【EL決勝プレビュー】4度目の優勝狙うエメリ率いるビジャレアルの初戴冠か、初タイトル狙うオーレ率いるユナイテッドの2度目の戴冠か…

2021.05.26 12:00 Wed
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ヨーロッパリーグ(EL)決勝、ビジャレアルvsマンチェスター・ユナイテッドが、日本時間26日28:00にポーランドのグダニスク・スタジアムでキックオフされる。クラブ史上初のメジャータイトル獲得を目指すイエローサブマリンと、2016-17シーズン以来2度目の同タイトル獲得を目指す赤い悪魔による通算5度目の対戦だ。
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今大会にグループステージから参加したビジャレアルは、ここまで11勝3分けと唯一の無敗で初のファイナルの舞台にたどり着いた。決勝トーナメントではザルツブルク、ディナモ・キエフ、ディナモ・ザグレブといずれも東欧の実力クラブを危なげなく退けると、準決勝では指揮官エメリの古巣であるアーセナルと対戦。
共に退場者を出したホームでの1stレグを2-1で先勝すると、敵地での2ndレグではGKルジ、DFアルビオルを中心とする守備陣の奮闘によって0-0のドローで試合を終え、セビージャ時代にEL3連覇を成し遂げた智将率いるチームらしいしたたかな戦いぶりで、チャンピオンズリーグ(CL)決勝に続くイングランド勢同士によるファイナルを阻んだ。

国内リーグにおいては序盤戦に堅守を武器に勝ち点を重ねたものの、度重なる負傷者、得点力不足によって徐々に失速すると、最終的にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)圏内の7位でフィニッシュ。そのため、今回のファイナルでは初優勝と共に来季CL出場権という重要なモノが懸かる一戦となる。

一方、パリ・サンジェルマン(PSG)、RBライプツィヒとの三つ巴の争いとなったCLグループステージで3位敗退となったユナイテッドは、ラウンド32から参戦。レアル・ソシエダ、グラナダというスペイン勢、大接戦となった優勝候補ミランを退けて2年連続の準決勝進出を果たした。これまでスールシャール体制では公式戦4度の挑戦で一度も突破できていないセミファイナルは鬼門となっていたが、ローマとの対戦では敵地での2ndレグを2-3で落とすも、ホームで戦った1stレグでの6-2という大きなアドバンテージを生かして初の鬼門突破となった。
国内リーグではシーズン序盤に不振に陥ったが、今年1月末のシェフィールド・ユナイテッド戦の敗戦を挟んで中盤戦と終盤戦に13戦無敗、14戦無敗と安定したパフォーマンスを見せ、優勝したマンチェスター・シティに大きく水をあけられたものの、3シーズンぶりの2位フィニッシュ。最低限のノルマであるCL出場権を手にし、純粋なタイトルコンテンダーとしてオーレ体制初にしてクラブとして4年ぶりとなるトロフィー獲得を目指す。

なお、両チームの対戦はこれが通算5度目。2005-06、2008-09シーズンのCLグループステージでの4度の対戦ではいずれもドロー、且つそのすべてがゴールレスと非常に拮抗したカードだ。そのため、同カードでの初得点が勝敗を決する重要なゴールになるかもしれない。

ちなみに両クラブでプレーしたことがある選手はDFバイリーただ一人。それ以外ではエメリ監督とMFマタ、FWカバーニがそれぞれバレンシア、PSG時代の師弟関係にあるが、比較的関連性の薄いカードといえる。

◆ビジャレアル◆
【4-1-4-1】
▽ビジャレアル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ルジ
DF:ガスパール、アルビオル、パウ・トーレス、ペドラサ
MF:キャプー
MF:ジェラール・モレノ、パレホ、キャプー、コクラン、トリゲロス
FW:バッカ

負傷者:DFフォイス、MFイボーラ、FWチュクウェゼ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のイボーラに加え、チュクウェゼ、フォイスに欠場の可能性がある。

