「感じたままに動くことはできなかった」ボローニャでの苦悩をDF冨安健洋が明かす「型にハメられた感覚」「窮屈さがあった」
2021.05.26 19:40 Wed
日本代表は26日、ミャンマー代表とのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けた合宿3日目を行った。
オール海外組で行われるミャンマー戦。クラブ事情により合流が遅れたMF三好康児(アントワープ)は出場できないことが発表された、それ以外の選手たちは調整を続けた。
トレーニング前、DF冨安健洋(ボローニャ)がオンラインのメディア取材に応じ、シーズンを振り返った。
冨安は今シーズンのセリエAで31試合に出場し2ゴールを記録。CBの他、左右のサイドバックでプレーするなど出場機会を得ていた。
しかし、冨安本人は今シーズンについて「良いシーズンではなかったと思います。イタリアの1シーズン目も良いシーズンとは思っていないですが、なかなか難しいシーズンだったと思います。チームの順位は妥当かなと思います」とコメント。あまり良い感触ではないようだ。
その中でも「ボローニャのサッカーをやるなら、サイドバックの方が向いていると思います」と語り、「チームによって戦術も違うので。ボローニャではサイドバックの方が自由度が高いので、やりやすかったです」と語り、日本代表でプレーするCBよりは、SBの方が良かったとした。
そう感じる理由については「実際に窮屈にプレーしていた感覚はどこでもありましたが、CBだとより負荷がかかるというか、周りのカバーをしながらやらないといけないと感じながらやっていました」とコメント。「窮屈さはどこでプレーしていても実際ありました」と語り、シニシャ・ミハイロビッチ監督の戦術では窮屈さがあると語った。
また「側から見れば、しっかり試合に出て、良いシーズンだったと思われるかもしれないですが、ずっと去年からではありますが、悩みながらというか」と語り、「自分の良さが生きるやり方、自分のスタイルを日本やベルギーで蓄えてきた中でイタリアに来て、僕の考えていることと違うこと、違う戦術で型にハメられた感覚がずっとあって、そこでのチーム戦術としての監督から求められるやり方と、僕のやりやすいプレーというギャップはずっと苦しみながらやっていました」と語り、理想と現実の間で苦悩しながら戦っていたことを明かした。
特に辛かった部分については「全てと言えば全てですが、攻撃面においても立ち位置が決められたり、守備の時も基本的にマンツーマンで守備をしていたので、自陣でマンツーマンで人につき過ぎてスペースが空いてしまったりが結構ありました」と語り、チームとしての守り方が気になっていたとのこと。「そこに関しては、僕の周りの選手や前でプレーしている選手にはそんなに行かなくて良いと言っていました。周りだけでも良い形でプレーできるように言っていました」と、自分から働きかけて周りを動かしている部分もあったとした。
また「ボローニャのコーチングスタッフに軽く相談をして、スタッフから自分のやりやすい形でやれば良いとアドバイスをもらって、そこからは段々重く考えすぎることなくやれたと思います」とコメント。「でも、最後まで何も考えず、感覚というか、自分の頭の中がスッキリして、感じたままに動くことはできなかったです」と、違和感を持ちながらプレーを続けていたと語った。
その冨安だが、現時点で日本代表ではCBとしてプレーしている。代表については「どこでやるにしても僕は変わらないですね。サイドバックをやれと言われたらポジティブに捉えてやりたいと思います」と語り「FWで出ろと言われた、それでもやります。こだわりはないですね」と、日本代表では試合で起用されるところで貢献したいと語った。
今回は6月からはU-24日本代表に移動。久々に東京オリンピック世代として活動する。今回は日本代表でも共にプレーするDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)がオーバーエイジとして加わる。
OAの3名については「頼りになる先輩3人ですし、ピッチ上でもピッチ外でも若い選手に良い影響を与えてくれると思います」とコメント。「ピッチ上での連携というのはうまくいくと思いますし、そこは僕も含め、周りに声をかけながら、オリンピックまでの期間で、しっかり完璧な状態により近づけられればと思います」と語り、A代表で培ったものを一緒に出していきたいと語った。
A代表での経験値では、東京オリンピック世代では誰よりもある冨安だが、「まずは僕がしっかり自分のプレーすることでチームに貢献することが第一だと思います。僕もかなり久々のU-24での活動なので、練習の中でいかに連携を高めることができるかが大事になってくると思いますし、感覚のところ。1秒、1mのズレを感じると思うので、その細かいところのズレや修正をオリンピック前にしっかり終わらせることが必要だと思います」と、細かい部分の調整をしつつ、自身が経験したものをしっかりと出していきたいと意気込んだ。
