アルゼンチンが単独首位に! ウルグアイvsチリは痛み分け《コパ・アメリカ2021》
2021.06.22 11:30 Tue
コパ・アメリカ2021の6日目が現地時間21日に開催。グループA第3節のウルグアイ代表vsチリ代表、パラグアイ代表vsアルゼンチン代表がブラジル各地で行われた。
◆2戦連続無失点で首位に立つ
1勝1分けのアルゼンチンと1試合消化が少なく1勝のパラグアイによる一戦はメッシ、アグエロ、ディ・マリアを揃って先発起用した前者のペースで進む。すると、10分にメッシからボールを受けたディ・マリアがバイタルエリア中央でタメを作り、相手最終ラインの背後にスルーパス。絶妙なタイミングでボックス中央のスペースに抜け出したパブ・ゴメスが右足で落ち着いて流し込み、アルゼンチンが連勝に一歩リードした。
先取したアルゼンチンは18分にバイタルエリア中央からメッシの際どい直接FKで追加点に迫ったりと攻めに転じるが、パラグアイも守り一辺倒にならず、反攻。そのパラグアイの攻撃を凌ぎながら敵陣に攻め入ったアルゼンチンは前半アディショナルタイム1分、左サイドからのクロスが相手に当たり、ゴールに決まったが、その直前のメッシがディ・マリアのシュートにオフサイドポジションで反応したとして、認められない。
勝機を残して試合を折り返したパラグアイはその後半からボールの保持率で盛り返していき、ニューカッスルでプレーするアルミロンを軸にした攻めをより際立たせるが、アルゼンチンも1点のリードを死守。ただ、ホアキン・コレア、デ・パウル、ドミンゲス、アンヘル・コレアの交代カードを切り、試合を終わらせるひと刺しを狙ったアルゼンチンもなかなか鋭い攻撃を繰り出せない。それでも、虎の子の1点を守り抜いた。
アルゼンチンはこれで2試合連続のクリーンシートとなり、2連勝。3試合無敗となり、単独首位に浮上した。
【アルゼンチン】
パブ・ゴメス(前10)
◆強豪対決は痛み分け
アルゼンチン代表との初戦を0-1で落とした4位のウルグアイと、ここまで1勝1分けでアルゼンチンと並んで首位に立つチリによる強豪対決。試合は直近と同じ[4-3-1-2]の布陣で臨んだウルグアイが、[3-4-1-2]とやや後ろに重心を置いたチリを押し込む入りとなる。オフサイドとなったものの、カバーニが至近距離からのヘディングシュートで決定機を作ると、直後の10分にもデ・アラスカエタが鋭い右足のシュートを枠に飛ばすが、GKブラーボの好守に阻まれる。
一方、立ち上がりの劣勢を撥ね返したチリは26分、相手陣内右のハーフスペースでボールを持ったエドゥアルド・バルガスがブレレトンとのワンツーでボックス右に抜け出し、ゴール右角度のないところから見事な右足のシュートをファーポストのサイドネットに突き刺した。その後、DFマリパンの負傷交代というアクシデントに見舞われるも、カバーニを起点としたウルグアイの攻勢をきっちり凌いだチリが1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、ウルグアイはナンデス、カセレス、ファクンド・トーレスと60分までに3枚のカードを切り、攻勢を強めていく。すると、この積極策が同点ゴールに繋がる。トーレスの枠の右隅を捉えた強烈なシュートはGKブラーボの好守に阻まれたが、このプレーで得た右CKの場面でトーレスのクロスをベシーノが頭で合わす。これにゴール前で反応したルイス・スアレスがバルセロナの元同僚ビダルと競ると、ビダルの足に当たったボールがゴールネットに吸い込まれた。
相手の勢いを止めきれず、追いつかれたチリは、後半序盤に筋肉系を痛めたバルガスに続き失点場面で足を痛めたビダルがプレー続行不可能となり、負傷で3枚のカードを切ることに。79分にはゴール前の混戦からアリアガダに絶好機も、ゴール左でGKムスレラの脇を抜けた左足のシュートはわずかに枠の右に外れた。
その後、交代枠を使い切ったチリはハムストリングを痛めたプルガルもプレー続行不可能となり、残り10分余りを10人で戦うことに。思わぬ形で数的優位を得たウルグアイはDFを1枚削って猛攻に打って出ると、後半アディショナルタイムにはスアレスに見せ場も、ペナルティアーク付近で放った右足のシュートはわずかに枠の右に外れた。
