ケルンがボルナウの値千金今季初弾で自動降格回避! 入れ替え戦での残留目指す《ブンデスリーガ》

2021.05.23 00:59 Sun
Getty Images
ブンデスリーガ最終節、ケルンvsシャルケが22日にライン・エネルギエ・シュタディオンで行われ、ホームのケルンが1-0で勝利した。
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直近2戦未勝利で16位のブレーメン(勝ち点30)と1ポイント差の17位で最終節を迎えたケルン(勝ち点30)は、逆転での残留を懸けてすでに降格が決定している最下位のシャルケ(勝ち点16)との一戦に臨んだ。
立ち上がりからホームのケルンが押し込む入りを見せるが、最後の局面で精度を欠きフィニッシュまで持ち込めない状況が続く。

それでも、20分を過ぎて良い形を作り始めると、23分にはボックス右に抜け出したシュミッツがGKフェールマンに好守を強いる最初の決定機を創出。さらに、畳みかけるケルンは26分にも波状攻撃からボックス内のカインツが鋭いシュートを枠に飛ばすが、これも相手GKのセーブに遭う。

すると、良い流れの中でゴールをこじ開けられなかったホームチームは徐々にシャルケに押し返される場面が増え、最低限の0-0で試合を折り返した。
ハーフタイムにブレーメンの1点ビハインドの情報を聞いたか、よりアグレッシブな入りを見せたケルンは開始直後にビッグチャンス。47分、ボックス右でボールを受けたヘクターがDFムスタフィの股間を抜く鋭いシュートをニア下に飛ばしたが、ここはGKフェールマンのビッグセーブに遭う。

その後も優勢に試合を運びながらもゴールが遠いケルンは積極的に攻撃的なカードを切っていく。71分にはセットプレーの流れからアンデションがゴールネットを揺らすが、これはオンフィールドレビューの結果、オフサイドの判定が下されて先制のチャンスを逸した。

それでも、諦めずに攻勢を続けるホームチームは伏兵が値千金のゴールを奪う。86分、ヘクターの粘りから波状攻撃に持ち込むと、ボックス右でキープしたティールマンが正確な浮き球のクロスをファーへ供給。これをパワープレー要員として攻め残っていた190cmの長身DFのボルナウが頭で合わせ、今シーズンの初ゴールとした。

土壇場でようやくゴールをこじ開けたケルンはすぐさま守備的なカードを切って逃げ切り態勢に入ると、このまま1-0のスコアで試合をクローズ。この結果、同時刻開催の試合でブレーメンが敗れたことで、逆転での自動降格回避となった。

そして、今月26日と29日に予定されるブンデスリーガ2部3位チームとの昇格・降格プレーオフで2シーズン連続の1部残留を目指すことになった。

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