フランスが10人のウェールズに3発快勝! ベンゼマはPK失敗で復帰戦ゴールならず《国際親善試合》
2021.06.03 06:08 Thu
国際親善試合のフランス代表vsウェールズ代表が2日に行われ、ホームのフランスが3-0で勝利した。
ユーロ2020に向けた最後の準備期間での最初のテストマッチ。
ワールドカップ王者として2大会連続の主要大会での優勝を狙うフランスは、今回の初戦に向けてチャンピオンズリーグ決勝を戦ったチェルシーの主力を温存。ただ、GKロリスやヴァラン、ポグバ、グリーズマン、ムバッペとそれ以外の主力をスタメンで起用。さらに、5年半ぶりの代表復帰となったベンゼマがムバッペと2トップを組んだ。
対するウェールズはロドンやベイル、ダニエル・ジェームズらプレミアリーグでプレーする主力がスタメンに並んだ。
試合は立ち上がりから互いに決定機を作り合うオープンな展開に。まずは4分、右サイドのポグバからのクロスに反応したベンゼマがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これはGKウォードの好守に遭う。直後の5分にはウェールズの縦に速い攻撃からボックス左に抜け出したダニエル・ジェームズが左足のシュートを放つが、今度はキャプテンとして記念すべき100試合目となったGKロリスがファインセーブで防いだ。
一方、フランスは23分にセットプレーから決定機を創出。左CKの場面でキッカーのグリーズマンが入れたクロスをポグバが打点の高いヘディングで合わす。これはGKウォードにセーブされるも、こぼれ球に反応したベンゼマがすかさず押し込みにかかる。
すると、このシュートを腕でブロックしたネコ・ウィリアムズのプレーがオンフィールドレビューの対象となり、かなり厳しい判定ながらレッドカードと共にPKが与えられた。だが、キッカーを務めたベンゼマが左を狙ったシュートはGKウォードのファインセーブに阻まれ、復帰戦を自ら祝うゴールとはならなかった。
それでも、数的優位を手にしたフランスはここから攻勢を強めると、34分にはボックス手前でラビオが放ったグラウンダーのミドルシュートをゴール前のグリーズマンがワンタッチでコースを変える。これはGKウォードの足を使った見事なセーブに遭うが、こぼれ球にいち早く反応したムバッペが冷静に押し込んだ。
前半終盤にかけてはフランスが押し込んでムバッペらに幾度か決定機が訪れるが、決め切るまでには至らず。対して10人のウェールズも前半ラストプレーではセットプレーの二次攻撃からハリー・ウィルソンが際どい左足のミドルシュートを放つなど、反撃の姿勢は見せた。
迎えた後半、フランスはパヴァールとリュカを下げてディーニュと、これがフル代表デビューとなるクンデを投入し、両サイドバックを入れ替えた。
後半も立ち上がりから相手を押し込むと、48分には右サイドに流れたポグバからの横パスをムバッペが足裏を使った巧みなパスでペナルティアーク脇のグリーズマンに繋ぐ。ここでグリーズマンは味方の動き出しをオトリに狙いすました左足のコントロールシュートをゴール左上隅に突き刺した。
この2失点目で厳しくなったウェールズは60分にベイルやジョー・アレンを下げてラムジー、ベン・デイビスらを投入する4枚替えで各選手のコンディション調整を意識した戦い方にシフト。それでも、65分にはボックス内でダニエル・ジェームズに決定機が訪れるが、ここもGKロリスのビッグセーブに阻まれた。
その後、ポグバ、トリソ、ムバッペを下げてコマン、ムサ・シソコ、デンベレを続けて投入したフランスは危なげなく時計を進めていく。さらに、79分には相手陣内右サイド深くでクンデが上げたクロスをボックス中央のベンゼマが胸トラップから右足のシュート。これは惜しくも左ポストに阻まれるが、跳ね返りをデンベレが冷静に押し込んで試合を決定づける3点目とした。
試合終盤にかけてもベンゼマを中心に4点目を狙いに行ったフランスだったが、GKウォードの意地のセーブもあって試合はこのまま3-0のスコアでタイムアップを迎えた。
復帰戦のベンゼマにゴールこそ生まれなかったものの、10人のウェールズに快勝を収めたフランスはユーロに向けて上々の仕上がり具合を披露した。