この結果、ウルグアイは連敗こそ逃れたものの、最終盤の数的優位を生かせず、消化不良の勝ち点1に。一方、突破に近づく勝ち点1を積み上げたチリも、4選手の負傷は気がかりだ。
ウルグアイ代表 1-1 チリ代表
【ウルグアイ】
オウンゴール(後21)
【チリ】
エドゥアルド・バルガス(前26)
◆2戦連続無失点で首位に立つ
1勝1分けのアルゼンチンと1試合消化が少なく1勝のパラグアイによる一戦はメッシ、アグエロ、ディ・マリアを揃って先発起用した前者のペースで進む。すると、10分にメッシからボールを受けたディ・マリアがバイタルエリア中央でタメを作り、相手最終ラインの背後にスルーパス。絶妙なタイミングでボックス中央のスペースに抜け出したパブ・ゴメスが右足で落ち着いて流し込み、アルゼンチンが連勝に一歩リードした。
勝機を残して試合を折り返したパラグアイはその後半からボールの保持率で盛り返していき、ニューカッスルでプレーするアルミロンを軸にした攻めをより際立たせるが、アルゼンチンも1点のリードを死守。ただ、ホアキン・コレア、デ・パウル、ドミンゲス、アンヘル・コレアの交代カードを切り、試合を終わらせるひと刺しを狙ったアルゼンチンもなかなか鋭い攻撃を繰り出せない。それでも、虎の子の1点を守り抜いた。
アルゼンチンはこれで2試合連続のクリーンシートとなり、2連勝。3試合無敗となり、単独首位に浮上した。
アルゼンチン代表 1-0 パラグアイ代表
【アルゼンチン】
パブ・ゴメス(前10)
◆強豪対決は痛み分け
アルゼンチン代表との初戦を0-1で落とした4位のウルグアイと、ここまで1勝1分けでアルゼンチンと並んで首位に立つチリによる強豪対決。試合は直近と同じ[4-3-1-2]の布陣で臨んだウルグアイが、[3-4-1-2]とやや後ろに重心を置いたチリを押し込む入りとなる。オフサイドとなったものの、カバーニが至近距離からのヘディングシュートで決定機を作ると、直後の10分にもデ・アラスカエタが鋭い右足のシュートを枠に飛ばすが、GKブラーボの好守に阻まれる。
一方、立ち上がりの劣勢を撥ね返したチリは26分、相手陣内右のハーフスペースでボールを持ったエドゥアルド・バルガスがブレレトンとのワンツーでボックス右に抜け出し、ゴール右角度のないところから見事な右足のシュートをファーポストのサイドネットに突き刺した。その後、DFマリパンの負傷交代というアクシデントに見舞われるも、カバーニを起点としたウルグアイの攻勢をきっちり凌いだチリが1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、ウルグアイはナンデス、カセレス、ファクンド・トーレスと60分までに3枚のカードを切り、攻勢を強めていく。すると、この積極策が同点ゴールに繋がる。トーレスの枠の右隅を捉えた強烈なシュートはGKブラーボの好守に阻まれたが、このプレーで得た右CKの場面でトーレスのクロスをベシーノが頭で合わす。これにゴール前で反応したルイス・スアレスがバルセロナの元同僚ビダルと競ると、ビダルの足に当たったボールがゴールネットに吸い込まれた。
相手の勢いを止めきれず、追いつかれたチリは、後半序盤に筋肉系を痛めたバルガスに続き失点場面で足を痛めたビダルがプレー続行不可能となり、負傷で3枚のカードを切ることに。79分にはゴール前の混戦からアリアガダに絶好機も、ゴール左でGKムスレラの脇を抜けた左足のシュートはわずかに枠の右に外れた。
その後、交代枠を使い切ったチリはハムストリングを痛めたプルガルもプレー続行不可能となり、残り10分余りを10人で戦うことに。思わぬ形で数的優位を得たウルグアイはDFを1枚削って猛攻に打って出ると、後半アディショナルタイムにはスアレスに見せ場も、ペナルティアーク付近で放った右足のシュートはわずかに枠の右に外れた。
この結果、ウルグアイは連敗こそ逃れたものの、最終盤の数的優位を生かせず、消化不良の勝ち点1に。一方、突破に近づく勝ち点1を積み上げたチリも、4選手の負傷は気がかりだ。
ウルグアイ代表 1-1 チリ代表
【ウルグアイ】
オウンゴール(後21)
【チリ】
エドゥアルド・バルガス(前26)
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