見事な逆転劇で鳥栖が3試合ぶりの勝利!鹿島は9試合ぶりの敗戦で相馬体制初の黒星【明治安田J1第15節】
2021.05.22 16:23 Sat
明治安田生命J1リーグ第15節の1試合が22日に駅前不動産スタジアムで行われ、ホームのサガン鳥栖が2-1で鹿島アントラーズを下した。
前節の大分トリニータ戦は先制しながらも追い付かれてドローに終わった鳥栖。終盤にはPKを献上するも、GK朴一圭のビッグセーブで辛うじて勝ち点1を拾い、5戦負けなしとした。今節はスタメンを1人変更し、U-24日本代表に選出された林が8試合ぶりにベンチからのスタートとなった。
一方の鹿島は横浜F・マリノス戦を壮絶な打ち合いの末に制して4連勝を達成し、8戦負けなしと好調を保つ。気がかりなのは相馬監督の就任以来、リーグ戦では初の複数失点を喫した守備陣か。その最終ラインには出場停止の常本に代わり、およそ2カ月ぶりに広瀬が名を連ねた。
コンパクトな陣形を組む鹿島に対し、ボールを握る鳥栖はアンカーを経由して左右へボールを散らして相手を揺さぶり、機を見て縦パスを差し込んでそれをスイッチにギアを上げる。鹿島は[4-4-2]のソリッドな守備と球際への鋭いアプローチで、奪ってから早い攻撃で好機をうかがう。
最初のシュートチャンスを作ったのは鳥栖。8分、左サイドの深い位置で本田がキープして折り返し、ペナルティエリア内で山下が収めて後ろへ下げる。仙頭が受けてぺアルティアークの左から狙うもGK沖に阻まれた。
鳥栖は30分にCKのこぼれ球を拾った松岡がシュート。これは阻まれるも波状攻撃から右サイドの飯野にボールがわたると、緩急を使ってDF2人の間を突破。ペナルティエリア右から低く速いクロスを入れるが、GK沖にはじき出されてエドゥアルドには通らない。
前半終了間際には鹿島にビッグチャンスが訪れる。土居がボックス内で収めて右へはたき、松村のクロスをファーから走り込んできた白崎がヘディングシュートを。しかし、クロスバーにはじかれた。
ビハインドで折り返した鳥栖だが、後半早々に追い付いて見せる。中野伸哉の縦パスに中野嘉大が反応し、寄せてきたDFを縦に抜いて左から低クロス。GK沖がはじいたところにいち早く反応した山下がプッシュし、試合を振り出しに戻した。
攻勢を強める鳥栖は58分、本田に代えて林をピッチに送り出すと、早速その林がキープ力を生かしてペナルティエリア手前の右でファウルをもらう。FKの流れからこぼれ球を松岡がダイレクトで狙うも、アウトサイドにかかり過ぎたか、枠の右へそれた。
72分にはCKのこぼれ球を拾った松岡のボックス右へ送った浮き球を山下が頭で折り返すと、ゴール前の混戦から樋口が押し込んでネットを揺らす。だが、山下の位置がオフサイドと判定された。さらにその4分後には、小屋松が中野伸哉から縦パスを引き出して深い位置からグラウンダーのクロスを送り、ゴール前で樋口が合わせるも、当たり損ねて枠の右へそれてしまう。
それでも、ホームのサポーターに勝利を届けたい鳥栖の猛攻は79分に実る。左サイドからの小屋松のクロスはクリアされるも、流れたボールをボックスの右で仙頭が拾って二次攻撃へ。丁寧なパスを小さく左に出すと、樋口が右足を一閃。強烈な一撃が左隅に突き刺さり、鳥栖が逆転に成功した。
追い掛ける展開となった鹿島は後半のアディショナルタイムに決定機を迎える。レオ・シルバの落としを永戸が受け、左の深い位置からクロスを送る。遠藤がフリーで合わせるも、枠を捉えられない。
終盤は押し込まれた鳥栖だったが鹿島の反撃をしのぎ切り、最少失点にとどめて3試合ぶりの勝利をつかんだ。
サガン鳥栖 2-1 鹿島アントラーズ
【鳥栖】
山下敬大(後5)
樋口雄太(後34)
