「国際経験は少ない」と語る谷口彰悟、激化するCB争いは「ベースを高いレベルでやりつつ、スペシャルな部分を出していく」
2021.06.09 15:30 Wed
9日、日本代表のDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)がオンラインのメディア取材に応じた。
日本代表は、5月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦に向けた合宿をスタート。U-24日本代表戦(3日)、タジキスタン代表戦(7日)を終え、残すはキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦(11日)とカタールW杯アジア2次予選のキルギス代表戦(15日)の2試合となった。
谷口はセルビアについて「セルビアは力があるなと映像を見ても凄く感じました」とコメント。「国内組としてはヨーロッパの選手たちとやる機会は多くないので、貴重な機会を大事に戦っていきたいですし、そういった選手に自分がどれだけバトルできるのかをしっかり出し切りたいと思います」と語り、ヨーロッパのチームとの対戦には「チームとしても勝つために色々合わせていかなければいけないこともあるので、試合の中で、臨機応援に対応しながら進めていければと思っています」と、しっかり個人でもチームでも戦える必要があると語った。
U-24日本代表戦ではCBで先発し、後半にボランチ起用。タジキスタン戦は後半途中からボランチで投入された。
クラブでは近年はCBでのプレーが多く、ボランチではプレーしていないが、「合宿が始まるときに森保監督から話をされて、練習であったりでボランチもやってもらうかもしれないということを伝えてもらっていて、心の準備はしていました」とコメント。「実際にU-24の時も最後やりましたし、タジキスタン戦も途中からボランチで出たので、色々なことを想定して戦わないといけないなと」と普段と違うポジションでやることも準備していたと語った。
国内組、海外組と分けられることが多い中、Jリーグでのプレー経験しかない谷口。分けられることについては「難しいところというか」とし、「正直、やれる部分もかなり多くあると思っています。現状で。自分のパフォーマンスや特徴で戦えるという自信を持てていることも正直なところです」と、通用する部分はあるとコメント。ただ「戦う土俵というか、そこがヨーロッパでやっている選手たちは土俵が違うなというのはトレーニングでも、会話している中でも、感覚として変わってきているなということも正直感じます」と、少なからず環境面での差があることは感じるという。
それでも「どっちが良いかはわからないですし、答えは出せないですが、僕はJリーグで川崎フロンターレで今やっていて、今やっていることを見定めながらやっていかないと、このレベル、代表に居続けられることはできないということは凄く感じています」とコメント。「その辺の危機感は意識高くやっていかないと、最終予選やワールドカップに向けてはやっていかなければいけないことは多いと感じています」と、自分の置かれた環境でもしっかりと高いレベルを意識していかなければいけないとした。
また「自分の良さなどができている部分は継続して、もっとやらなければいけないと感じた部分は、海外組の選手と話したことを聞いて、頭でイメージして、そのイメージと戦っていかないといけないというのもあります。常に高いレベルや世界と戦うことを目指しながらやっていく必要があると思います」と聞いたことをしっかりと消化して、イメージすることが大事だとした。
代表キャップも少なく、国際経験は少ない谷口。7月に30歳を迎える中で、その点を上げることについては「年齢のことでいうと、今年30歳を迎えますが、フィジカル的なところもそうですし、メンタル的な部分、経験も含めて、今は良い状態だなと思っています」と、自身の状態は良いとのこと。「DFは色々経験して学ぶことがあるので、非常に充実してきていると思います」と、年齢は上がっても、経験値が高まっていると語った。
また「国際経験は少ないですし、そこの差は正直大きいと思います。それを埋めるためには、いろいろな方法はあると思いますけど、現状こうやって今置かれている立場できちんとやっていかないことには、そういったところも見えてこないし、代表にも立つことはできないと思います」とコメント。「代表期間の活動をきちんとやって、経験はないかもしれないですが、そういう舞台でも戦えることを証明しないと次もないので、目の前の1試合1試合を戦うことが僕に今できることなので、そこに集中して、そこから出た課題や感じたことは、そこからやっていけばと思っています。今は次のセルビア戦に向けて戦う準備をしていければと思います」と、しっかりとこの呼ばれたチャンスを生かしていきたいと意気込んだ。
その点ではDF長友佑都(マルセイユ)から学ぶことは多い状況。トレーニングでも長友とコミュニケーションを取ることが多いが長友については「佑都さんと喋っていると、凄くマインドが面白いなというか、人とちょっと違うというか。話していても凄く勉強になります」とコメント。「佑都さんも30を過ぎていて、まだやれるというところを示していますし、経験、考えてプレーしないといけないということを伝えてくれています」と年齢を重ねた中でやることがあると学んでいる様子だ。
