▽8/4(水)
チェルシー vs トッテナム
スタンフォード・ブリッジ

◆第3戦
▽8/8(日)
トッテナム vs アーセナル
トッテナム・ホットスパースタジアム
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