オール海外組で行われるミャンマー戦。クラブ事情により合流が遅れたMF三好康児(アントワープ)は出場できないことが発表された、それ以外の選手たちは調整を続けた。
冨安は今シーズンのセリエAで31試合に出場し2ゴールを記録。CBの他、左右のサイドバックでプレーするなど出場機会を得ていた。
しかし、冨安本人は今シーズンについて「良いシーズンではなかったと思います。イタリアの1シーズン目も良いシーズンとは思っていないですが、なかなか難しいシーズンだったと思います。チームの順位は妥当かなと思います」とコメント。あまり良い感触ではないようだ。
前述の通り、CBとSBでプレーする冨安だが「ポジションにこだわりはないですし、ケガ人が多かったり累積の選手がいたりで左サイドバックもやりましたが、ポジティブに捉えてやっていました」とコメント。様々なポジションができたことはプラスだという。
その中でも「ボローニャのサッカーをやるなら、サイドバックの方が向いていると思います」と語り、「チームによって戦術も違うので。ボローニャではサイドバックの方が自由度が高いので、やりやすかったです」と語り、日本代表でプレーするCBよりは、SBの方が良かったとした。
そう感じる理由については「実際に窮屈にプレーしていた感覚はどこでもありましたが、CBだとより負荷がかかるというか、周りのカバーをしながらやらないといけないと感じながらやっていました」とコメント。「窮屈さはどこでプレーしていても実際ありました」と語り、シニシャ・ミハイロビッチ監督の戦術では窮屈さがあると語った。
また「側から見れば、しっかり試合に出て、良いシーズンだったと思われるかもしれないですが、ずっと去年からではありますが、悩みながらというか」と語り、「自分の良さが生きるやり方、自分のスタイルを日本やベルギーで蓄えてきた中でイタリアに来て、僕の考えていることと違うこと、違う戦術で型にハメられた感覚がずっとあって、そこでのチーム戦術としての監督から求められるやり方と、僕のやりやすいプレーというギャップはずっと苦しみながらやっていました」と語り、理想と現実の間で苦悩しながら戦っていたことを明かした。
特に辛かった部分については「全てと言えば全てですが、攻撃面においても立ち位置が決められたり、守備の時も基本的にマンツーマンで守備をしていたので、自陣でマンツーマンで人につき過ぎてスペースが空いてしまったりが結構ありました」と語り、チームとしての守り方が気になっていたとのこと。「そこに関しては、僕の周りの選手や前でプレーしている選手にはそんなに行かなくて良いと言っていました。周りだけでも良い形でプレーできるように言っていました」と、自分から働きかけて周りを動かしている部分もあったとした。
また「ボローニャのコーチングスタッフに軽く相談をして、スタッフから自分のやりやすい形でやれば良いとアドバイスをもらって、そこからは段々重く考えすぎることなくやれたと思います」とコメント。「でも、最後まで何も考えず、感覚というか、自分の頭の中がスッキリして、感じたままに動くことはできなかったです」と、違和感を持ちながらプレーを続けていたと語った。
その冨安だが、現時点で日本代表ではCBとしてプレーしている。代表については「どこでやるにしても僕は変わらないですね。サイドバックをやれと言われたらポジティブに捉えてやりたいと思います」と語り「FWで出ろと言われた、それでもやります。こだわりはないですね」と、日本代表では試合で起用されるところで貢献したいと語った。
今回は6月からはU-24日本代表に移動。久々に東京オリンピック世代として活動する。今回は日本代表でも共にプレーするDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)がオーバーエイジとして加わる。
OAの3名については「頼りになる先輩3人ですし、ピッチ上でもピッチ外でも若い選手に良い影響を与えてくれると思います」とコメント。「ピッチ上での連携というのはうまくいくと思いますし、そこは僕も含め、周りに声をかけながら、オリンピックまでの期間で、しっかり完璧な状態により近づけられればと思います」と語り、A代表で培ったものを一緒に出していきたいと語った。
A代表での経験値では、東京オリンピック世代では誰よりもある冨安だが、「まずは僕がしっかり自分のプレーすることでチームに貢献することが第一だと思います。僕もかなり久々のU-24での活動なので、練習の中でいかに連携を高めることができるかが大事になってくると思いますし、感覚のところ。1秒、1mのズレを感じると思うので、その細かいところのズレや修正をオリンピック前にしっかり終わらせることが必要だと思います」と、細かい部分の調整をしつつ、自身が経験したものをしっかりと出していきたいと意気込んだ。
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