システムに関しては[4-4-2]、[4-1-4-1(4-2-3-1)]の双方の可能性がある。より攻撃的に戦う場合は前者を採用し、守備的に戦う場合は中盤中央の枚数を増やす後者を採用することになる。

スタメンに関しては1-2で敗れた4日前のレアル・マドリーと全く同じメンバーで臨む可能性もあるが、格上との対戦において守備の安定を優先するエメリ監督は、相手のキーマンであるB・フェルナンデスへの対応策としてコクランなど守備的MFを起用する可能性が高いと判断。前述の布陣メンバーを予想する。ただ、ジェラール・モレノの最前線起用、ジェレミ・ピノ、モイ・ゴメスをサイドに置く可能性も十分にあるはずだ。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、バイリー、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ
FW:カバーニ

負傷者:DFフィル・ジョーンズ、マグワイア、FWマルシャル
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはジョーンズ、マルシャルの長期離脱組に加え、キャプテンのマグワイアが無念の欠場となる。

2-1で勝利した直近のウォルバーハンプトン戦ではセンターバックを除き全主力を完全に温存しており、前述の負傷者を除く現状のベストメンバーが復帰することになる。

スタメンに関してはリンデロフの相棒と右ウイングの人選に注目したい。通常であれば、古巣対戦のバイリー、ラッシュフォードがスタートに入るが、トゥアンゼベ、グリーンウッドの起用の可能性もある。また、フレッジに代えてポグバをマクトミネイの相棒に据えて右にグリーンウッド、左にラッシュフォードを置く、より攻撃的な形も想定される。

★注目選手
◆ビジャレアル:FWジェラール・モレノ
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ビジャレアルの注目プレーヤーはエースのジェラール・モレノ。昨季、キャリアハイの18ゴールを挙げ、スペイン人最多得点者に与えられるサラ賞を初受賞した29歳は、エメリ新監督を迎えた新生イエローサブマリンでもエースとして抜群の存在感を発揮している。

今季は右ウイング、センターフォワードを主戦場にキャリアハイの23ゴールを挙げて2年連続のサラ賞を受賞。さらに、チームトップタイの7アシストと決定力に加え、チャンスクリエイトでも大きな貢献を見せている。

今シーズンのELでは本格参戦となった決勝トーナメント8試合で6ゴール3アシストと、こちらでも決定的な仕事を果たしており、マグワイア不在と言えども堅い守備を誇るユナイテッドを前に最も頼りになる存在だ。個人としては与しやすいセンターバックと対峙する2トップの一角での起用がベストだが、エメリ監督が守備的に戦う場合はエースキラーになりつつあるDFショーとの難しいマッチアップが想定されるところだ。

◆マンチェスター・ユナイテッド:MFポール・ポグバ
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ユナイテッドの注目プレーヤーは良くも悪くも試合に大きな影響を及ぼすポグバだ。現在のユナイテッドにとって攻撃面のキーマンは絶対的な司令塔であるB・フェルナンデスと、百戦錬磨の点取り屋カバーニの2人。ただ、相手の長所を消すことに長けた敵将はその対応に細心の注意を払い、封じる手立てを講じてくるはずだ。

その場合、局面を変える働きが期待されるのは28歳のフランス代表MF。好調時は卓越したキープ力、ビジョン、テクニックでB・フェルナンデスに比肩するチャンスメイクで攻撃をけん引し、且つ空中戦やミドルシュートで決定的な仕事まで果たすポグバ。その一方で、ローマとの準決勝2ndレグなど気が乗らない試合では攻守両面で緩慢なプレーを連発し、とりわけ守備面で穴を空けることもしばしばと、良くも悪くも計算できないタイプだ。

直近のウォルバーハンプトン戦では完全休養を与えており、コンディション面に不安はなく、且つタイトルが懸かる一戦だけにモチベーションの面でも充実した状態で試合に臨めるはずだが、その中でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか…。

