ライバル相手の奮闘を誇るスコットランド代表指揮官「どちらが有利かわからなかっただろう」

2021.06.19 11:18 Sat
Getty Images
スコットランド代表のスティーブ・クラーク監督がゴールレスドローに終わった試合に満足感を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ユーロ2020グループD第1節で敗北したスコットランドは18日に行われた第2節でイングランド代表と対戦。グループステージ突破のためにも負けられないチームは集中した守りと素早い攻撃で力量に勝る相手と互角に渡り合い、ゴールレスドローで試合を終えた。
この結果、スコットランドは勝ち点1を得ており、最終節まで決勝トーナメント進出の可能性を残すことに成功している。

試合後の会見に出席したクラーク監督は勝利こそ得られなかったものの、チームのパフォーマンスには満足しているとコメント。強豪国に対して一歩も引かなかったチームを称えた。

「今日は良い夜だった。良いプレーができたからね。(初戦があった)月曜の試合後には不当な批判を受けたが、私は自分が良い選手を揃えていると知っていた。そして、彼らはそれを今夜見せてくれたと思う。選手とスタッフのことを考えても嬉しいよ」
「我々には勝つチャンスがあり、イングランドにもあった。この試合を見ればどちらが有利かわからなかったと思うが、それこそが我々の功績でもある。最も喜ばしいことはボールを持ったときにしっかりとプレーをして、多くのチャンスを作れたことだ」

また、クラーク監督はこの試合で先発に抜擢した20歳のMFビリー・ギルモアを称賛。同時に、MFスコット・マクトミネイと負傷から復帰したDFキーラン・ティアニーを加えた3バックが機能したことも喜んだ。

「私は以前から、ビリーはスコットランドサッカーの将来を担う存在だと言ってきた。我々はキャンプの段階で彼が何を持っているか知っており、それをしっかり管理してカバーすることに努めている。それはきっと、彼に何の害も及ぼさないだろう」

「キーランを3バックに戻し、スコットもそこに加えることで、後ろからプレーを構築する基盤ができた。それに中盤のビリーもカラム(・マクレガー)も優れたフットボーラーだからね。この大会で95分間、ただ守っているだけでは駄目だとわかっていた。そして、今日はそうした考えをプレーで見せられたと思う」
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