【鹿島】
松村優太(前14)
前節の大分トリニータ戦は先制しながらも追い付かれてドローに終わった鳥栖。終盤にはPKを献上するも、GK朴一圭のビッグセーブで辛うじて勝ち点1を拾い、5戦負けなしとした。今節はスタメンを1人変更し、U-24日本代表に選出された林が8試合ぶりにベンチからのスタートとなった。
コンパクトな陣形を組む鹿島に対し、ボールを握る鳥栖はアンカーを経由して左右へボールを散らして相手を揺さぶり、機を見て縦パスを差し込んでそれをスイッチにギアを上げる。鹿島は[4-4-2]のソリッドな守備と球際への鋭いアプローチで、奪ってから早い攻撃で好機をうかがう。
最初のシュートチャンスを作ったのは鳥栖。8分、左サイドの深い位置で本田がキープして折り返し、ペナルティエリア内で山下が収めて後ろへ下げる。仙頭が受けてぺアルティアークの左から狙うもGK沖に阻まれた。
14分には鳥栖の隙を突いて鹿島が試合を動かす。敵陣センターサークル内でFKで三竿がクイックリスタート。ボールを流しながらルックアップした土居がスルーパスを送り、斜めに走り込んだ松村がペナルティエリアの右から右足を振り抜くと、シュートはエドゥアルドに当たってゴールに吸い込まれた。畳みかける鹿島は、直後にも土居のマイナスの折り返しに白崎が右足で合わせるも、バーの上へ外れた。
鳥栖は30分にCKのこぼれ球を拾った松岡がシュート。これは阻まれるも波状攻撃から右サイドの飯野にボールがわたると、緩急を使ってDF2人の間を突破。ペナルティエリア右から低く速いクロスを入れるが、GK沖にはじき出されてエドゥアルドには通らない。
前半終了間際には鹿島にビッグチャンスが訪れる。土居がボックス内で収めて右へはたき、松村のクロスをファーから走り込んできた白崎がヘディングシュートを。しかし、クロスバーにはじかれた。
ビハインドで折り返した鳥栖だが、後半早々に追い付いて見せる。中野伸哉の縦パスに中野嘉大が反応し、寄せてきたDFを縦に抜いて左から低クロス。GK沖がはじいたところにいち早く反応した山下がプッシュし、試合を振り出しに戻した。
攻勢を強める鳥栖は58分、本田に代えて林をピッチに送り出すと、早速その林がキープ力を生かしてペナルティエリア手前の右でファウルをもらう。FKの流れからこぼれ球を松岡がダイレクトで狙うも、アウトサイドにかかり過ぎたか、枠の右へそれた。
72分にはCKのこぼれ球を拾った松岡のボックス右へ送った浮き球を山下が頭で折り返すと、ゴール前の混戦から樋口が押し込んでネットを揺らす。だが、山下の位置がオフサイドと判定された。さらにその4分後には、小屋松が中野伸哉から縦パスを引き出して深い位置からグラウンダーのクロスを送り、ゴール前で樋口が合わせるも、当たり損ねて枠の右へそれてしまう。
それでも、ホームのサポーターに勝利を届けたい鳥栖の猛攻は79分に実る。左サイドからの小屋松のクロスはクリアされるも、流れたボールをボックスの右で仙頭が拾って二次攻撃へ。丁寧なパスを小さく左に出すと、樋口が右足を一閃。強烈な一撃が左隅に突き刺さり、鳥栖が逆転に成功した。
追い掛ける展開となった鹿島は後半のアディショナルタイムに決定機を迎える。レオ・シルバの落としを永戸が受け、左の深い位置からクロスを送る。遠藤がフリーで合わせるも、枠を捉えられない。
終盤は押し込まれた鳥栖だったが鹿島の反撃をしのぎ切り、最少失点にとどめて3試合ぶりの勝利をつかんだ。
サガン鳥栖 2-1 鹿島アントラーズ
【鳥栖】
山下敬大(後5)
樋口雄太(後34)
【鹿島】
松村優太(前14)
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