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ラ・リーガ第32節、レアル・マドリーvsバルセロナが、日本時間21日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。今シーズンの優勝争いを決定づける、公式戦3度目のエル・クラシコだ。 首位のマドリー(勝ち点78)は前節、マジョルカとのアウェイゲームをチュアメニのゴールによってウノセロ勝利。リーグ4連勝でホーム開催の伝統の一戦を迎えることになった。 直近のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのマンチェスター・シティ戦ではホームでの1stレグを3-3で終えていた中、敵地でロドリゴの前半序盤のゴールで先制に成功。その後、後半半ばに追いつかれて以降は防戦一方を強いられたが、割り切ってPK戦に持ち込むと、GKルニンの見事な2つのPKストップによって前回王者を撃破し、ベスト4進出を果たした。PK戦までもつれ込んだ敵地での激闘から中3日と日程面のディスアドバンテージは否めないが、シティ撃破の勢いを力に変えて2シーズンぶりのラ・リーガ制覇を決定づける勝利を手にしたい。 対して2位のバルセロナ(勝ち点70)は前節、多くの主力を温存した中でカディスとのアウェイゲームをフェリックスのゴラッソによってこちらもウノセロ勝利。マドリーと同じくリーグ4連勝でアウェイ開催の大一番を迎えた。 ただ、CLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦では敵地での1stレグを3-2で勝利していた上、前半にハフィーニャのゴールで先制し、ホームで2点のアドバンテージを獲得。だが、前半半ばのアラウホの一発退場で大きく流れが変わると、そこから4ゴールを奪われ、2戦合計4-6で痛恨のベスト8敗退となった。これにより、今季唯一獲得可能なタイトルはラ・リーガのみとなったが、仮に今回の直接対決で勝ち点3を逃せば、ほぼ終戦となるだけにより重圧が懸かる中で敵地へ乗り込む形だ。 なお、今シーズンはバルセロナホームのリーグ戦、サウジアラビア開催のスーペル・コパ・デ・エスパーニャで2度対戦している両者だが、リーグ前回対戦はベリンガムのドブレーテで2-1の逆転勝利、スーペル・コパはヴィニシウスのトリプレーテで4-1とマドリーがいずれも勝利している。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240420_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、リュディガー、ナチョ、メンディ MF:バルベルデ、チュアメニ、クロース FW:ロドリゴ、ベリンガム、ヴィニシウス 負傷者:GKクルトワ、DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはクルトワとアラバのみが不在となる。過負荷や疲労の不安を抱えるカルバハル、メンディ、ヴィニシウスの3選手は起用に問題はないようだ。 3日前にシティとの激闘を戦っており、各選手のコンディションを見極める必要があるが、前述の11名の起用を予想。ディフェンスラインではリュディガーの相棒にチュアメニかミリトン、メンディがスタートから難しい場合はカマヴィンガが代役を担うことになる。