また「年齢を重ねるにつれてフィジカルだけで対応できない部分は間違いなく増えるので、ポジショニングや駆け引きで世界と戦っていくすべを身につけなければいけないです」とし、「僕はそこを大事にやってきたつもりですし、自分の良さの1つだと思うので、世界基準を目指してやっていかなければいけないと思っています」と、多くを学び、自分も高みを目指していきたいと語った。
特に海外組との差を感じる点は「強度も判断のスピード、質です」と語り、「戦っている環境は反映されると感じています」と、日頃の相手の影響は少なからずあるとした。
ただ「代表活動でトレーニングをする中で、そういったところはみんな早いし、強いし、そういったところを体感していて、そのレベルを忘れずにやっていきたいなという思いはあります」と、代表で感じたことをクラブでも実践したいとのこと。「その中でも技術の部分でもできると思える部分もあるので、きちんと自分の良さとしてやっていって、整理しながら、強度やスピードの部分はもっともっと意識してやっていかないといけないです」と語り、「僕らはイメージしてやっていくことしか現状できないので、そうやってできるだけ高いレベルを意識しながら、日々戦っていかないといけないなと感じています」とJリーグでも代表の強度を忘れずにプレーしていきたいとした。
CBのポジション争いはライバルも多く、東京オリンピックが終わればさらに激しくなる。谷口は「それぞれ個性があると思っていますし、タジキスタン戦では(昌子)源と進(中谷進之介)がやっていました。まずは守るところ。潰すところやラインコントロールとか、未然に防いでいくことは間違いなく必要です」とコメント。「相手のシュートチャンスで体を張ったり、最後の局面をやらせないということがベースになると思います」と守備の部分をとにかくやらせてはいけないとした。
「そこがしっかりしていないことにはダメだなと、ここ数試合プレーしたり試合を見ていて感じています」と語り、「高いレベルになればなるほど、そこはみんなできると思うので、そこで差をつけるのは自分のスペシャルな部分を理解して、チームに反映していくことが大事だと思います」と、守備のレベルは当たり前にし、その上で何をもたらせられるかが重要だとした。
その点では「ビルドアップの部分などは、自分にしか出せない部分は間違いなくどこかにあると思うので、そこで差をつけることは大事です」とし、「ベースを高いレベルでやりつつ、自分のスペシャルな部分を出していくことが大事だと思います」と、高いレベルの中で特徴を出したいと意気込んだ。
日本代表は、5月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦に向けた合宿をスタート。U-24日本代表戦(3日)、タジキスタン代表戦(7日)を終え、残すはキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦(11日)とカタールW杯アジア2次予選のキルギス代表戦(15日)の2試合となった。
U-24日本代表戦ではCBで先発し、後半にボランチ起用。タジキスタン戦は後半途中からボランチで投入された。
クラブでは近年はCBでのプレーが多く、ボランチではプレーしていないが、「合宿が始まるときに森保監督から話をされて、練習であったりでボランチもやってもらうかもしれないということを伝えてもらっていて、心の準備はしていました」とコメント。「実際にU-24の時も最後やりましたし、タジキスタン戦も途中からボランチで出たので、色々なことを想定して戦わないといけないなと」と普段と違うポジションでやることも準備していたと語った。
実際には「選手としては使ってもらえるだけでありがたいです」とボランチでも出場は嬉しいとコメント。「何を求められるのかを整理しながら、自分の強みを出す」と、ポジションに関係なくしっかりと自分の役割を果たしていきたいとコメント。「違うポジションや違う場所で出た時も戦力になれるようなプレーをしないといけないですし、それができれば重宝されると思うので、どこでやっても高いレベルのパフォーマンスを出せるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。
国内組、海外組と分けられることが多い中、Jリーグでのプレー経験しかない谷口。分けられることについては「難しいところというか」とし、「正直、やれる部分もかなり多くあると思っています。現状で。自分のパフォーマンスや特徴で戦えるという自信を持てていることも正直なところです」と、通用する部分はあるとコメント。ただ「戦う土俵というか、そこがヨーロッパでやっている選手たちは土俵が違うなというのはトレーニングでも、会話している中でも、感覚として変わってきているなということも正直感じます」と、少なからず環境面での差があることは感じるという。
