伊東純也のゴールで日本代表がセルビアに勝利!デビュー戦のオナイウ阿道も存在感《キリンチャレンジカップ》
2021.06.11 21:35 Fri
日本代表は11日、キリンチャレンジカップ2021でセルビア代表と対戦し、1-0で勝利した。
5月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選からスタートした今回のシリーズ。海外組にとってはこれで4試合目、国内組にとっては3試合目となる。U-24日本代表戦というイレギュラーもあった中、今回の相手はUEFAランキングで日本の3つ上となる25位セルビア。ユーロ2020の出場を逃したチームだが、実力はこれまでのどの相手よりも格上だろう。
日本とも所縁の深いストイコビッチ率いるセルビアは、数名の主力メンバーが招集されていないものの、この日本戦に向けたスタメンにはグデリ(セビージャ)やN・マクシモビッチ(ヘタフェ)、グルイッチ(ポルト)など欧州の第一線で活躍する選手も並んだ。
対する日本の先発は、GKに権田、最終ラインは右から室屋、植田、谷口、長友が並び、その1列前に守田と橋本がダブルボランチを組む。前線では右に伊東、左に南野、トップ下に鎌田が配置され、ワントップに走力のある古橋を起用する[4-2-3-1]を採用している。
時差ボケによる調整不足からか、細かいコントロールミスやインテンシティの低さが目立つセルビアに対し、日本がスペースを活用しながらスムーズなボール回しで優勢に試合を進めていく。それでも屈強な体格で急所を締める相手の守備を前に、なかなかキラーパスを通すことができない。
そんな中33分に、右サイドの伊東がカットインから左足でシュート。これが2本目のシュートで初めて枠を捉えたものとなったが、GKライコビッチにパンチングで弾き出された。一方のセルビアも徐々に日本陣内に侵攻する回数を増やしていく。41分には、右サイドで起点を作ったグデリのパスからヨベリッチがシュート。ボックス手前からの強烈な一発は、惜しくも左上に逸れた。
これが初シュートだったセルビア。続く44分には敵陣でボールを奪いショートカウンターを発動。ボックス左でパスを受けたマカリッチが左足で流し込みにかかったが、わずかに右に切れていった。
0-0で迎える後半。日本は古橋と橋本を下げてオナイウ阿道と川辺を投入。負傷した大迫に代わって招集されたオナイウはこれが代表デビュー戦となる。
するとその立ち上がりの48分、右CKのチャンスを得た日本は、鎌田のアウトスイングのクロスをニアで谷口が頭で逸らすと、ファーサイドの伊東が押し込み先制。デザインプレーでセルビアの牙城を崩した。
デビュー戦のオナイウは、体躯を生かしたポストプレーでチャンスメイクに顔を出し、要求通りの仕事で存在感を放つ。すると19分、速攻からスルーパスを受けた伊東が右サイドを突破し、ゴール前にラストパス。ここに並走していたオナイウが飛び込みネットを揺らしたが、無情にもオフサイドの判定に。本人も納得できない様子だった。
その直後、日本は室屋を下げて山根を投入。これにより、平均ポジションを中に絞ることになった伊東だったが、守備の際に足を痛めて負傷交代。代わりにピッチに入った浅野は、同じ右サイドからファーストプレーでゴールに迫った。
82分には、運動量の落ちてきた南野と長友を原口と小川に入れ替えてリフレッシュを図る。交代選手もそれぞれの強みを出し、守備でも危なげない試合運びを見せる中、89分に追加点のチャンス。浮き玉のパスがボックス右の浅野に繋がり、GKとの一対一を迎えるが、丁寧に流し込みにいったシュートは足で防がれ、決定機を生かすことができなかった。
それでもリードを守り切った日本が1-0で勝利。4日後の15日に、キルギス代表とのワールドカップのアジア2次予選最終節が控えている。
日本代表 1-0 セルビア代表
【日本】
#伊東純也(後3)
5月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選からスタートした今回のシリーズ。海外組にとってはこれで4試合目、国内組にとっては3試合目となる。U-24日本代表戦というイレギュラーもあった中、今回の相手はUEFAランキングで日本の3つ上となる25位セルビア。ユーロ2020の出場を逃したチームだが、実力はこれまでのどの相手よりも格上だろう。
対する日本の先発は、GKに権田、最終ラインは右から室屋、植田、谷口、長友が並び、その1列前に守田と橋本がダブルボランチを組む。前線では右に伊東、左に南野、トップ下に鎌田が配置され、ワントップに走力のある古橋を起用する[4-2-3-1]を採用している。
時差ボケによる調整不足からか、細かいコントロールミスやインテンシティの低さが目立つセルビアに対し、日本がスペースを活用しながらスムーズなボール回しで優勢に試合を進めていく。それでも屈強な体格で急所を締める相手の守備を前に、なかなかキラーパスを通すことができない。
南野や鎌田がトップ下のポジションを入れ替えながらチャンスメイクを試みるが、その位置ではセルビアのプレスも激しく、今までの相手のように前を向かせてもらえない。幾度か古橋や右サイドバックの室屋がフリーランで空いたエリアを突くものの、上手くパスを繋げることができず、次第に攻撃が停滞していく。
そんな中33分に、右サイドの伊東がカットインから左足でシュート。これが2本目のシュートで初めて枠を捉えたものとなったが、GKライコビッチにパンチングで弾き出された。一方のセルビアも徐々に日本陣内に侵攻する回数を増やしていく。41分には、右サイドで起点を作ったグデリのパスからヨベリッチがシュート。ボックス手前からの強烈な一発は、惜しくも左上に逸れた。
これが初シュートだったセルビア。続く44分には敵陣でボールを奪いショートカウンターを発動。ボックス左でパスを受けたマカリッチが左足で流し込みにかかったが、わずかに右に切れていった。
0-0で迎える後半。日本は古橋と橋本を下げてオナイウ阿道と川辺を投入。負傷した大迫に代わって招集されたオナイウはこれが代表デビュー戦となる。
するとその立ち上がりの48分、右CKのチャンスを得た日本は、鎌田のアウトスイングのクロスをニアで谷口が頭で逸らすと、ファーサイドの伊東が押し込み先制。デザインプレーでセルビアの牙城を崩した。
デビュー戦のオナイウは、体躯を生かしたポストプレーでチャンスメイクに顔を出し、要求通りの仕事で存在感を放つ。すると19分、速攻からスルーパスを受けた伊東が右サイドを突破し、ゴール前にラストパス。ここに並走していたオナイウが飛び込みネットを揺らしたが、無情にもオフサイドの判定に。本人も納得できない様子だった。
その直後、日本は室屋を下げて山根を投入。これにより、平均ポジションを中に絞ることになった伊東だったが、守備の際に足を痛めて負傷交代。代わりにピッチに入った浅野は、同じ右サイドからファーストプレーでゴールに迫った。
82分には、運動量の落ちてきた南野と長友を原口と小川に入れ替えてリフレッシュを図る。交代選手もそれぞれの強みを出し、守備でも危なげない試合運びを見せる中、89分に追加点のチャンス。浮き玉のパスがボックス右の浅野に繋がり、GKとの一対一を迎えるが、丁寧に流し込みにいったシュートは足で防がれ、決定機を生かすことができなかった。
それでもリードを守り切った日本が1-0で勝利。4日後の15日に、キルギス代表とのワールドカップのアジア2次予選最終節が控えている。
日本代表 1-0 セルビア代表
【日本】
#伊東純也(後3)
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