歴史に残る日本代表対決、A代表が見せた凄みとU-24日本代表が金メダルへ学ぶべき姿勢/日本代表コラム
2021.06.05 19:20 Sat
◆成熟されたオートマティズムさ
そのメンタリティとともに大きな差となったのが、チーム全体のオートマティズムだ。U-24日本代表の選手たちは、誰かがボールを持った際にワンテンポ動き出しが遅れる。ボールの出し手と受け手の連係が構築できていないことがわかるが、もちろんまだメンバーが決まっていない中、チームとしての活動時間も短いから仕方ない部分はある。
しかし、A代表は選手たちの意思疎通が図れており、2人目、3人目だけでなく、4人目や逆サイド、または攻撃時には守備陣も次の守備を予測したポジション取りと、全てがオートマチックに動いていた。
U-24日本代表がボールを握り、攻め込む時間帯も前後半ともにあったが、特に前半はA代表の守備陣は苦労せずに守れていた。それは、U-24日本代表がオートマチックに動かないため。
次何が起こすかを考えてからプレーするため、A代表の選手としてはスピード感も予測も上回ることができたと言えるだろう。
田川亨介(FC東京)が裏に抜けて独走したシーンが最大の決定機だったが、前半のピンチはあのシーンぐらいと言える。しかし、裏を完全に取られ、スピードある田川には追いつけないという状況。しかし、DF植田直通(ニーム)はボールや田川ではなく、シュートコースを限定しに動いていった。その結果、左利きの田川はファーサイドを狙えず、ニアを打ち抜こうとしたが、結果サイドネットを揺らすに止まった。
その判断力こそが、A代表とU-24日本代表との差であり、アジア2次予選で当たる国との差といえるだろう。すでに、そのレベルにはA代表はいないということだ。
そのメンタリティとともに大きな差となったのが、チーム全体のオートマティズムだ。U-24日本代表の選手たちは、誰かがボールを持った際にワンテンポ動き出しが遅れる。ボールの出し手と受け手の連係が構築できていないことがわかるが、もちろんまだメンバーが決まっていない中、チームとしての活動時間も短いから仕方ない部分はある。
しかし、A代表は選手たちの意思疎通が図れており、2人目、3人目だけでなく、4人目や逆サイド、または攻撃時には守備陣も次の守備を予測したポジション取りと、全てがオートマチックに動いていた。
U-24日本代表がボールを握り、攻め込む時間帯も前後半ともにあったが、特に前半はA代表の守備陣は苦労せずに守れていた。それは、U-24日本代表がオートマチックに動かないため。
次何が起こすかを考えてからプレーするため、A代表の選手としてはスピード感も予測も上回ることができたと言えるだろう。
田川亨介(FC東京)が裏に抜けて独走したシーンが最大の決定機だったが、前半のピンチはあのシーンぐらいと言える。しかし、裏を完全に取られ、スピードある田川には追いつけないという状況。しかし、DF植田直通(ニーム)はボールや田川ではなく、シュートコースを限定しに動いていった。その結果、左利きの田川はファーサイドを狙えず、ニアを打ち抜こうとしたが、結果サイドネットを揺らすに止まった。
その判断力こそが、A代表とU-24日本代表との差であり、アジア2次予選で当たる国との差といえるだろう。すでに、そのレベルにはA代表はいないということだ。
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