それでも「どっちが良いかはわからないですし、答えは出せないですが、僕はJリーグで川崎フロンターレで今やっていて、今やっていることを見定めながらやっていかないと、このレベル、代表に居続けられることはできないということは凄く感じています」とコメント。「その辺の危機感は意識高くやっていかないと、最終予選やワールドカップに向けてはやっていかなければいけないことは多いと感じています」と、自分の置かれた環境でもしっかりと高いレベルを意識していかなければいけないとした。
また「自分の良さなどができている部分は継続して、もっとやらなければいけないと感じた部分は、海外組の選手と話したことを聞いて、頭でイメージして、そのイメージと戦っていかないといけないというのもあります。常に高いレベルや世界と戦うことを目指しながらやっていく必要があると思います」と聞いたことをしっかりと消化して、イメージすることが大事だとした。
代表キャップも少なく、国際経験は少ない谷口。7月に30歳を迎える中で、その点を上げることについては「年齢のことでいうと、今年30歳を迎えますが、フィジカル的なところもそうですし、メンタル的な部分、経験も含めて、今は良い状態だなと思っています」と、自身の状態は良いとのこと。「DFは色々経験して学ぶことがあるので、非常に充実してきていると思います」と、年齢は上がっても、経験値が高まっていると語った。
また「国際経験は少ないですし、そこの差は正直大きいと思います。それを埋めるためには、いろいろな方法はあると思いますけど、現状こうやって今置かれている立場できちんとやっていかないことには、そういったところも見えてこないし、代表にも立つことはできないと思います」とコメント。「代表期間の活動をきちんとやって、経験はないかもしれないですが、そういう舞台でも戦えることを証明しないと次もないので、目の前の1試合1試合を戦うことが僕に今できることなので、そこに集中して、そこから出た課題や感じたことは、そこからやっていけばと思っています。今は次のセルビア戦に向けて戦う準備をしていければと思います」と、しっかりとこの呼ばれたチャンスを生かしていきたいと意気込んだ。
その点ではDF長友佑都(マルセイユ)から学ぶことは多い状況。トレーニングでも長友とコミュニケーションを取ることが多いが長友については「佑都さんと喋っていると、凄くマインドが面白いなというか、人とちょっと違うというか。話していても凄く勉強になります」とコメント。「佑都さんも30を過ぎていて、まだやれるというところを示していますし、経験、考えてプレーしないといけないということを伝えてくれています」と年齢を重ねた中でやることがあると学んでいる様子だ。
また「年齢を重ねるにつれてフィジカルだけで対応できない部分は間違いなく増えるので、ポジショニングや駆け引きで世界と戦っていくすべを身につけなければいけないです」とし、「僕はそこを大事にやってきたつもりですし、自分の良さの1つだと思うので、世界基準を目指してやっていかなければいけないと思っています」と、多くを学び、自分も高みを目指していきたいと語った。
特に海外組との差を感じる点は「強度も判断のスピード、質です」と語り、「戦っている環境は反映されると感じています」と、日頃の相手の影響は少なからずあるとした。
ただ「代表活動でトレーニングをする中で、そういったところはみんな早いし、強いし、そういったところを体感していて、そのレベルを忘れずにやっていきたいなという思いはあります」と、代表で感じたことをクラブでも実践したいとのこと。「その中でも技術の部分でもできると思える部分もあるので、きちんと自分の良さとしてやっていって、整理しながら、強度やスピードの部分はもっともっと意識してやっていかないといけないです」と語り、「僕らはイメージしてやっていくことしか現状できないので、そうやってできるだけ高いレベルを意識しながら、日々戦っていかないといけないなと感じています」とJリーグでも代表の強度を忘れずにプレーしていきたいとした。
CBのポジション争いはライバルも多く、東京オリンピックが終わればさらに激しくなる。谷口は「それぞれ個性があると思っていますし、タジキスタン戦では(昌子)源と進(中谷進之介)がやっていました。まずは守るところ。潰すところやラインコントロールとか、未然に防いでいくことは間違いなく必要です」とコメント。「相手のシュートチャンスで体を張ったり、最後の局面をやらせないということがベースになると思います」と守備の部分をとにかくやらせてはいけないとした。
「そこがしっかりしていないことにはダメだなと、ここ数試合プレーしたり試合を見ていて感じています」と語り、「高いレベルになればなるほど、そこはみんなできると思うので、そこで差をつけるのは自分のスペシャルな部分を理解して、チームに反映していくことが大事だと思います」と、守備のレベルは当たり前にし、その上で何をもたらせられるかが重要だとした。
その点では「ビルドアップの部分などは、自分にしか出せない部分は間違いなくどこかにあると思うので、そこで差をつけることは大事です」とし、「ベースを高いレベルでやりつつ、自分のスペシャルな部分を出していくことが大事だと思います」と、高いレベルの中で特徴を出したいと意気込んだ。
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