英国勢対決はゴールレス! 奮闘スコットランドが攻撃低調イングランド相手に価値ある1pt《ユーロ2020》
2021.06.19 06:02 Sat
ユーロ2020グループD第2節、イングランド代表vsスコットランド代表が18日にウェンブリー・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。
難敵クロアチア代表との初戦をスターリングのゴールで1-0と競り勝ち、ユーロ本大会初の白星スタートを飾ったイングランド。連勝を目指す今節は初戦からウォーカーとトリッピアーの両サイドバックをリース・ジェームズ、ショーに入れ替えた以外、同じメンバーを起用した。
一方、6大会ぶりの出場となったスコットランドはチェコ代表に0-2で完敗し、厳しい船出に。難敵相手に初勝利を目指す一戦では先発4人を変更。クーパーとヘンドリー、アームストロング、クリスティに代えて負傷明けのティアニーとギルモア、カラム・マクレガー、チェ・アダムスを起用。初戦アンカーのマクトミネイをティアニーと共に3バックの両サイドに配し、2トップにはアダムスとダイクスが並んだ。
聖地ウェンブリーで幕を開けた英国勢対決は、守勢が見込まれたスコットランドが先に決定機を作り出す。右サイド深くに抜け出したオドネルからのグラウンダーの折り返しを、中央のアダムスが右足ダイレクトで合わすが、これはDFストーンズのブロックに阻まれた。
一方、時間の経過と共に攻勢を強めるイングランドは10分過ぎに続けて決定機を創出。まずは11分、マウントの右足アウトスウィングの右CKを中央にフリーで飛び込んだストーンズがヘディングで合わすが、これは惜しくも右ポストを叩く。続く13分にはスターリングが左サイド高い位置でのボール奪取から相手DFの股間を抜く折り返しを通すが、ニアに飛び込んだマウントのシュートはわずかに枠の左に外れた。
対して堅守速攻の形が機能するスコットランドは30分に前半最大の決定機。ティアニーからクロスを受けたオドネルがボックス右からファーポストを狙ったシュートを放つが、これはGKピックフォードの好守に阻まれた。
結局、スコットランドペースで進んだ前半は膠着状態が続いたまま0-0のスコアで折り返した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はイングランドがよりアグレッシブに入る。48分、ボックス手前左でショーからパスを受けたマウントが右足を一閃。強烈なシュートが枠の左下隅を捉えるが、これはGKマーシャルがビッグセーブで阻止。さらに、55分にはボックス左でキープしたケインから丁寧な横パスを受けたリース・ジェームズがペナルティアーク付近で右足を振るが、これを枠に飛ばせない。
後半はやや押し込まれるも、冷静に相手の攻撃を受け止めてカウンターを繰り出していくスコットランド。62分には左CKの二次攻撃からボックス右のダイクスが左足のシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはDFリース・ジェームズのゴールカバーに阻まれた。
流れを変えたいイングランドは63分、フォーデンを下げてグリーリッシュ、74分には精彩を欠いたケインを諦めてラッシュフォードを投入。一連の交代で前線は右にスターリング、中央にラッシュフォード、左にグリーリッシュという形に変わった。
一方、0-0のスコアを維持して後半終盤を迎えたスコットランドは奮闘を見せたギルモアとアダムスを下げてアームストロング、ニスベットを続けてピッチに送り込んだ。
その後はイングランドがやや押し込む状況を作り出したものの、アタッキングサードでアイデア、正確さを欠く攻撃はスコットランドの堅守を最後まで崩し切ることはできなかった。
この結果、スコットランドの奮闘、イングランドの攻撃面の課題が浮き彫りとなった英国勢対決は0-0のドロー決着となった。
勝ち点を4ポイントに積み上げたイングランドは22日に首位チェコとの上位対決、格上相手に貴重な勝ち点1を手にしたスコットランドは同勝ち点で並ぶ3位のクロアチアを相手に逆転突破を目指す最終節に挑む。
イングランド 0-0 スコットランド
難敵クロアチア代表との初戦をスターリングのゴールで1-0と競り勝ち、ユーロ本大会初の白星スタートを飾ったイングランド。連勝を目指す今節は初戦からウォーカーとトリッピアーの両サイドバックをリース・ジェームズ、ショーに入れ替えた以外、同じメンバーを起用した。
聖地ウェンブリーで幕を開けた英国勢対決は、守勢が見込まれたスコットランドが先に決定機を作り出す。右サイド深くに抜け出したオドネルからのグラウンダーの折り返しを、中央のアダムスが右足ダイレクトで合わすが、これはDFストーンズのブロックに阻まれた。
一方、時間の経過と共に攻勢を強めるイングランドは10分過ぎに続けて決定機を創出。まずは11分、マウントの右足アウトスウィングの右CKを中央にフリーで飛び込んだストーンズがヘディングで合わすが、これは惜しくも右ポストを叩く。続く13分にはスターリングが左サイド高い位置でのボール奪取から相手DFの股間を抜く折り返しを通すが、ニアに飛び込んだマウントのシュートはわずかに枠の左に外れた。
互いに決定機を作り合った中、試合はボールを握るイングランド、カウンターで応戦するスコットランドという構図の下で拮抗した展開となる。ボールを持たされている感が強いイングランドは中央を固める相手の守備を前に中を使えず、サイドからの仕掛けもうまく5バックに封じ込められる。29分にはリース・ジェームズのアーリークロスにケインが反応も、ヘディングシュートは枠の左に外れる。
対して堅守速攻の形が機能するスコットランドは30分に前半最大の決定機。ティアニーからクロスを受けたオドネルがボックス右からファーポストを狙ったシュートを放つが、これはGKピックフォードの好守に阻まれた。
結局、スコットランドペースで進んだ前半は膠着状態が続いたまま0-0のスコアで折り返した。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はイングランドがよりアグレッシブに入る。48分、ボックス手前左でショーからパスを受けたマウントが右足を一閃。強烈なシュートが枠の左下隅を捉えるが、これはGKマーシャルがビッグセーブで阻止。さらに、55分にはボックス左でキープしたケインから丁寧な横パスを受けたリース・ジェームズがペナルティアーク付近で右足を振るが、これを枠に飛ばせない。
後半はやや押し込まれるも、冷静に相手の攻撃を受け止めてカウンターを繰り出していくスコットランド。62分には左CKの二次攻撃からボックス右のダイクスが左足のシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはDFリース・ジェームズのゴールカバーに阻まれた。
流れを変えたいイングランドは63分、フォーデンを下げてグリーリッシュ、74分には精彩を欠いたケインを諦めてラッシュフォードを投入。一連の交代で前線は右にスターリング、中央にラッシュフォード、左にグリーリッシュという形に変わった。
一方、0-0のスコアを維持して後半終盤を迎えたスコットランドは奮闘を見せたギルモアとアダムスを下げてアームストロング、ニスベットを続けてピッチに送り込んだ。
その後はイングランドがやや押し込む状況を作り出したものの、アタッキングサードでアイデア、正確さを欠く攻撃はスコットランドの堅守を最後まで崩し切ることはできなかった。
この結果、スコットランドの奮闘、イングランドの攻撃面の課題が浮き彫りとなった英国勢対決は0-0のドロー決着となった。
勝ち点を4ポイントに積み上げたイングランドは22日に首位チェコとの上位対決、格上相手に貴重な勝ち点1を手にしたスコットランドは同勝ち点で並ぶ3位のクロアチアを相手に逆転突破を目指す最終節に挑む。
イングランド 0-0 スコットランド
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