その他、ブラヒム・ディアスらにもチャンスがありそうだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240420_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、パウ・クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデとガビの長期離脱組を除き全選手が起用可能だ。 スタメンは前述の11名を予想したが、より攻撃的に戦う場合はクリステンセンに代えてペドリかセルジ・ロベルトを起用することになるはずだ。前線ではフェリックス、フェラン・トーレスにもチャンスがありそうだ。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:MFジュード・ベリンガム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240420_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 鮮烈すぎるクラシコデビューの再現なるか。昨年10月に行われた自身初のエル・クラシコで1点ビハインドの苦しい状況から圧巻のミドルシュート、ストライカーさながらのゴール前の飛び出しからのドブレーテで劇的な逆転勝利に導く鮮烈なクラシコデビューを飾った20歳のイングランド代表MF。今年に入ると、起用法の変化や相手の徹底監視に加え、細かいケガなどによってゴールペースが大きく低下したものの、ここまでリーグ戦24試合16ゴールで得点ランキング2位に位置。 また、シティとの2試合を含め重要な試合においては前線からの献身的な守備やボールキープ、リンクマンと黒子の役割をこなしながらチームプレーヤーとしてしっかりと貢献を見せている。 シティとの激闘から中3日の厳しいコンディションで臨む今回のクラシコにおいてはバルベルデ、チュアメニ、カマヴィンガらと共に中盤、前線の攻防においてしっかりと戦いながら、“クラッチプレーヤー”としてリーグ前回対戦同様に決定的な仕事を果たしたい。 ◆バルセロナ:FWラミン・ヤマル <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240420_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> CL敗退の涙を力に。直近のPSG戦ではハフィーニャの先制ゴールを演出する圧巻の個人技を見せたものの、アラウホの退場の煽りを受けて途中交代。その後、ベンチでチームの戦いを見守った中、敗退決定後にベンチで悔し涙を流したことが大きな話題を集めたヤマル。 その一戦から中4日で臨む今回のクラシコでは様々な感情を抱く16歳のパフォーマンスに注目したい。 リーグ前回対戦では16歳132日での最年少デビューを飾り、スーペル・コパでも途中出場とすでに2度のクラシコを経験しているが、その2試合ではいずれも脇役の一人に過ぎなかった。しかし、ここ最近に入って身体も徐々に出来上がって凄みを増す16歳は、17歳のクバルシと共に今回の一戦ではブラウグラナの重要なキーマンとなるはずだ。 対面がメンディ、カマヴィンガのいずれになるかは不明だが、持ち味の圧倒的な打開能力と高精度のラストパスで味方のチャンスを演出しつつ、アンス・ファティが持つクラシコ最年少ゴール記録(17歳359日)を更新する一撃を決めてチームを勝利に導きたい。 2024.04.21 12:00 Sun

