「迷ったら行く」の意識でブンデスのデュエル王になった遠藤航、OA枠での東京五輪は「2回出られると思っていなかった」
2021.05.25 22:35 Tue
日本代表は25日、ミャンマー代表とのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けた合宿2日目を行なった。
オール海外組で行われるミャンマー戦。全選手が集合し、トレーニングを行った。
トレーニング前、MF遠藤航(シュツットガルト)がオンラインのメディア取材に応じ、終了したばかりのブンデスリーガについて語った。
ブンデス1部初挑戦となった遠藤は、シーズン途中からデュエル数がリーグ1位に。そのまま最後まで首位を守りきり、476回でトップとなった。
ドイツでもその評価は高く、スタッツ以外の部分も評価されていたが「あまりそこは考えていなかったですが、マウスピースをつけた理由は6番(ボランチ)の選手がもっと注目されたいということでやっていました」とコメント。「それがドイツ国内というよりは、日本代表を含めての意味合いが強かったです」と、今季から着用しているマウスピースはドイツ向けのイメージ戦略ではなかったと明かした。
インテンシティも高く、屈強な選手も多いブンデスリーガの中で、デュエル勝利数No.1という栄誉は素晴らしいものだが、奪う守備と構える守備については「試合状況によると思っていますが、ベストは良い状態で試合をして自分の間合いでやれるのが良いです」とコメント。「レバークーゼン戦のように点を取りに行く場合は相手のカウンターへの守備対応で、この一対一で勝てるかどうかなので、そこでは勝てないといけないと思う」とし、どちらもしっかりと守れることが重要だとした。
改めて、デュエル勝利数1位については「個人としてはブンデスリーガ1部初めてでどれだけできるかと思っていて、どれだけ勝てるかはシーズン前に意識していました」と語り、「デュエルの勝利数が出てからはより意識して、それを意識したことで達成できたかなと思います」と、意識が変わったと明かした。
守備意識の変化については「感覚的には迷って行かない選択をしていたのを、迷ったら行くという選択にしたことで、奪える距離がより自分の感覚になりました」とコメント。「チーム戦術としても失った後のプレスなども影響していると思います」としながら「個人的な守備で奪う感覚は洗練されたと思います」と、狙った守備がうまくいったことは自信になったようだ。
また、ポジショニングについても「ボールを受けることをかなり意識していて、監督も自分に求めていました」とし、「ディフェンスラインがボールを持った時に、より近くで絡むことを意識していました。相手に触られないポジションを意識したり、トップ下や2シャドーなのかなどはゲームに対応してやっていました」と、相手に合わせて、自身が攻撃時に受ける位置を考えていたと語った。
これは日本代表にも言えることだとし、「代表でもダブルボランチでやることが多いですが、相手によっては自分が落ちたりワンボランチ気味にやったり縦関係なのか横関係なのか、そこは見せていきたいと思います」と、相手の状況に合わせた立ち位置を取りたいと語った。
遠藤は東京オリンピックにオーバーエイジ枠の1人として参加することが決定。6月のA代表の活動には参加せず、U-24日本代表の一員としてプレーする。
若い世代でもデュエルの部分は求められるが「オリンピックに関しては、自分はオーバーエイジとしていくので、この部分や今まで見せてきたブンデスでの一対一の強さを出さないといけないです」とコメント。「自分の間合いでプレーすることと、どんな相手でも止めたいというところです」と、守備の部分での貢献を誓った。
また選ばれたことについては「選ばれたことは光栄に思いますし、個人的にはまさかオリンピックに2回出られると思っていなかったですし、自国の東京で出られるのは光栄です」とコメント。「一方でプレッシャーも感じているので、本大会はしっかり役割を果たしたいと思います」と、意気込みを語った。
その遠藤は、キャプテンとして2016年に行われた前回大会のリオ・デ・ジャネイロ五輪を経験。チームはグループステージで敗退となっていた。
オリンピックについては「初戦で勝てるかどうか、勝ち点1を取れるかどうかです」と初戦の重要性を語り、「予選グループ3試合で突破できるかどうかは、初戦をたとえ落としてもその後のメンタリティをあの大会で感じました」と教訓になっているとコメント。「オーバーエイジとしてできることはメンタル的にチームを支えるなどがあると思います」とし、精神的にチームを支えたいとした。
期待されるのは金メダルだが「チームとしては自国開催でやれるので、どれだけやれるかというよりはメダルを覚悟してやります」とコメント。「個人としてはブンデス1部で戦える部分を見せられたので、ボランチで出ればどの相手にもある程度しっかり守れることを示したいと思います」と、世界を相手にもしっかりと戦えると自信をうかがわせた。
その前に行われるミャンマー戦。3月のモンゴル代表と同様に格下であることは間違いない。ミャンマー戦については「大事なのは自分たちのやるべきことをやること。自分たちにフォーカスをすること」と、相手ではなく、自分たちと向き合うことが大事だとし、「代表としてしっかりやれることを見せていきたいです。個人としても攻撃の良さ、守備での良さを見せることが大事だと思っています」と語った。
