国内組が見せた変化、“普段”のパフォーマンスをいかに出せるか/日本代表コラム
2021.06.18 07:15 Fri
◆通常のパフォーマンスレベルを上げられるか
その中でも1つポイントとなったのは、クラブで見せているパフォーマンスを代表の舞台でも出せるかということだろう。
数いる選手の中から選抜されて組むのが代表チームであり、森保監督を含めたスタッフ陣のスカウティングで認められた能力の選手が集っている。能力には問題ない選手が代表チームで輝けないことはしばしばあるが、その大きな理由は普段のプレーを出せないというところにある。
これは国内組に限ったことではないが、評価されたパフォーマンスが発揮できなければ、当然評価は上がらず、結果も残せない。持っているパフォーマンスをいかに試合で出せるかが重要となる。
その点で、3月の活動から日本代表のステージが1つ変わり、個々が持っている特徴をチームとして発揮するということにこだわった。その結果が、韓国代表戦の勝利やモンゴル代表戦の圧勝につながり、それが今回の活動にも継続されていた。
そして、その通常のパフォーマンスをしっかり発揮していたのが海外組だけでなく、国内組にも広がったのが今回の活動だったように思う。
U-24日本代表戦を含めて5試合。通常の代表活動で全選手がピッチに立つことはないが、今回の活動せは全員がピッチに立った。またフィールドプレーヤーは全員が2試合以上に出場。さらに、日本代表の経験が少ない選手は公式戦で2試合に起用されたことも大きいと言える。
トレーニングで強度の高さを学び、それを実戦で試す。そこで出た課題を、再び試合ですぐにトライできるという環境が、大きな変化をもたらしたように思う。チーム戦術は所属クラブとは違いながらも、局面で求められる個々のパフォーマンスはクラブで見せるものと変わりなかった。
その結果は、セルビア戦の後半のプレー、そしてタジキスタン戦とキルギス戦のパフォーマンスの変化にも見られるだろう。Jリーグで見せている普段のプレーをしっかりと発揮すれば、国際舞台でもある程度通用することは証明した。もちろん磨かなくてはいけない部分は多々あるが、Jリーグでやっていることは間違っておらず、選手が積み上げてきたものも間違っていないことが証明された。
キルギス戦でいてば、初ゴールからハットトリックを達成したオナイウのポジション取り、右サイドで縦に中にと変化をもたらせた坂元の仕掛け、立ち位置のチェックとアグレッシブな動きからアシストを決めた川辺の飛び出し、他の選手も個々の特徴を見せたが、それをいかに高いレベルでクラブでも続けられるかが今後のカギとなる。
Getty Images
その中でも1つポイントとなったのは、クラブで見せているパフォーマンスを代表の舞台でも出せるかということだろう。
数いる選手の中から選抜されて組むのが代表チームであり、森保監督を含めたスタッフ陣のスカウティングで認められた能力の選手が集っている。能力には問題ない選手が代表チームで輝けないことはしばしばあるが、その大きな理由は普段のプレーを出せないというところにある。
これは国内組に限ったことではないが、評価されたパフォーマンスが発揮できなければ、当然評価は上がらず、結果も残せない。持っているパフォーマンスをいかに試合で出せるかが重要となる。
その点で、3月の活動から日本代表のステージが1つ変わり、個々が持っている特徴をチームとして発揮するということにこだわった。その結果が、韓国代表戦の勝利やモンゴル代表戦の圧勝につながり、それが今回の活動にも継続されていた。
そして、その通常のパフォーマンスをしっかり発揮していたのが海外組だけでなく、国内組にも広がったのが今回の活動だったように思う。
U-24日本代表戦を含めて5試合。通常の代表活動で全選手がピッチに立つことはないが、今回の活動せは全員がピッチに立った。またフィールドプレーヤーは全員が2試合以上に出場。さらに、日本代表の経験が少ない選手は公式戦で2試合に起用されたことも大きいと言える。
トレーニングで強度の高さを学び、それを実戦で試す。そこで出た課題を、再び試合ですぐにトライできるという環境が、大きな変化をもたらしたように思う。チーム戦術は所属クラブとは違いながらも、局面で求められる個々のパフォーマンスはクラブで見せるものと変わりなかった。
その結果は、セルビア戦の後半のプレー、そしてタジキスタン戦とキルギス戦のパフォーマンスの変化にも見られるだろう。Jリーグで見せている普段のプレーをしっかりと発揮すれば、国際舞台でもある程度通用することは証明した。もちろん磨かなくてはいけない部分は多々あるが、Jリーグでやっていることは間違っておらず、選手が積み上げてきたものも間違っていないことが証明された。
キルギス戦でいてば、初ゴールからハットトリックを達成したオナイウのポジション取り、右サイドで縦に中にと変化をもたらせた坂元の仕掛け、立ち位置のチェックとアグレッシブな動きからアシストを決めた川辺の飛び出し、他の選手も個々の特徴を見せたが、それをいかに高いレベルでクラブでも続けられるかが今後のカギとなる。
|
関連ニュース