【CL準々決勝プレビュー】初戦同様の打ち合いか、痺れるロースコアか…シティとマドリーの4強懸けた第2戦

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、マンチェスター・シティvsレアル・マドリーが、日本時間17日28:00にシティ・オブ・マンチェスタ-・スタジアムでキックオフされる。ゴラッソの応酬の末に壮絶なドローゲームを演じた優勝候補同士による、ベスト4進出を懸けた第2ラウンドだ。 先週にサンティアゴ・ベルナベウで行われた1stレグは3-3のドローに終わった。前半開始直後にベルナルド・シウバの直接FKでアウェイチームが先制したものの、ホームチームもオウンゴールとロドリゴのゴールですぐさま逆転。以降はマドリーが試合の主導権を握ったが、シティが後半半ばにフォーデン、グヴァルディオルの見事なミドルシュートで再逆転。しかし、マドリーもバルベルデの圧巻のダイレクトボレーで追いつき、イーブンの状況で初戦を終えた。 2度のリードを守り切れなかったが、難所でのドローと悪くない結果でマンチェスターに帰還したシティズンズ。先週末のルートン・タウンとのホームゲームではロドリ、フォーデン、ベルナルド・シウバ、グリーリッシュらに完全休養を与えた中、コバチッチとグヴァルディオルのクロアチア代表コンビの今季リーグ戦初ゴールの活躍によって5-1の快勝。リーグタイトルを争うアーセナル、リバプールがいずれも敗れたことで、首位奪還に成功し、最高の状態で今回の大一番を迎えた。 一方、先勝を逃したが、2度追いついてドローに持ち込んだマドリー。直近のリーグ戦ではマジョルカ相手にカルバハル、クロース、ロドリゴ、ヴィニシウスらを温存して臨んだ中、チュアメニの強烈なミドルシュートで奪ったゴールを最後まで守り抜いてウノセロ勝利。やや苦戦を強いられたが、きっちり勝ち点3を積み上げて次節のエル・クラシコを8ポイント差で迎えることになった。過去のシティとの対戦においてアウェイゲームは3試合全敗と厳しい戦績となっているが、大会最多王者の勝負強さを発揮して敵地で4強入りを決めたいところだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240416_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル MF:ロドリ、ベルナルド・シウバ MF:フォーデン、デ・ブライネ、グリーリッシュ FW:ハーランド 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関して欠場者はいないが、ウォーカーとアケの状態が懸念される。 スタメンは1stレグをベースに、オルテガとアカンジ、コバチッチに代えてエデルソン、ウォーカー、デ・ブライネの主力3人の復帰を予想。ウォーカーが難しい場合はアカンジが引き続き右サイドバックに入る見込みだ。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240416_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、ナチョ、リュディガー、メンディ MF:カマヴィンガ、クロース MF:バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴ FW:ヴィニシウス 負傷者:GKクルトワ、DFアラバ 出場停止者:MFチュアメニ(1/1) チュアメニが累積警告で出場停止に。負傷者はクルトワ、アラバのみが不在となる。 直近2試合では[4-2-3-1]の布陣で臨んでおり、今回の一戦でも同様の戦いが予想される。その中で前線の立ち位置に注目したいところだ。なお、チュアメニの代役に関しては長期離脱明けのミリトン起用を望む声もあるが、直近のマジョルカ戦では試合最終盤の数分間のみのプレータイムとなっており、時期尚早だ。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240416_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アクシデントで欠場となった前回対戦の悔しさを力に。先週の1stレグではクリスタル・パレス戦での2ゴール1アシストの活躍もあってキーマンの一人と目されたが、試合当日の体調不良で無念の欠場となった。それだけに今回の一戦に懸ける思いは誰よりも強いはずだ。 1stレグでは代役を担ったコバチッチがハードワークを見せた一方、アタッキングサードではアイデア、精度を欠いて攻撃が停滞した印象があり、この試合では消化不良に終わった主砲ハーランドの再生と共にグリーリッシュやフォーデン、ベルナルド・シウバと有機的なコンビネーションによってゴールへの道筋をリードしていきたい。また、高精度のプレースキックから決定機を演出したいところだ。 ◆レアル・マドリー:DFアントニオ・リュディガー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240416_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 怪物との第2ラウンドも制することができるか。敵地での勝利が必須条件となり、ヴィニシウスや母国帰還のベリンガムといった攻撃陣のパフォーマンスが重要になることは間違いない。だが、同時に主力の復帰で破壊力を増す相手の攻撃をいかに封じ込めるかが、突破のカギを握る。 その中で前回対戦では相手のエースストライカーであるハーランドとのマッチアップにおいて、完璧なパフォーマンスを見せたドイツ代表DFにかかる責任は非常に大きい。 相棒がフィジカル面で劣るナチョに変わる点に加え、デ・ブライネの復帰によってホットラインを築くハーランドの動きの質、チーム全体のボールの収まりも改善されるため、守備者としてより多くの選択肢を考慮に入れながら、より強力となった怪物FWを封じるという困難なタスク遂行を図る。 2024.04.17 18:30 Wed