フランス 3-0 ウェールズ
【フランス】
ムバッペ(前35)
グリーズマン(後3)
デンベレ(後34)
ユーロ2020に向けた最後の準備期間での最初のテストマッチ。
対するウェールズはロドンやベイル、ダニエル・ジェームズらプレミアリーグでプレーする主力がスタメンに並んだ。
試合は立ち上がりから互いに決定機を作り合うオープンな展開に。まずは4分、右サイドのポグバからのクロスに反応したベンゼマがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これはGKウォードの好守に遭う。直後の5分にはウェールズの縦に速い攻撃からボックス左に抜け出したダニエル・ジェームズが左足のシュートを放つが、今度はキャプテンとして記念すべき100試合目となったGKロリスがファインセーブで防いだ。
以降はウェールズのボール回しに対して、フランスの守備がなかなか嵌らず、アウェイチームがベイルとダニエル・ジェームズの両ウイングの縦への仕掛けを軸に良い仕掛けを見せる。その流れからハリー・ウィルソン、モレルがフィニッシュの場面を作り出した。
一方、フランスは23分にセットプレーから決定機を創出。左CKの場面でキッカーのグリーズマンが入れたクロスをポグバが打点の高いヘディングで合わす。これはGKウォードにセーブされるも、こぼれ球に反応したベンゼマがすかさず押し込みにかかる。
すると、このシュートを腕でブロックしたネコ・ウィリアムズのプレーがオンフィールドレビューの対象となり、かなり厳しい判定ながらレッドカードと共にPKが与えられた。だが、キッカーを務めたベンゼマが左を狙ったシュートはGKウォードのファインセーブに阻まれ、復帰戦を自ら祝うゴールとはならなかった。
それでも、数的優位を手にしたフランスはここから攻勢を強めると、34分にはボックス手前でラビオが放ったグラウンダーのミドルシュートをゴール前のグリーズマンがワンタッチでコースを変える。これはGKウォードの足を使った見事なセーブに遭うが、こぼれ球にいち早く反応したムバッペが冷静に押し込んだ。
前半終盤にかけてはフランスが押し込んでムバッペらに幾度か決定機が訪れるが、決め切るまでには至らず。対して10人のウェールズも前半ラストプレーではセットプレーの二次攻撃からハリー・ウィルソンが際どい左足のミドルシュートを放つなど、反撃の姿勢は見せた。
迎えた後半、フランスはパヴァールとリュカを下げてディーニュと、これがフル代表デビューとなるクンデを投入し、両サイドバックを入れ替えた。
後半も立ち上がりから相手を押し込むと、48分には右サイドに流れたポグバからの横パスをムバッペが足裏を使った巧みなパスでペナルティアーク脇のグリーズマンに繋ぐ。ここでグリーズマンは味方の動き出しをオトリに狙いすました左足のコントロールシュートをゴール左上隅に突き刺した。
この2失点目で厳しくなったウェールズは60分にベイルやジョー・アレンを下げてラムジー、ベン・デイビスらを投入する4枚替えで各選手のコンディション調整を意識した戦い方にシフト。それでも、65分にはボックス内でダニエル・ジェームズに決定機が訪れるが、ここもGKロリスのビッグセーブに阻まれた。
その後、ポグバ、トリソ、ムバッペを下げてコマン、ムサ・シソコ、デンベレを続けて投入したフランスは危なげなく時計を進めていく。さらに、79分には相手陣内右サイド深くでクンデが上げたクロスをボックス中央のベンゼマが胸トラップから右足のシュート。これは惜しくも左ポストに阻まれるが、跳ね返りをデンベレが冷静に押し込んで試合を決定づける3点目とした。
試合終盤にかけてもベンゼマを中心に4点目を狙いに行ったフランスだったが、GKウォードの意地のセーブもあって試合はこのまま3-0のスコアでタイムアップを迎えた。
復帰戦のベンゼマにゴールこそ生まれなかったものの、10人のウェールズに快勝を収めたフランスはユーロに向けて上々の仕上がり具合を披露した。
フランス 3-0 ウェールズ
【フランス】
ムバッペ(前35)
グリーズマン(後3)
デンベレ(後34)
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