オール海外組で行われるミャンマー戦。全選手が集合し、トレーニングを行った。
ブンデス1部初挑戦となった遠藤は、シーズン途中からデュエル数がリーグ1位に。そのまま最後まで首位を守りきり、476回でトップとなった。
ドイツでもその評価は高く、スタッツ以外の部分も評価されていたが「あまりそこは考えていなかったですが、マウスピースをつけた理由は6番(ボランチ)の選手がもっと注目されたいということでやっていました」とコメント。「それがドイツ国内というよりは、日本代表を含めての意味合いが強かったです」と、今季から着用しているマウスピースはドイツ向けのイメージ戦略ではなかったと明かした。
一方で「ドイツでデータと半々の評価が4位ということは知らなかったですが、ドイツ国内で評価されることは嬉しいですし、6番の評価を日本でも変わると良いなと思います」と語り、ボランチの選手への見方が変わってもらいたいと語った。
インテンシティも高く、屈強な選手も多いブンデスリーガの中で、デュエル勝利数No.1という栄誉は素晴らしいものだが、奪う守備と構える守備については「試合状況によると思っていますが、ベストは良い状態で試合をして自分の間合いでやれるのが良いです」とコメント。「レバークーゼン戦のように点を取りに行く場合は相手のカウンターへの守備対応で、この一対一で勝てるかどうかなので、そこでは勝てないといけないと思う」とし、どちらもしっかりと守れることが重要だとした。
改めて、デュエル勝利数1位については「個人としてはブンデスリーガ1部初めてでどれだけできるかと思っていて、どれだけ勝てるかはシーズン前に意識していました」と語り、「デュエルの勝利数が出てからはより意識して、それを意識したことで達成できたかなと思います」と、意識が変わったと明かした。
守備意識の変化については「感覚的には迷って行かない選択をしていたのを、迷ったら行くという選択にしたことで、奪える距離がより自分の感覚になりました」とコメント。「チーム戦術としても失った後のプレスなども影響していると思います」としながら「個人的な守備で奪う感覚は洗練されたと思います」と、狙った守備がうまくいったことは自信になったようだ。
また、ポジショニングについても「ボールを受けることをかなり意識していて、監督も自分に求めていました」とし、「ディフェンスラインがボールを持った時に、より近くで絡むことを意識していました。相手に触られないポジションを意識したり、トップ下や2シャドーなのかなどはゲームに対応してやっていました」と、相手に合わせて、自身が攻撃時に受ける位置を考えていたと語った。
これは日本代表にも言えることだとし、「代表でもダブルボランチでやることが多いですが、相手によっては自分が落ちたりワンボランチ気味にやったり縦関係なのか横関係なのか、そこは見せていきたいと思います」と、相手の状況に合わせた立ち位置を取りたいと語った。
遠藤は東京オリンピックにオーバーエイジ枠の1人として参加することが決定。6月のA代表の活動には参加せず、U-24日本代表の一員としてプレーする。
若い世代でもデュエルの部分は求められるが「オリンピックに関しては、自分はオーバーエイジとしていくので、この部分や今まで見せてきたブンデスでの一対一の強さを出さないといけないです」とコメント。「自分の間合いでプレーすることと、どんな相手でも止めたいというところです」と、守備の部分での貢献を誓った。
また選ばれたことについては「選ばれたことは光栄に思いますし、個人的にはまさかオリンピックに2回出られると思っていなかったですし、自国の東京で出られるのは光栄です」とコメント。「一方でプレッシャーも感じているので、本大会はしっかり役割を果たしたいと思います」と、意気込みを語った。
その遠藤は、キャプテンとして2016年に行われた前回大会のリオ・デ・ジャネイロ五輪を経験。チームはグループステージで敗退となっていた。
オリンピックについては「初戦で勝てるかどうか、勝ち点1を取れるかどうかです」と初戦の重要性を語り、「予選グループ3試合で突破できるかどうかは、初戦をたとえ落としてもその後のメンタリティをあの大会で感じました」と教訓になっているとコメント。「オーバーエイジとしてできることはメンタル的にチームを支えるなどがあると思います」とし、精神的にチームを支えたいとした。
期待されるのは金メダルだが「チームとしては自国開催でやれるので、どれだけやれるかというよりはメダルを覚悟してやります」とコメント。「個人としてはブンデス1部で戦える部分を見せられたので、ボランチで出ればどの相手にもある程度しっかり守れることを示したいと思います」と、世界を相手にもしっかりと戦えると自信をうかがわせた。
その前に行われるミャンマー戦。3月のモンゴル代表と同様に格下であることは間違いない。ミャンマー戦については「大事なのは自分たちのやるべきことをやること。自分たちにフォーカスをすること」と、相手ではなく、自分たちと向き合うことが大事だとし、「代表としてしっかりやれることを見せていきたいです。個人としても攻撃の良さ、守備での良さを見せることが大事だと思っています」と語った。
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