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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、バルセロナvsパリ・サンジェルマン(PSG)が、日本時間16日28:00にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。共に万全の状態で臨む4強入りを懸けた第2ラウンドだ。 先週にパルク・デ・プランスで行われた1stレグはアウェイのバルセロナが3-2で先勝した。前半にハフィーニャのゴールでアウェイチームが先手を奪ったが、後半立ち上がりにデンベレ、ヴィティーニャの連続ゴールによってホームチームが逆転。その後、交代選手で流れを変えたバルセロナはハフィーニャ、クリステンセンの連続ゴールで試合を引っくり返し、元同僚指揮官同士の初対決はチャビ監督が制した。 敵地で先勝に成功したバルセロナは、ホームでの2ndレグ、週末に控えるエル・クラシコという重要な連戦に向けて先週末のカディス戦では主力を温存。サスペンションのレヴァンドフスキ、カンセロを始め、ギュンドアン、アラウホ、フレンキー・デ・ヨングに完全休養を与えた中、フェリックスのオーバーヘッドによるゴラッソを守り切ってウノセロ勝利。結果と共にペドリや前線の控え選手にも試合勘を養わせる最高の調整となり、大一番へ弾みを付けた。 一方、後半の選手交代と布陣変更によって流れを引き寄せながらもホームで敗戦を喫したPSG。ただ、今週末はリール、マルセイユを含むUEFAコンペティション参戦組の試合が24日に延期されるリーグ側の配慮によって、主力のコンディション調整、逆転突破に向けたトレーニングに集中。対戦相手のさらなる分析、1stレグで出た課題の修正と共に、試合展開に応じたオプションの構築を含め良い準備ができているはずだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240415_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ 出場停止者:DFセルジ・ロベルト(1/1)、クリステンセン(1/1) 累積警告によってセルジ・ロベルト、クリステンセンが欠場。負傷者は長期離脱中のバルデとガビの2選手が引き続き不在となる。 初戦からの変更はセルジ・ロベルトに代えてペドリを変更する1点のみとなりそうだ。中盤はデ・ヨングとギュンドアンのドブレピボーテに、ペドリをトップ下気味に配置する形を予想する。 ◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240415_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、マルキーニョス、リュカ、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:バルコラ、デンベレ、ムバッペ 負傷者:DFキンペンベ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。逆にサスペンション明けのハキミが復帰する。負傷者に関しては脳震とうの回復プロトコルを完了したムキエレの復帰によってキンペンベが唯一の欠場となる。 敵地での逆転を目指すという部分で初戦の後半をベースに[4-3-3]の攻撃的な布陣で臨む可能性が高いが、ダニーロやベラウドを組み込んだ[3-4-3]といったオプションの採用も想定されるところだ。 ★注目選手 ◆バルセロナ:FWロベルト・レヴァンドフスキ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240415_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 休養十分のエースが決定的な仕事を期す。1stレグではゴールを奪うことはできなかったものの、元同僚リュカや経験の少ないベラウドを相手に前線の基準点として相手のディフェンスラインをうまくコントロールし、ハフィーニャや中盤の選手たちの活躍を引き出した百戦錬磨のストライカー。 今回の一戦では前がかりに戦ってくる相手に対して、安定したボール保持、カウンターが重要な要素を担うことになり、最前線でボールを収めてスピードのある両ウイングで相手を引っくり返す形を狙っていく中、ポーランド代表FWの仕事が肝となるはずだ。 前々節のラス・パルマス戦での“カードコントロール”によってカディス戦でサスペンションを消化し、今回のPSG戦、週末のレアル・マドリー戦へ万全の準備を整えており、攻守両面でパワーを出しながら勝負を決める決定的な仕事にも期待したい。 ◆パリ・サンジェルマン:FWキリアン・ムバッペ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240415_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 徹底監視をかいくぐってエースの仕事を果たせるか。1stレグでは1点目の起点となるなど、要所で相手に脅威を与えたものの、同胞クンデに両センターバックに封じ込まれて批判の声も少なくない形で試合を終えたパリのエース。 また、来季のエル・ブランコ入りが決定的と報じられる中、週末にエル・クラシコを控える新天地のファンに向けて宿敵撃破というアピールを見せたいところだ。 1stレグでは左サイドを主戦場に後半はデンベレとポジションを入れ替えながら変化は見せたが、単純に一対一の勝負で抑え込まれる場面が多く、個人として決定機に絡めなかった印象が強く、よりオフ・ザ・ボールの動きの質、プレー判断を改善して周囲と連携しながら、相手の堅固な守備網攻略を図りたい。 2024.04.16 18:30 Tue

