「プレー面で頼りになる」OAを語るDF板倉滉、ポジション争いは「負けないようにやらないと」

2021.06.07 18:58 Mon
©超ワールドサッカー
U-24日本代表は7日、国際親善試合のジャマイカ代表戦に向けてトレーニングを実施した。

5日に行われたU-24ガーナ代表戦で6-0と勝利を収めたU-24日本代表。オーバーエイジの3選手が入ったチームは、パフォーマンスが一段階上がった中、強度の高さを見せていた。
この日のオンライン取材に応対したDF板倉滉(フローニンヘン)はここまでのパフォーマンスについて「3試合をやりましたけど、色々なところでポジティブなところが見えていて、1戦1戦良くなっています」と語り、「チームは流動的に動いていましたし、さらにもっともっと強くなるという実感があります」とコメント。U-24ガーナ代表戦を含め、チームとして徐々にパフォーマンスが上がっていると語った。

またOAの選手については「プレーのところで、すごくキャリアがあるのを感じますし、経験を積んでいる選手たちなので、そこはまずプレー面で頼りになります」とピッチ上での存在感を語ると、「普段のところでもすごく積極的にコミュニケーションをとってくれていますし、みんなが絡みやすい存在なので、そこはすごく良いのかなと思います」とし、ピッチ外でも力になっていると語った。

一方で、国内組の選手たちはなかなか絡みに行かない感じだが「それは多少あると思います」と板倉も感じている様子。「コロナで制限もあって、食事でも喋れないとかあるので、ピッチ内でもっとコミュニケーション取れればなと思いますし、そこの間に自分は上手く入っていければと思います」と、A代表でも一緒にやっていたこともあり、仲介したいと語った。板倉は「OAの選手たちも話せば気さくなので、国内組の選手もどんどん絡んで欲しいです」と、積極的に話しかけていって欲しいと語った。
12日にはジャマイカ代表戦を戦うが「とにかくオリンピック初戦の南アフリカを想定して。ジャマイカもA代表ですし、自分たちにフォーカスして、ガーナ戦よりも良いものを作って、終われればなと思います」と語り、良い結果を出したいと語った。

U-24ガーナ戦では、MF田中碧(川崎フロンターレ)が削られた際に吉田が猛抗議。そのシーンについては「麻也君はチームを第一に考えてくれることを感じますし、航君、宏樹君もそうですけど、よりチームが良い方向に向かうように考えてくれているなと日頃から感じています」とコメント。「味方が削られて、このタイミングでのケガは良くないですし、ラフプレーだったのでそこを抗議してくれたのは麻也君でしたし、チームのことを第一に考えてくれています」と語り、キャプテンとしての振る舞いが素晴らしいと語った。

また、OAの存在によりポジションが奪われる可能性があるが「このままでは試合に出られないと思っていますし、麻也君、航君が同じポジションに入って、ガーナ戦も安定していました」と語り、「そこに割って入って、負けてはいけないので、チームメイトですけど、負けないようにやらないといけないと思います」と語り、ポジション争いに挑むと語った。

OAとの融合については「チームコンセプトはみんな理解していますし、OAの選手が入ってきていますが、みんなが知っている存在で、長所やどういう選手かは理解していて、OAの選手もどういう選手かを見てくれているので、そこのズレはないと思います」とコメント。「もっともっと良くなると思いますし、OAが入ってチーム自体も間違いなく強くなっていると思うので、さらにコミュニケーションとりながら、細かいところ確認しながら、ラストのジャマイカ戦を良いものにしていければと思います」と語り、トレーニングで詰めていき、ジャマイカ戦で結果を出したいと語った。
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