代表帰りの佐々木翔が値千金の決勝弾! J1デビューGK佐々木躍動の柏を下した広島が3カ月ぶりのホーム白星【明治安田J1第18節】
2021.06.19 21:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第18節、サンフレッチェ広島vs柏レイソルが19日にエディオンスタジアム広島で行われ、1-0で広島が勝利した。
シーズンを通じて低調の広島だが、ここまで最もショッキングな試合は先日の天皇杯2回戦のおこしやす京都AC戦だった。相手は関西リーグ1部の格下だが、攻めあぐねる中で先に失点を許すと、そこからせきを切ったように失点を重ね、まさかの1-5の大敗。ジャイアントキリングは数あれど、どちらがジャイアントか疑うような試合内容だった。
一方の柏は天皇杯では栃木シティを3-0で一蹴。公式戦9試合未勝利と苦しい時期が続いていたものの、ひとまず負の流れを断ち切った形だ。
結果は違えど天皇杯の一戦が今一度気合を入れるきっかけとなった両チーム。GK大迫や川辺、佐々木ら代表帰りの選手がスタメンに名を連ねた広島は1分、ジュニオール・サントスがボックス手前でボールを持つと、そこから迷わず右足一閃。GK佐々木が不意を突かれながらも何とか弾いたボールはクロスバーに激突し、ホームチームがいきなり見せ場を作る。
8分には、敵陣中央で縦パスを受けた浅野がドリブルで持ち上がり、ボックス手前左から左足を振り抜く。代表で結果を出した兄・拓磨に負けじと得点への意欲を見せる。
序盤から主導権を握る広島は15分、敵陣でボールを奪ったジュニオール・サントスがボックス中央に侵入。GKと一対一となり、森島へのパスという選択肢もあったなか、シュートは力なくGKの正面に。この上ない決定的なシーンをフイにしてしまった。
飲水タイムを挟んでも広島の攻勢は続く。32分に森島のシュートがGK佐々木を強襲すると、35分にはジュニオール・サントスのポストプレーから柏にビッグチャンス。しかし、ボックス左から放ったシュートは、この日がJ1デビューのGK佐々木に再び止められた。
さらに38分にも幅を使った攻撃からボックス中央の柏にボールが繋がるが、今度のシュートはDFにブロックされて枠の外へ飛んでいった。続けて43分、ボックス手前左の柏からの横パスを森島がダイレクトシュート。ボールの芯を捉えた強烈なシュートも、GK佐々木の守備範囲だった。
0-0で迎えた後半も主導権を握るのは広島。シュート数こそ思うように伸びないものの、スムーズなパス回しで何度もゴール前に侵攻するシーンを演出していく。
だが、やられてばかりではいられない柏も60分、ドッジのパスからボックス左に侵入したアンジェロッティがシュートへ。ここまでで最大のチャンスだったが、左足のシュートは、U-24日本代表入りを目指すGK大迫の正面に。
その後は柏に攻められる場面が少し増える広島だが、66分に右サイドの深い位置まで攻め込んだ浅野のマイナスの折り返しから川辺が際どいシュートを放つなど、流れを渡さない。
すると迎えた78分、相手を攻め込む中で佐々木が左サイドから上げたクロスが相手に当たってゴールイン。攻めに攻めた広島に得点が生まれたのは予想外の形からだった。
その後も攻撃の姿勢を崩さない広島。守備ではGK大迫が集中を切らさず無失点に抑える。終盤の88分には、奮闘目立つ藤井がボックス右に侵入しチャンスを迎えるが、クロスに合わせた途中出場のドウグラス・ヴィエイラのシュートは惜しくも枠の外。
だが、虎の子の1点を守り切った広島がリーグ戦3試合ぶりの勝利。天皇杯で情けない姿を晒してしまったホームのサポーターの前で3カ月ぶりの白星を捧げた。
サンフレッチェ広島 1-0 柏レイソル
【広島】
佐々木翔(後33)
シーズンを通じて低調の広島だが、ここまで最もショッキングな試合は先日の天皇杯2回戦のおこしやす京都AC戦だった。相手は関西リーグ1部の格下だが、攻めあぐねる中で先に失点を許すと、そこからせきを切ったように失点を重ね、まさかの1-5の大敗。ジャイアントキリングは数あれど、どちらがジャイアントか疑うような試合内容だった。
結果は違えど天皇杯の一戦が今一度気合を入れるきっかけとなった両チーム。GK大迫や川辺、佐々木ら代表帰りの選手がスタメンに名を連ねた広島は1分、ジュニオール・サントスがボックス手前でボールを持つと、そこから迷わず右足一閃。GK佐々木が不意を突かれながらも何とか弾いたボールはクロスバーに激突し、ホームチームがいきなり見せ場を作る。
8分には、敵陣中央で縦パスを受けた浅野がドリブルで持ち上がり、ボックス手前左から左足を振り抜く。代表で結果を出した兄・拓磨に負けじと得点への意欲を見せる。
対して、アウェイチームはアンジェロッティやドッジの助っ人外国人の力で何度かゴール前まで攻め込むが、シュートまでには至らず流れを引き寄せられない。
序盤から主導権を握る広島は15分、敵陣でボールを奪ったジュニオール・サントスがボックス中央に侵入。GKと一対一となり、森島へのパスという選択肢もあったなか、シュートは力なくGKの正面に。この上ない決定的なシーンをフイにしてしまった。
飲水タイムを挟んでも広島の攻勢は続く。32分に森島のシュートがGK佐々木を強襲すると、35分にはジュニオール・サントスのポストプレーから柏にビッグチャンス。しかし、ボックス左から放ったシュートは、この日がJ1デビューのGK佐々木に再び止められた。
さらに38分にも幅を使った攻撃からボックス中央の柏にボールが繋がるが、今度のシュートはDFにブロックされて枠の外へ飛んでいった。続けて43分、ボックス手前左の柏からの横パスを森島がダイレクトシュート。ボールの芯を捉えた強烈なシュートも、GK佐々木の守備範囲だった。
0-0で迎えた後半も主導権を握るのは広島。シュート数こそ思うように伸びないものの、スムーズなパス回しで何度もゴール前に侵攻するシーンを演出していく。
だが、やられてばかりではいられない柏も60分、ドッジのパスからボックス左に侵入したアンジェロッティがシュートへ。ここまでで最大のチャンスだったが、左足のシュートは、U-24日本代表入りを目指すGK大迫の正面に。
その後は柏に攻められる場面が少し増える広島だが、66分に右サイドの深い位置まで攻め込んだ浅野のマイナスの折り返しから川辺が際どいシュートを放つなど、流れを渡さない。
すると迎えた78分、相手を攻め込む中で佐々木が左サイドから上げたクロスが相手に当たってゴールイン。攻めに攻めた広島に得点が生まれたのは予想外の形からだった。
その後も攻撃の姿勢を崩さない広島。守備ではGK大迫が集中を切らさず無失点に抑える。終盤の88分には、奮闘目立つ藤井がボックス右に侵入しチャンスを迎えるが、クロスに合わせた途中出場のドウグラス・ヴィエイラのシュートは惜しくも枠の外。
だが、虎の子の1点を守り切った広島がリーグ戦3試合ぶりの勝利。天皇杯で情けない姿を晒してしまったホームのサポーターの前で3カ月ぶりの白星を捧げた。
サンフレッチェ広島 1-0 柏レイソル
【広島】
佐々木翔(後33)
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