【CL準々決勝プレビュー】ドルトムントが逆転で11季ぶりか、アトレティコが逃げ切りで7季ぶり準決勝進出か

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ドルトムントvsアトレティコ・マドリーが日本時間16日28:00にキックオフされる。1週間前に行われた1stレグではアトレティコが圧倒した中、2-1で先勝していた一戦だ。 準優勝した2012-13シーズン以来、11季ぶりのベスト4進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開を強いられた中、守護神コベルの奮闘で2失点に凌いだ。そして終盤のFWアラー弾の一撃で、内容を考えれば御の字の1点差負けでホームに戻ってくることに成功している。そのドルトムントは直近のボルシアMG戦でFWマレンが復帰したが、代わってアトレティコ戦同点弾のアラーが負傷し、再離脱となったのは痛い。 一方、2016-17シーズン以来、7季ぶりのベスト4進出を目指すアトレティコは1stレグ、ハイプレスをかけるアグレッシブな戦いを見せて前半のうちに2点のリードを得ることに成功。守備面もほぼ綻びを見せることなく試合を進めていたが、前述のように一瞬の隙を突かれてアラーにゴールを許した。そのアトレティコは直近のジローナとの上位対決をFWグリーズマンのドブレーテで鮮やかに逆転勝利。良い流れでリターンマッチを迎えている。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、マレン FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ、FWアラー 出場停止者:なし アラーが直近のボルシアMG戦で足首を負傷し欠場。1stレグではMFエンメチャを起用する[4-3-3]で臨んだもののハマらず、後半から投入されたMFブラントが好パフォーマンスだっただけに普段通りの[4-2-3-1]で行くと見られる。ボルシアMG戦で復帰したマレンはドイツ『キッカー』によるとスタメン予想となっている。 <div style="text-align:center;">◆アトレティコ◆ 【3-5-2】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:オブラク DF:ヴィツェル、ヒメネス、エルモソ MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、アスピリクエタ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:MFレマル、FWデパイ 出場停止者:MFリーノ 攻守両面で存在感を見せるリーノが累積により出場停止となる。代わって左サイドにはアスピリクエタが入り、ジローナ戦で復帰したエルモソが左センターバックに入るとスペイン『アス』は予想している。 ★注目選手 ◆FWドニエル・マレン(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 3月下旬の代表戦で負傷し、公式戦3試合を欠場していたマレンに注目。ここまでFWフュルクルクと共にチームトップの公式戦13ゴールを挙げている得点源かつチャンスメーカーでもあるドリブラーは、1stレグではゴールシーン以外にチャンスを作れなかったチームにおいてキーマンとなる存在。直近のボルシアMG戦で試運転を終え、逆転突破の懸かる大一番での爆発に期待したい。 ◆FWアルバロ・モラタ(アトレティコ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するアトレティコの注目選手にはモラタを挙げたい。引き分けでも突破となるアトレティコとしては1stレグのようにハイプレスをかける必要はなく、十八番の自陣に引いてロングカウンターを生かしやすい展開に持ち込める。長い距離をドリブルで運べ、フィニッシュに繋げることのできるモラタがアトレティコの準決勝進出のキーマンになりそうだ。 2024.04.16 18:00 Tue

【CL準々決勝プレビュー】元同僚指揮官初対決となるPSGvsバルサの強豪対決

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが、日本時間10日28:00にパルク・デ・プランスでキックオフされる。元同僚指揮官初対決に注目集まる、パリの巨人とカタルーニャの雄の強豪対決第一ラウンドだ。 PSGは、ドルトムント、ミラン、ニューカッスルと今大会屈指の激戦区となった“死の組”をドルトムントに続いて2位通過。ラウンド16ではレアル・ソシエダを相手にエースFWムバッペの2試合連続ゴールの活躍によって2戦合計4-1のスコアで連勝での8強入りを決めた。 一時混戦に巻き込まれつつあったリーグ・アンでは引き分けこそ目立つものの、ライバルの取りこぼしを尻目に安定して勝ち点を重ねて2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中。1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では守護神ドンナルンマやデンベレ、ヴィティーニャらに完全休養を与え、今回のビッグマッチに向けて万全の準備をしてきた。 一方、バルセロナは組み合わせに恵まれたグループステージを首位通過し、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出。ラウンド16では難敵ナポリを相手に敵地での初戦こそ1-1のドローで終えたが、ホームでの2ndレグを3-1で勝利し、2戦合計4-1でベスト8進出を果たした。 連覇を狙うラ・リーガでは直近7勝2分けと復調をみせ、首位のレアル・マドリーと8ポイント差の2位まで順位を上げてきたが、残り試合での逆転は厳しく、CLでのタイトル獲得へより注力したいところだ。前節のラス・パルマス戦をFWハフィーニャのゴールでウノセロと勝ち切ったブラウグラナは、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、中10日と休養十分で敵地へ乗り込む形となっている。 両者の通算成績はバルセロナの5勝4分け4敗とほぼ五分の戦績。ただ、直近の2020-21シーズンのCLラウンド16ではPSGが初戦を4-1、第2戦を1-1で終えてベスト8進出を果たしている。 なお、ルイス・エンリケ監督とチャビ監督はバルセロナで選手として同僚、前者が監督を務めた際に後者が選手として指導を受けた関係にあり、今回の指揮官初対決に大きな注目が集まるところだ。 ◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ドンナルンマ DF:マルキーニョス、リュカ、ベラウド、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFムキエレ、キンペンベ、FWバルコラ 出場停止者:DFハキミ(1/1) 累積警告でハキミが欠場となる。負傷者に関してはクレルモン戦で頭部を負傷したムキエレが欠場となるが、バルコラは全体練習をこなしておりメンバー入りの可能性が高い。 スタメンに関しての注目は本職不在の右サイドバック。マルキーニョスとザイール=エメリの2択となる可能性が高いが、中盤のバランスを考えてマルキーニョスの起用を予想。3トップではムバッペとデンベレの相棒に関してバルコラのぶっつけ本番の起用か、コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスをセンターフォワードに置く形も想定される。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデ、ガビの欠場が確定。いずれもメディカルスタッフの許可待ちで遠征メンバーに入ったフレンキー・デ・ヨング、ペドリに関しては前者は復帰の可能性が高いようだ。 スタメンはデ・ヨングの復帰を前提に前述の11名を予想。デ・ヨングが間に合わない場合はフェルミン・ロペスかセルジ・ロベルトが代役を担うことになる。前線ではハフィーニャのところにフェリックス、フェラン・トーレスが入るオプションもある。 ★注目選手 ◆パリ・サンジェルマン:FWウスマーヌ・デンベレ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣初対戦で存在感示せるか。チャビ監督から全幅の信頼を得て昨シーズンのラ・リーガ制覇に貢献したものの、昨夏PSGに電撃移籍して物議を醸したフランス代表FWはこれが古巣初対戦に。個人としてはこの移籍が正しい選択だったと示すために是が非でも勝ち抜けを決めたいところだ。 新天地では公式戦34試合1ゴール13アシストとチャンスメイクの部分で存在感を示しているが、その高額なサラリーや期待値を鑑みれば、物足りないと言わざるを得ない。そのため、クラブにとって悲願のビッグイヤー獲得に向けてここからの戦いでの活躍が求められるところだ。 今回の一戦では相棒ハキミ不在の中で右ウイングでの起用が見込まれるため、守備にやや難がある対面のカンセロを相手にいかにサイドで優位性を保てるかが、チームにとっても勝利を掴む上での重要なポイントとなるはずだ。 ◆バルセロナ:DFロナルド・アラウホ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ムバッペを止められるか。2戦合計2-5で敗れた前回対戦ではムバッペに合計4ゴールを決められており、その相手のエースを封じ込められるかが、バルセロナの突破のカギを握る。その中で同胞の特徴をよく知る右サイドバックのクンデと共に“エースキラー”として知られるウルグアイ代表DFのパフォーマンスに注目が集まるところだ。 ラ・リーガではムバッペと比較的タイプが近いヴィニシウスを相手にしており、ある程度イメージを掴めている中、できるだけ早い段階でプレーのリズムにアジャストし、周囲と連携しながら抑え込みたい。 来季のレアル・マドリー入りが決定的と見られる中、その前哨戦という意味合いもあるため、持ち味であるタイトなチェックで自由を奪って嫌な印象も与えておきたいところだ。 2024.04.10 18:30 Wed
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